2019年2月20日、マキタから待望の18Vコードレスクリーナー新型モデルが発売されました!
今回18Vリチウムイオンバッテリーシリーズに追加ラインナップされたのはCL280FD/CL281FD/CL282FDの3機種。
外観こそ目立ったデザイン変更等は無いものの、細かいところに目を向けてみると随所に大幅な仕様変更が施されています!
バッテリー等はモデルチェンジされておらず従来通りの18Vリチウムイオンバッテリーを使い回せますので従来機からの代替をお考えの方もご安心を!
ただし、18Vライトバッテリは非対応となりますのでご注意ください。
●2019年2月、マキタから18Vバッテリ仕様の新型掃除機が3モデルが発売された
●マキタ史上最大の吸引力を誇り、パイプロック機能や新しいスイッチ方式などが搭載された
●新型3モデルの中で筆者が自信を持っておすすめする掃除機はCL281FDとCL282FD
●新型掃除機を動画でサクッと知りたい方は記事の一番下にある動画をご覧ください!ここをクリック(タップ)でジャンプできます!
新型の注目ポイント
まず注目すべきはなんと言っても吸引力の大幅アップ!業界初となるブラシレスモーター搭載と内部構造見直しにより吸込み仕事率は驚愕の60Wを実現!
従来型の約1.6倍!マキタコードレスクリーナー史上最強の吸引力です!!
しかも電動工具に使用されているボールベアリング仕様のブラシレスモーターを搭載しているので耐久性も従来品の約2倍!
そして低騒音、低振動!吸引モードは従来型は「ハイ/ロー」2モードだったのに対し、新型は「パワフル/強/標準」の3モードと吸引モードも1個増えました!(CL280FDは1モード固定で吸込み仕事率45W)
これだけの仕様変更でもマキタの新型掃除機半端ないって!と、思うのですが、今回の新型モデルでは、そのほかにも本体ノズルにワンタッチパイプロック機構が付いたり、そのロック機構対応の新型サイクロンアタッチメント、更にはその新型ロック付きサイクロンアタッチメントを取り付けても掃除機本体が長くならなくて済むショートパイプ340mmなどが同時発売!
ユーザビリティの向上に繋がる機能やパーツも登場しました!マキタ新型クリーナー2019は注目度マックスです!細かい点で言えばまだ仕様変更点、新型備品等もあるので、続きは記事を読みすすめていただければと思います!
- ブラシレスモータ搭載で吸引力大幅アップ60W(CL280FDは45W)
- ワンタッチパイプロック機構搭載
- 3段階吸引モード(CL281FD/CL282FD)
- トリガ+スライドスイッチ(CL280FD)
- ロック機構対応新型サイクロンアタッチメント登場
- サイクロンアタッチメント用ショートパイプ登場(ストレートパイプ340)
- 新型高機能フィルタEX登場(CL280FD/CL281FD)
- 新型HEPAフィルタ登場(CL280FD/CL281FD)
サイクロンアタッチメント、ストレートパイプ340、HEPAフィルタは別売り品だったり、セット品に含まれるものです。
基本仕様情報
項目 | CL280FD | CL281FD | CL282FD |
---|---|---|---|
バッテリ | 18Vリチウムイオンバッテリー | ||
スイッチ方式 | スライド+トリガ (切替なし) | ワンタッチ 3段階切替 | ワンタッチ 3段階切替 |
集塵方式 | カプセル式 | カプセル式 | 紙パック式 |
集塵容量 | 750ml | 750ml | 高機能ダストバッグ500ml 紙パック330ml |
吸込み仕事率 | 45W | パワフル60W/強42W/標準15W | パワフル60W/強42W/標準15W |
吸込み仕事率 (別売りフィルタ、ダストバッグ装着時) | 50W (別売りフィルタ使用時) | パワフル65W/強48W/標準17W (別売りフィルタ使用時) | パワフル65W/強48W/標準17W (別売りダストバッグ使用時) |
連続使用時間目安※1 | 20分 | パワフル15分/強20分/標準50分 | パワフル15分/強20分/標準50分 |
高輝度LEDライト※2 | あり | あり | あり |
フル充電時間目安※3 | 22分 | 22分 | 22分 |
重さ※4 | 約1.4kg | 約1.4kg | 1.5kg |
サイズmm長さ×幅×高さ (パイプ、ノズル付き時) | 1016×113×155 | 1016×113×154 | 1016×114×154 |
保証 | 購入から1年間※消耗品やバッテリを除く |
※1:BL1860B(3.0Ah)使用時
※2:バッテリ残量警告時は赤点滅
※3:BL1830バッテリをDC18RFで充電した場合
※4:3.0Ahバッテリ装着、ノズルやパイプ非装着時
マキタというメーカーを掃除機で知った方も多いと思いますが、もともとマキタは創業から100年以上続く日本最大手の電動工具メーカーです。国内電動工具シェア1位、世界シェア4位の実績は、圧倒的信頼性を裏付けるものとなっています。マキタ掃除機は機動性と耐久性も高く、しかも急速充電可能ということで、新幹線掃除業者からも愛用されている事で有名です。
モデル識別記号の意味(ラインナップ/価格)
この度CL280FD/CL281FD/CL282FDが販売されましたが、これらの掃除機型式のCL○○○-FDの後には更に記号が続き、その記号の違いによりセット内容がそれぞれ異なります。
ご購入の際はお間違えの無い様ご注意ください。このマキタのモデル型式識別記号、初めてマキタ掃除機を買う方が見たら訳が分からないですからね!
型式 | セット内容 | 価格(税別) |
---|---|---|
CL280FDFCW | ●バッテリBL1830B(3.0Ah) ●充電器DC18RF ●サイクロンアタッチメント ●高機能フィルタEX ●T字ノズル、サッシノズル&ホルダ、ストレートパイプ340mm | 44900円 |
CL280FDRFW | ●バッテリBL1830B(3.0Ah) ●充電器DC18RF ●高機能フィルタEX ●T字ノズル、サッシノズル&ホルダ、ストレートパイプ | 41900円 |
CL280FDZW (本体のみ) | ●高機能フィルタEX ●T字ノズル、サッシノズル&ホルダ、ストレートパイプ | 16000円 |
CL281FDFCW | ●バッテリBL1830B(3.0Ah) ●充電器DC18RF ●サイクロンアタッチメント ●高機能フィルタEX ●T字ノズル、サッシノズル&ホルダ、ストレートパイプ340mm | 46000円 |
CL281FDRFW | ●バッテリBL1830B(3.0Ah) ●充電器DC18RF ●高機能フィルタEX ●T字ノズル、サッシノズル&ホルダ、ストレートパイプ | 43000円 |
CL281FDZW (本体のみ) | ●高機能フィルタEX ●T字ノズル、サッシノズル&ホルダ、ストレートパイプ | 17100円 |
CL282FDFCW | ●バッテリBL1830B(3.0Ah) ●充電器DC18RF ●サイクロンアタッチメント ●紙パック10枚 ●高機能ダストバッグ1個 ●T字ノズル、サッシノズル&ホルダ、ストレートパイプ340mm | 46600円 |
CL282FDRFW | ●バッテリBL1830B(3.0Ah) ●充電器DC18RF ●紙パック10枚 ●高機能ダストバッグ1個 ●T字ノズル、サッシノズル&ホルダ、ストレートパイプ | 43600円 |
CL282FDZW (本体のみ) | ●紙パック10枚 ●高機能ダストバッグ1個 ●T字ノズル、サッシノズル&ホルダ、ストレートパイプ | 17700 |
FDFCW/FDRFW/FDZWの違いはセット内容
マキタ新型掃除機は、3機種ともセット内容が異なる「新型ロック付きサイクロンアタッチメント付きフルセット(FCW)」「通常のフルセット(RFW)」「本体のみの(ZW)」の3ラインナップが存在します。
サイクロンアタッチメント付きフルセットの方はアタッチメントを装着しても全長が長くならないショートパイプ(ストレートパイプ340mm)が付属します。
現在3機種とも掃除機本体カラーはスノーホワイトのみですが、今後別カラーが登場すると更に識別記号が増える形になります。いや~ややこしいですが、ザックリまとめると以下の通りです!
●今回発売された新型掃除機は3機種、セット内容が異なる3ラインナップがある
●末尾記号FCWはサイクロンアタッチメント付きフルセット
●末尾記号RFWは通常のフルセット
●末尾記号ZWは本体のみ
※サイクロンアタッチメント付きフルセットは今回の新型からラインナップに追加されました。従来モデルにはありませんでした。
初めてマキタ18掃除機を購入する方はバッテリと充電器が付属する末尾記号FCWかRFW、どちらかのフルセット品を選ぶ事になりますね!すでにマキタ18Vバッテリーをお持ちの方や、従来モデルからの代替の方は本体のみの末尾記号DZの本体のみモデルを購入すれば良いわけです!
マキタの掃除機はアマゾンや楽天市場、Yahooショッピングといった通販サイト、またはマキタを取り扱う道具屋さん、金物屋さん、ホームセンター等で購入することが出来ます。全国にあるマキタ営業所で直接掃除機を購入することは、基本的に出来ません。※実際に電話をして確認済み
バッテリ種類と対応充電器
CL280FD/CL281FD/CL282FDの使用バッテリはマキタリチウムイオンバッテリーシリーズの18Vとなります。
14.4Vバッテリーも取り付けられ運転可能ですが、本来の吸込み仕事率を発揮できませんので、できれば18Vバッテリを使用した方が良いと思います。
なお、ホームセンター等でよく見られるマキタ18Vライトバッテリは使用できませんのでご注意ください!
18Vライトバッテリーとは、マキタが展開する家庭用DIY向け電動工具用のバッテリの事です。今回新発売した掃除機3機種に対応するバッテリはマキタ最上位モデル、いわゆるプロ用の18Vリチウムイオンバッテリとなります。電圧は同じですが、差込口形状が異なり互換性はありません。簡単な見分け方として、ライトバッテリはバッテリ上部が白で下が黒のツートンカラー。プロ用の18Vバッテリはバッテリ全体が黒となっております。
また、通販サイトなどで激安の海外製マキタリチウムイオンバッテリーシリーズ18V互換バッテリというものが売られていますが、それらの中身は粗悪なセルが使用されていたり、安全回路の設計がしっかりされていない事が多いですので、おすすめしません。安さに釣られないように注意したほうが良いと思います。互換バッテリが発火したり、爆発した事例もあるようです。
現在マキタでは18Vバッテリを充電できる充電器が何種類かあるのですが、今回の新型掃除機のフルセットに付属してくるのは「DC18RF」という型式の充電器です。
「DC18RF」は現在マキタでリリースしている充電器の中で最速の充電時間を誇る急速充電器となっております。DC18RFには充電完了メロディ機能やスマホ充電ができるUSB出力端子(2.1A)も付いています。メロディは無音含む6パターン選択可能です。
バッテリ名 | 容量 | 充電時間 | 充電器 |
---|---|---|---|
BL1815N | 1.5Ah | 約15分 | DC18RF |
BL1820B | 2.0Ah | 約24分 | |
BL1830B | 3.0Ah | 約22分 | |
BL1840B | 4.0Ah | 約36分 | |
BL1850B | 5.0Ah | 約45分 | |
BL1860B | 6.0Ah | 約55分 |
マキタ車載専用充電器DC18SE
あまり知られていませんが、マキタ18Vバッテリー(14.4VもOK)をクルマのシガーライターソケットを利用して充電することができる別売り車載専用充電器「DC18SE」というものもあります。
この充電器があれば、クルマで移動中にマキタバッテリーを充電できますので、掃除機を車で使うことが多かったり、出先で使うことが多い方には結構便利なのではないでしょうか!?
ただし、バッテリの充電時間は家庭用電源AC100Vを使うDC18RFより劣ってしまい、充電時間が約2倍遅くなってしまいます。
ちなみにこちらの充電器DC18SEは一般的な乗用車に搭載されているバッテリー12V仕様とトラックなどに使用される24V仕様バッテリー両方に対応しておりますので、使い勝手は良いですよ!
バッテリ名 | 容量 | 充電時間 | 充電器 |
---|---|---|---|
BL1815N | 1.5Ah | 約30分 | DC18SE |
BL1820B | 2.0Ah | 約45分 | |
BL1830B | 3.0Ah | 約60分 | |
BL1840B | 4.0Ah | 約90分 | |
BL1850B | 5.0Ah | 約110分 | |
BL1860B | 6.0Ah | 約130分 |
バッテリ別連続使用時間目安
フルセット品を購入すると標準でBL1830B(3.0Ah)バッテリが付属してきますが、更に連続運転時間を延ばしたい場合は別売りの大容量バッテリ装着して簡単にグレードアップする事もできます。ただし、基本的に大容量バッテリは結構重く、掃除機の機動性が失われる欠点を持っています。
逆に連続運転時間は短くなってしまっても、もっと軽量なバッテリーが欲しい場合は小容量バッテリーを購入して取り付ければOKです!連続使用時間は短くなりますが、軽量な掃除機は機動性がよく腕への負担がかなり軽減されます。
小容量軽量バッテリを複数所持し、連続運転時間が短くなった分を補うという使い方もお勧めです。
バッテリ | 重量 | CL280FD | CL281FD | CL282FD |
---|---|---|---|---|
BL1815N | 約340g | モードなし | パワフル/強/標準 | パワフル/強/標準 |
BL1820B | 約370g | モードなし | パワフル/強/標準 | パワフル/強/標準 |
BL1830B | 約607g | 約20分 | パワフル:約15分 強:約20分 標準:約50分 | パワフル:約15分 強:約20分 標準:約50分 |
BL1840B | 約615g | モードなし | パワフル/強/標準 | パワフル/強/標準 |
BL1850B | 約635g | モードなし | パワフル/強/標準 | パワフル/強/標準 |
BL1860B | 約660g | モードなし | パワフル/強/標準 | パワフル/強/標準 |
●大容量バッテリは連続運転時間を延ばす事が出来ますが、価格が高く、重量も嵩みます。
●小容量バッテリは連続運転時間が短いですが、低価格で軽量となります。
●小容量軽量バッテリを複数所持し、運転時間を延ばす方法も有効です。
カプセル式と紙パック式の違い
今回発売されたマキタ新型掃除機にはカプセル集塵タイプ(CL280FD/CL281FD)と紙パック集塵タイプ(CL282FD)の2タイプの集塵方式が採用されています。それぞれ特徴がありますので、簡単に解説させて頂きます。
カプセル式掃除機とは
カプセル式掃除機とは、吸ったゴミを本体のカプセルに集塵するタイプの掃除機の事を言います。紙パック式よりも集塵容量が多く、溜まったゴミはカプセルをひねって簡単に捨てる事ができます。
いつでも手軽にゴミを捨てる事ができるので、吸引力を維持し易いですし、紙パックを使用しなくて済みますので経済的です。また、紙パックを取り付ける機構がな無い分、構造が簡単で紙パック式掃除機より約100g軽いという特徴もあります。
紙パック式掃除機とは
紙パック式掃除機とは、掃除機本体のフロントカバーを開けたところに使い捨ての紙パック、又は高機能ダストバッグ、ダストバッグを取り付け、ゴミを集塵する掃除機の事を言います。
紙パックを使用時はゴミが溜まったらそのまま紙パックごと捨てる事が出来て楽チンなのですが、紙パックの買い替えコストがかかったり、紙パックの付け替えが面倒だったりというデメリットもあります。
高機能ダストバッグ、ダストバッグを使用しているときは、バッグの中に溜まったゴミのみを捨てることで、再利用することができますが、ゴミがバッグに引っかかり、意外とゴミ捨てに手間がかかり、手も汚れます。
また、カプセル式掃除機よりも少しだけ掃除機の構造が複雑なため、重量がカプセル式掃除機よりも100g程重いです。
マキタ史上最強の吸引力
以下の表はマキタ主要現行掃除機の吸込み仕事率をランキング形式でまとめた一覧表です。今回登場した3機種は従来品の吸込み仕事率を凌駕する数値で、頭一つ出し抜けている形となりました。
ダイソンのようなモーターヘッドは搭載されていないものに、そのぶんヘッドが軽く取り回しが快適且つ十分なパワーも兼ね備えているコードレスクリーナーと言えます。
※2019年2月時点のデータ
順位 | モデル名 | 吸込み仕事率 |
---|---|---|
1 | CL282FDRFW | パワフル60w/強42w/標準15w |
1 | CL281FDRFW | パワフル60w/強42w/標準15w |
2 | CL280FDRFW | 45w |
3 | CL182FDRFW | 強37w/標準10w |
3 | CL181FDRFW | 強37w/標準10w |
3 | CL180FDRFW | 37w |
4 | CL107FDSHW | パワフル32w/強20w/標準5w |
5 | CL108FDSHW | パワフル30w/強20w/標準5w |
6 | CL142FDRFW | 強29w/標準10w |
6 | CL141FDRFW | 強29w/標準10w |
6 | CL140FDRFW | 29w |
7 | CL105DWN | パワフル23w/強14w/標準5w |
8 | CL110DW | 21w |
9 | CL105DW | パワフル20w/強14w/標準5w |
10 | CL106FDSHW | 19w |
11 | CL102DW | 強14w/標準5w |
11 | CL100DW | 14w |
11 | CL072DSH | 強14w/標準5w |
11 | CL070DSH | 14w |
マキタの競合ライバルメーカーであるハイコーキ(旧日立工機)の現行掃除機最強の機種でも最大吸込み仕事率は40W。今後ハイコーキもブラシレスモーターを搭載したり、ハイコーキの強みである「マルチボルト機能」を生かし、マキタに負けないハイパワー新型掃除機をリリースするかもしれませんね!コードレスクリーナー戦国時代突入の予感です。というか、すでに突入しているかもしれませんね。
吸引力大幅アップで活用の幅も拡大
今までのマキタ充電式クリーナーは最も吸込み仕事率が高いモデルでも37Wしかなく、掃除機がけをする場所によってはどうしても力不足を感じてしまう部分がありました。
しかし、今回吸込み仕事率が大幅にアップし、60Wとなったことで、従来モデルでは弱点とされた長毛じゅうたんや布団の根元に入り込んだゴミの掃除機がけにもしっかり対応できるようになったと思います。
無論、100Vコード式のハイパワー吸引力には適わないものの、コードレスクリーナーでこれだけの吸引力があれば、それほど不満にはならないでしょう。
下記表は私が実際にCL282FDを使用してみて感じたシーン別快適度です。個人による主観ですが参考になれば幸いです。
※記号の意味:◎最適/〇適/△あまり適さない/×不適
※画像タップで拡大表示
※じゅうたんや布団類に大量に絡み付いたペットの毛や糸くず等は標準付属のノズルだと吸込み難いと思います。その場合、別売りされているじゅうたんノズルを装着すると良いと思います。
シーン別使用適応度 | ||
---|---|---|
フローリング | ◎最適 | |
畳 | ◎最適 | |
クッションフロア | ◎最適 | |
タイル(玄関等)、土間コンクリート | ◎最適 | |
短毛じゅうたん | ◎最適 | |
長毛じゅうたん | ○適 | |
布団、毛布 | ○適 | |
絨毯カーマット | ○適 | |
ゴムカーマット | ◎最適 | |
クルマのシート(繊維生地) | ○適 | |
クルマのシート(レザー生地) | ◎最適 | |
布団圧縮袋 | ◎最適 |
掃除機の吸い込み仕事率や吸引力はカタログに記載されているものの、その数値がどれ位のパワーなのかはイメージし難いものです。実際にどれ位の強さで吸い込むことが出来るのか!?自分の用途に見合ったパワーを満たしているかを知るには、やはり自分で使って確かめるしかありません。掃除機を買った後に想像と違ったなどと言うことはよくある話です。掃除機選びで失敗しないためにも、購入前に一度実機で吸引力や使い勝手を確認する事を強くおすすめします。マキタ掃除機の実機はマキタ販売店の金物屋さん、道具屋さん等へ行けば使わせてもらえるはずです。掃除機の吸引力を個人の主観が入ったレビューブログや、通販のカスタマーレビューだけで判断するのはあまりおすすめ出来ません。
新型掃除機に標準付属してくるノズルはT型ノズル、サッシノズル、ストレートパイプの3つです。状況に応じてノズル類を着脱可能ですので、ハンディタイプで使ったり、立ったまま楽な姿勢で掃除機がけができるスティックタイプとして使う事もできます。
CL280FD/CL281FD/CL282FD共通の新機能
マキタ新型掃除機3機種に装備された新機能をパンフレットに掲載されているものから、マキタ掃除機マニアにしか分からないであろう細かいところまでご紹介!
従来型18V掃除機「CL180FD、CL181FD、CL182FD」には無かった新機能が沢山付いていますので、従来型掃除機との比較にもなればと思います。
掃除機のデザインはパッと見だと新旧さほど違いが無いように見えますが、マニア目線で細かいところを見ていくと新旧の違いは結構あります!
高効率ブラシレスモーター搭載
従来型のマキタ充電式クリーナーはブラシ付きモーターを採用していましたが、今回の新型マキタ充電式クリーナーはマキタ電動工具のハイエンドモデルにも使用されている「高効率ブラシレスモーター(ボールベアリング軸受け仕様)」を採用。これにより内部構造の変更も相まって、大幅な吸引力アップ、高耐久性を実現しています。
低騒音&低振動
排気口に吸音性の優れた穴あき吸音スポンジを配置してハイパワーながらモーター駆動音を遮断し低騒音を実現。従来型クリーナーの排気フィルタはーにはなかった新機能です。モーターケースは「エラストマー」とよばれる防振性に優れたゴムで覆われた一体形状になっており、低振動化、長時間の掃除機がけも快適に行えるようになっています。
パイプロックボタン
従来型のマキタ充電式クリーナーはストレートパイプと本体ノズルの差込み加減では、パイプが外れやすいというユーザー口コミが多くみられました。
力強く回しながらねじ込む事でパイプは外れ難くなりますが、女性や年配者の方々にとっては少しハードルが高い装着方法といえます。
今回新型で採用されたワンタッチパイプロック機構は本体とパイプをワンタッチで簡単に差し込むことで取り付けられ、パイプ外れの不安を解消しました。
パイプを外すときはロックボタンを押してパイプを引き抜くだけと、強い力も必要ありません。従来型のパイプ着脱よりかなり楽になりました!
ストレートパイプ先端やT型ノズル、サッシノズルにはロック機能はなく、従来通り回しながらねじ込んで取り付ける形となります。
先端ノズルにはロック機能がないものの、もちろん本体の差込口に取り付けることもできますので、小回りの利くハンディ機としても使えます。
斜めカットストレートパイプ
従来型のクリーナーストレートパイプは先端が直角にカットされたものでしたので、立ちながらの掃除機がけだと、床に対して角度が付き、隙間が多く、吸引損失がみられました。
新型のストレートパイプは斜めにカット(スラッシュカット)されていますので、立ちながら掃除機がけでも床との余分な隙間が少なくなり、効率的な掃除機がけができるようになりました。
また、パイプ先端には△マークが刻印されており、それを各ノズルパイプのパーティングライン(パイプに薄く見える線のこと)に合わせることで、ノズルを正しい位置に取り付けられる工夫も施されていますね!
従来型はこういった目印がなかったので、ノズルをセンターに取り付けるのが意外と難しく、ずれてしまい、ノズルヘッド可動域が左右非対称になって掃除機がけし難くなる事が多々ありましたからね!この新機能も地味に助かります!
防振バッテリマウント
新型掃除機のバッテリマウント部後部には、マキタの回転系電動工具、インパクトドライバーなどにも採用されている防振ゴム「ラバーピン」が二箇所に装備されています。
マキタマニアならご存知かも知れませんが、この防振ゴムがあると無いとでは、バッテリの納まり「ガタツキ具合」が結構違い、ゴムがあるとバッテリのガタツキがほぼ無くなり、無駄な振動が減ります。
この新機能は取説やマキタのパンフレット、ネットなど、今現在どこにも情報が無かったので、気付く人は少ないと思います。私は見た瞬間気が付きましたけども(笑)
バッテリターミナルの色の違い(従来型は黄色で新型は黒)に関しては使用モーターによる違いです。
黄色のターミナルが直流マグネットモーター用で、黒のターミナルがブラシレスモーター用となっています。これも無駄知識ですが、マキタ好きは知っておいて損は無いずです!
底部保護ラバー
新型掃除機底部に注目!掃除機を地下置きした際、ボディが床に直接触れない様、ラバープロテクターが装備されています。
従来型掃除機の底部にはプロテクターが無く、掃除機を床へ地下置きしたとき、特にコンクリート面などの粗い床に置いた場合、ボディに深い傷が付く事がありました。それをラバープロテクターを装着する事で克服しています。
また、ラバープロテクターが無い従来型だと、底部の傷が「ギザギザ」になり酷くなりすぎた際、綺麗なフローリングなどに掃除機を置くと、フローリング側に微傷が付くこともありましたが、そのような心配も減りましたね。新型掃除機は色んな配慮がなされていて、嬉しい限りです。
新型ロック付きサイクロンアタッチメント(別売りまたはFCWに付属)
掃除機本体にロック機構が搭載されたのを受け、ロック機構付きの新型サイクロンアタッチメントも登場。従来型ではユーザー口コミが多かったサイクロンアタッチメントの脱落(外れやすい)を完全解消することができます。
サイクロンアタッチメント根元のロック溝は上下二箇所に設置されており、掃除機の上下好きな方に取り付けできるような仕組みになっています。
サイクロンアタッチメントを下側に付けていると、それが邪魔になり自立式クリーナースタンドに立て掛けられないなどの弊害がありますからね!よく考えられた仕組みですね!
サイクロンアタッチメントはパイプロック機構が付いた以外は特に従来型とのデザイン等違いは無く、集塵容量なども400mlと同じですが、ロック機構が付いたためか、従来型より本体重量が10g増加の360gとなっています。体感では分からない程度の差です。
ロック付きショートパイプ340(別売りまたはFCWに付属)
従来型の掃除機とサイクロンアタッチメントの組み合わせでは、アタッチメントを取り付けた分だけ掃除機が約15cm長くなるという弱点がありました。
しかし、ショートストレートパイプ340mmの登場で、サイクロンアタッチメントを装着しても全長が変わらなくて済むようになりました。これもユーザー間で不満が多かった点なので、今回マキタさんがユーザーの声を汲み取ってくれたのかも知れません!
これはサイクロンアタッチメント装着者にとって嬉しアタッチメントですね!ちなみにこのロック付きショートパイプ340は従来型の掃除機とサイクロンアタッチメントにも取り付けできる事ができますが、少しパイプが抜け易い感じです。
どうしても取り付けたい場合、パイプにセロハンテープ等を巻き、抜け難くなるよう工夫する必要がありそうです。
ヘッドノズル類は新機能なし
ここまで新しい機能が搭載されていると、ヘッドノズルやサッシノズルも仕様変更されたのかと期待しましたが、どうやらそれらの仕様変更はないようです。
従来通りです。とはいえ、マキタのヘッドノズルは軽量で約140g、しかもヘッド可動域も多くて取り回しも最高なので、特に不満を感じる事は無いですけどね!しいて弱点を言えば、ヘッドゴムワイパーの劣化、消耗が早い事ぐらいです。
そうそう、地味なところで言えばサッシノズルホルダの形状がちょっとだけ変わってましたね。ストレートパイプにロック機構の突起があるので、それをよけて外せる仕様になっていました。
CL280FD/CL281FD共通の新機能(カプセル式掃除機)
カプセル誤取り付け防止構造(ゴミ侵入防止)
新型カプセル式掃除機はカプセル内にリブ(板)を設置し、フィルタを押さえつけながら固定することができるようになりました。
これによりフィルタが本体にしっかりフィット、余計なゴミの本体侵入を防止します。また、リブのおかげでフィルタがずれている状態だとカプセルが締まらなくなる工夫もされています。
集塵容量100mlアップ
従来型カプセル式掃除機の最大ゴミ集塵容量は650mlでしたが、新型では100mlアップの750mlとなりました。本体重量は従来型とほぼ同じで集塵容量が増えた形となりましたので、全体的な構造の見直しをしたものと思われます。
高機能フィルタEX
従来高機能フィルターには無かった骨組フレーム構造を標準採用。フレーム構造により吸気時の、フィルタ潰れを防止。これによりフィルタ表面の吸入面積が増加、吸引力アップにも貢献していると思われます。
高機能フィルタEXは水洗いができますので、1~2ヶ月を目安に定期的に粉じんを洗いましょう。水洗い後は完全に乾かしてから使用します。
HEPAフィルタ(別売り)
高機能フィルターやフィルタでは、どうしても微細な粉じんは捕集できず、結果としてそれらは排気口から排出されてしました。
しかし、このたび新型掃除機の発売と同時に別売り発売された空気清浄機にも使用されているHEPA(ヘパフィルタ)を装着すれば0.3~1μmまでの粉じんを99%キャッチできますので、よりクリーンな排気性能を手にいれる事ができます。
喉が弱い方やアレルギー体質の方にはありがたいフィルタかと思います。こちらも高機能フィルタ同様、水洗いが出来ますので、1~2ヶ月おきに粉じんを洗い流しましょう。洗浄後は完全に乾かしてから使います。
「HEPAフィルタ」とは(High Efficiency Particulate Air Filter)ハイ・イフィシャンシィ・ パティキュレート・エア・フィルターの略語で、直訳すると「高効率粒子フィルター」となります。
CL281FD/CL282FD共通の新機能
3モード吸引力切替付きワンタッチスイッチ
従来型マキタ最上位18Vワンタッチスイッチ式掃除機は吸引力切替が「ハイとロー」の2モードしか有りませんでしたが、新型CL281FDとCL282FDには「強(42W)→パワフル(60W)→標準(15W)」の3モード切替ワンタッチスイッチが採用され、状況に応じて吸引力を選べる幅が広がりました。
場面に応じて最適な吸引モードを選ぶことができることで、結果的に省エネ運転に繋がり、バッテリの消耗を抑える事ができます。フロアなど落ちている軽い綿ボコリの吸引であれば標準15wでも十分ですからね!
3モードを選べるワンタッチスイッチにはもう一つ利点があります。それは「運転騒音」も選べる事です。
基本的に吸引パワーが強いモードほど、掃除機運転騒音がうるさくなりますが、3モード切替スイッチがあることで、掃除機を使う時間帯等を考慮し、任意で運転騒音を変えられるという具合ですね。
CL281FDとCL282FDの強モードとパワフルモードはなかなかの騒音となりますが、標準モードを選べば騒音はそれほど煩くないです。
CL281FDの新機能
スライドスイッチ、トリガスイッチ連動式
従来型マキタのトリガスイッチ式18V掃除機CL180FDはトリガを引いたときのみ運転できる仕様でした。
しかし、この方式だとサッと掃除機がけしたいときには便利なものの、連続運転する必要がある状況下では常にトリガを引き続けなければならず、指への負担がかなり大きくなっていまい、一部ユーザーから不満の声があがっていました。
トリガスイッチはそれほど重くはないものの、ずっと握り続けるのはなかなかの苦行ですからね。新型CL280FDでは引いたときのみ運転するトリガスイッチの他に連続運転可能なスライドスイッチを搭載し、状況に応じて運転方法を選べる様になりました。
この新機能は凄く便利だと思いますね!なお、トリガスイッチを「カチッ」と音がなる程度に軽く引くとLEDライトのみを照射することもできます。
CL282FDの新機能
紙パック誤取付け防止機能
マキタ新型紙パック掃除機には紙パックが正しく本体にセットされていないかったり、オレンジの部品「ゴミストッパ(バルブステー)」や「紙パック(布製ダストバッグも)」を付け忘れている場合、フロントカバーが閉まらないという可動式ストッパ「紙パック誤取付防止」機能が搭載されました。
この新機能のおかげで不意の内部ゴミ侵入を未然に防止できますので、故障のリスクも低減されますね!
別売りアタッチメント(アクセサリー)
CL282FD/CL281FD/CL280に適合する別売りのアタッチメントです。標準付属のT型ノズル、サッシノズル等だけでは対応できないシーンのために多種多様なアタッチメントが用意されています。※ここではスノーホワイトカラーのみ紹介していますが、別カラーも販売されています。詳細はこちらの記事からご覧頂けます。
従来型のロック機能なしサイクロンアタッチメントもパイプロック機能付き新型掃除機に取り付けは可能ですが、本体とアタッチメント接合部が抜け易い印象ですので、できればロック付きアタッチメント装着が望ましいと思います。
100均ダイソーのアタッチメント
マキタ純正のアタッチメントも魅力的なアタッチメントですが、個人的にコスパを重視した100均ダイソーの先端アタッチメントもおすすめです!
100円なのに意外と使えます!100均ダイソーでは数種類の汎用先端アタッチメントが販売されていますが、ここでは私が実際に購入し、取り付け適合を確認できたものをいくつかご紹介致します。
基本的にノズル差込口のサイズが合えば社外品の先端アタッチメントも取り付け可能です。また、多少の差込口サイズ違いは異径継ぎ手パイプという社外アタッチメントを取り付けることで解決できる場合もあります。
■マキタ充電式クリーナーをお手軽タービンヘッドにしてみた記事はこちら
■100均ダイソーの布団ノズルを取り付けてみた記事はこちらから
消耗品と別売り品
紙パックなどの消耗品や標準付属のパーツが破損したら後から購入することができます。また、用途に応じて別売りのダストバッグやフィルター、クリーナー収納ケースも販売されています。
吸引力検証
CL282FDを実際に使ってみると、重さやノズルの動きなどは旧モデルとなんら変わらないので機動性や取り回しは大体一緒ですが、やはり驚くのはその吸引力ですね!
旧モデルのおよそ1.6倍近くの吸引力がありますので、従来型では不得意とされた少し毛の長めのじゅうたんの掃除機がけでも、ゴミを気持ちよく吸ってくれます♪
また、従来型では無理だろうと思われるような、重い固形ゴミの吸引もかなり余裕を持って吸える感じがしますね。
一昔前は500円玉(約7g)を吸い込めれば凄いとか言われてましたが、今となっては500円玉なんかはホコリ程度の軽さという感覚です。1個約20gあるビー玉も余裕で吸い込むことが出来ました!
しかし、じゅうたんの毛にガッチリ絡み付いた糸くずや髪の毛は、やはりモーターヘッド非搭載なのでいくら吸込み仕事率60Wあってもちょっと厳しい感じでした。
そのようなシビアコンディションの掃除機がけは別売りアタッチメントのじゅうたん用ノズル、じゅうたんノズルDX等を装着して補う形がベストかもしれません。
運転音に関しては従来型のブラシ付きモーターに比べて「軽やか」な感じがするものの、やはりパワーのある強モードやパワフルモードだと結構うるさいように感じましたね。
騒音値は従来型とさほど変わらない印象です。ただ、従来型との吸引力差を考えれば、逆にこれだけのハイパワーでこれ位の運転音に抑えられているのは凄い事だと思います。新たに搭載された吸音効果のある排気フィルターの恩恵なのでしょう!
標準モード15Wは結構静かですね。ちなみにフローリングや畳の軽いホコリの掃除機がけは標準モード15wで十分綺麗に吸い取れますので、バッテリの消耗も抑えられると思いますね!積極的に使いたいモードの一つです。
いろんなゴミを吸ってみた感想
ビー玉(1個約20g)
固形ゴミを想定して1個20gのビー玉を吸引してみたところ、強モードで余裕を持って吸い込むことが出来ました。通常の掃除機がけでこれ以上重い物を吸い取る事は考え難いですが、パワフルモードでしたら、更に重い物を吸い込む事もできますね。
フローリングに砂
フローリングやクッションフロア、階段等、固くて平らな床上にある軽いゴミは標準モードで余裕を持って吸い込むことが出来ます。こういった床の掃除機がけが多い方は強やパワフルモードを使う頻度も少ないと思いますので、バッテリの持ちも良くなりますね。
畳に粉
畳みもどちらかというとフローリング等のように固い床の掃除機がけに近い感覚でゴミを吸い込むことが出来ます。標準モードでも十分綺麗に吸い取れますが、目地に入り込んだ粉をしっかりと吸込みたい場合、強モードやパワフルモードを使用しましょう。
じゅうたんに砂
強モードにて数ストロークで表面の殆どの砂を吸い込むことができましたが、根元に入り込んだ砂はなかなか吸い取れませんでしたので、最後はパワフルモードを使用しました。パワフルモードだと根元の砂まで綺麗に吸い取れました。
じゅうたんに砂利
クルマのフロアマット掃除を想定して砂利を吸ってみました。ビー玉も楽勝で吸えましたので、砂利なんかも余裕しゃくしゃくで吸い込むことが出来ました。強モードで十分ですが、フロアマットの根元のゴミまできっちり吸い取りたい場合はパワフルモードですね。
じゅうたんに毛
じゅうたんに絡み付いた毛は、モーターヘッドが無いので不得意なものの、パワフルモードで時間をかければある程度吸い取る事はできます。しかし、根元にしっかり絡み付いた毛を完全に吸い取ることはできませんので、ノズルに毛取りブラシが付いた別売りのアタッチメント「じゅうたんノズルDX」の装着をおすすめします。
長毛じゅうたんに粉
毛が長いので標準モードで吸い込むのは困難ですが、強モード、パワフルモードで時間をかけてやれば、じゅうたん根元の粉までしっかり吸うことが出来ました。この辺は流石吸込み仕事率60wといったところで、集塵ピックアップ率はかなりのものです。従来機ではここまで綺麗に吸い取れませんでしたからね!
吸引力や吸込み具合は文章で伝えるのはちょっと難しいので、実際にCL282FDを使って掃除機がけしている動画をご覧頂くことをおすすめします。
動画は記事の一番下にありますので是非参考にしてみて下さい。ここをクリック(タップ)でジャンプできます。
運転騒音目安
手持ちの簡易騒音計測計で新型3機種の騒音を計測してみたところ、従来型の掃除機CL180FD/CL181FD/CL182FDとそれほど変わらない騒音値となりました。
とはいえ、新型は吸引力が大幅にアップしているのに騒音値が据え置きということなので、やはり新型掃除機に搭載されている吸音機能を備えた排気フィルタースポンジは優秀なんですね。
※計測条件:掃除機本体からおよそ50cmの距離に騒音計を設置し、集塵バッグ、カプセル内は空の状態で計測。使用バッテリは18V、BL1830Bフル充電状態。
※CL281FDとCL281FDは高機能フィルタEX、CL282FDは高機能ダストバッグ装着。
モード | CL280FD | CL281FD | CL282FD |
---|---|---|---|
パワフル | 79dB前後 | 84dB前後 | 83dB前後 |
強 | なし | 81dB前後 | 80dB前後 |
標準 | なし | 74dB前後 | 73dB前後 |
新型は吸引力が大幅にアップしたにも関わらず、騒音値は従来機と同等に抑えられている
環境別騒音値デシベルの目安です。騒音比較の指針にどうぞ。
音量dB | 状況 |
---|---|
~60 | 銀行窓口周辺/博物館館内/役所の窓口 |
~70 | バス車内/コーヒーショップ店内/新幹線車内 |
~80 | 地下鉄車内/主要幹線道路(昼間)/せみの声 |
~90 | パチンコ店内/ゲームセンター |
簡単吸引力アップ方法
今回登場した新型3機種はコードレス掃除機として申し分の無いレベルの吸引力を持ち合わせいますが、実はちょとした安価な別売り品を装着する事で更なる吸込み仕事率の向上を図ることが可能となっております。その吸込み仕事率アップ方法はカプセル式と紙パック式で異なりますので、個別に解説したいと思います。
カプセル式CL280FDとCL281FDの吸引力アップ方法
カプセル式のCL280FDとCL281FDには標準で高機能フィルタEXというフィルタが装着されていますが、これを別売りの通気性が抜群な「プレフィルタ+フィルタ」の組み合わせにすることで、なんと吸込み仕事率を5Wアップさせる事が可能となります。どうですか!?簡単ですよね!
装着フィルタ | CL280FD | CL281FD |
---|---|---|
高機能フィルタEX(標準付属) | 45W | パワフル60W/強42W/標準15W |
フィルタ+プレフィルタ(別売り) | 50W | パワフル65W/強48W/標準17W |
「プレフィルタ+フィルタ」装着で吸込み仕事率が簡単に向上しますが、その反面デメリット(弱点)もあります。「プレフィルタ+フィルタ」仕様は高機能フィルタEXに比べて通気性が良い分、粉じんやホコリが付着し目詰まりし易く、高機能フィルタEXよりもメンテナンス頻度を増やす必要があります。「プレフィルタ+フィルタ」は洗って乾かせば繰り返し使えますので、こまめに点検するようにしましょう。
カプセル式掃除機の装着フィルタは掃除機内部へのチリ侵入を防ぐ役割も兼ね備えていますので、フィルタのメンテナンスを全くしないと、掃除機自体の寿命を縮めてしまう事になりますので注意してください。そういった視点でみると、一番掃除機に優しいフィルタは微細な粉じんもキャッチしてくれる新型別売りフィルタ「HEPA(ヘパ)フィルタ」となりますね。
紙パック式CL282FDの吸引力アップ方法
紙パック掃除機CL282FDには標準で高機能ダストバッグが装着されていますが、それを別売りの通気性に優れた「ダストバッグ(白い不織布)」に付け替える事で簡単に吸込み仕事率を最大5Wアップさせる事ができます!
装着ダストバッグ | CL282FD |
---|---|
高機能ダストバッグ(標準付属) | パワフル60W/強42W/標準15W |
ダストバッグ(別売) | パワフル65W/強48W/標準17W |
こちらもカプセル式同様、高機能ダストバッグに比べて「ダストバッグ(白い不織布)」は集塵捕集性が劣るため、目詰まりして汚れ易く高機能ダストバッグ装着時よりもこまめなメンテナンスが必要となります。
「ダストバッグ(白い不織布)」も洗って乾かせば繰り返し使用できますので、汚れが目立ってきたら直ぐに洗うようにしましょう。メンテナンスを怠ると掃除機の寿命を縮めてしまいます。
収納方法
新型充電式クリーナーの主な収納方法は「壁掛け」「自立スタンド」「専用収納バッグ」の3つとなります。お住まいの環境に合った収納を見つけましょう!
壁掛け収納
掃除機に取り付けられているストラップを利用し、壁に収納します。市販のフックなどを簡単に貼り付けたり、打ち込むことができる壁の場合おすすめな収納方法ですが、壁の素材や裏地によって取り付け方法が異なりますので注意が必要です。
素人が間違った施工をすると壁がボロボロになったり、穴が空いてしてしまう恐れがありますので、お住まいの壁がどういった素材なのかを事前に調べておく事をおすすめします。多くの住宅で使用されている石膏ボードの裏地壁の場合、石膏ボードアンカーや、トグルアンカーなどといった特殊なアイテムが必要な場合もあります。
自立スタンド収納
一番手軽で手っ取り早く収納する方法はやはり自立スタンドを使用する方法です。場所を選ばず好きなところに置けますし、見た目もスタイリッシュです。
マキタ純正品は販売されておりませんが、各メーカーからマキタ充電式クリーナーに対応スタンドが沢山販売されております。以下の画像は私が所持している山崎実業社製のスタンドにCL282FDを実際に立て掛けてみた様子です。問題なく収納できる事を確認いたしました。
マキタ純正ソフトバッグ収納
掃除機を出先で使用する機会が多い方におすすめなのが、マキタ純正掃除機専用収納バッグ「クリーナ用ソフトバッグ A-67153 」です。専用品ということもあり、バッテリ、充電器、アタッチメント類、紙パックやその他備品をオールインワン収納できます。バッグ側面にも多くのポケットが付いています。出先で使用する方には重宝する収納ケースだと思います。
マキタ18V掃除機の耐久性
掃除機は日常で多く使う家電の代表格みたいなものですので、耐久性が気になる方もいるかもしれませんが、結論から言うと、マキタの18V掃除機の耐久性は極めて高いと言えます。
もともと、マキタは建築現場などで酷使されることを想定した電動工具を製造してるメーカーですので、現場で働くプロを相手に商売をしています。
ちょっとした事で壊れるような道具というものはなく、シビアコンディションでも簡単には壊れないですね。国内シェア率ナンバーワンの電動工具メーカーは伊達じゃないという事です!
当然、今回の新型18V掃除機も現場仕事で使うことを想定して作られていますので、一般家庭における通常使用で早々簡単に壊れる事はほぼありません。
新型掃除機はマキタの現場系電動工具にも使用されている「高効率ブラシレスモーター」を採用しており、耐久性が従来型の2倍との文言もありますので、なお更です。
とは言え、通常では考えられないような乱暴な使い方、固い床に落としたり、水を吸わせたり、高負荷をかけ続けるといった事をすれば、いくら耐久性に定評のあるマキタ掃除機でも壊れてしまいますので、出来るだけ丁寧に扱うに越した事はありません。
大工を営んでいる私の友人は約8年ほど前にマキタ14.4Vプロ用掃除機CL140FDを購入しましたが、未だに現役で使用しています。現場での長年使用で外観はかなりボロボロですが、問題なく吸えるそうです。CL140FDはブラシレスモーターではなく、ブラシ付きモーター仕様ですが、それでもかなりの耐久性があるみたいです。新型はブラシレスモーター採用で耐久性が2倍とのことなので、相当長持ちしそうな予感がします。
マキタ掃除機の寿命を延ばす方法
プロ仕様で耐久性も高いマキタ新型掃除機ですが、より長く使うためには、正しい使い方や、最低限のメンテナンス方法を知っておく必要があります。
これらは人間でいう健康管理みたいなものですので、日ごろから意識するようにしましょう!ここでは、マキタ掃除機を長く使うためのポイントをご紹介致します。
- 落としたり叩いたりの衝撃を与えないようにする
- コンクリート粉じん等の微粉じんの吸引は避ける
- 水を吸ったり、かけたりしない
- 吸込み口や排気口を塞いだ状態で使用しない
- 高負荷の長時間運転は避ける
- スイッチを強く押しすぎない(CL282FD)
- 紙パックの再利用はしない(CL282FD)
- 高機能ダストバッグが汚れたら水洗い(CL282FD)
- 高機能フィルタEXが汚れたら水洗い(CL280FD/CL281FD)
- 掃除機本体、パイプ類、差込口の汚れは石鹸水を染み込ませた布で拭き取る
- ダストバッグ収納部、フロントカバー、ゴミストッパの汚れは固く絞った雑巾で掃除(CL282FD)
- カプセル内、フィルタ付け根の汚れを固く絞った雑巾で掃除(CL280FD/CL281FD)
マキタ掃除機の致命的な故障の多くは掃除機内部へのゴミ侵入と言われています。紙パック式掃除機の紙パック(ダストバッグ)やカプセル式掃除機の高機能フィルタEXは掃除機本体へのゴミ侵入を防ぐ重要な役割を持っていますので、それらの定期メンテナンスの有無が掃除機の寿命に直結すると言っても過言ではありません。
マキタ掃除機の保証期間
マキタ掃除機には購入日から1年間の無料修理保証が付いています。保証期間内に取扱説明書、及び掃除機ラベル記載の注意事項に従った正しい使い方をしていて故障した場合、無料で修理してもらうことが出来ます。
保証書は取扱説明書の最後のページにありますので、購入時に必要事項を正しく記載の上、大切に保管するようにしましょう。
万が一保証期間内に掃除機が故障した場合は掃除機と保証書一緒に持って、販売店かマキタ営業所まで持ち込む形となります。通販で購入した場合は保証の受付方が異なるケースもありますので販売店にご確認ください。
なお、保証期間が過ぎた後は有料とはなるものの、修理は可能となりますので、マキタ掃除機は安心して長く使う事が出来ます。マキタではネジ1本から品番が存在し、余程の事が無い限り修理不能となることは無いです!
この様なサービス体制の強さは国内電動工具シェア率ナンバーワンのメーカーならでわですね!
●保証書が無かったり、記載内容不足、虚偽の記載をした場合。
●掃除機を自分で修理したり改造したり、誤った使い方をした場合の故障。
●購入後の落下や輸送中に機縁する損傷。
●地震、落雷、水害、火災、などの天災による異常電圧による故障。
●消耗品の交換(バッテリ、紙パック、高機能ダストバッグ、高機能フィルタEX)
バッテリ寿命を延ばす方法
マキタ掃除機にも使用されているリチウムイオンバッテリーはエネルギーの密度が高く、さらに自己放電量が少ないといった特性があり、小型ながらエネルギー効率が高いバッテリーといわれていますが、繰り返し使っているといつか必ず寿命が訪れます。使い方にもよりますが、一般家庭での使用だとだいたい2~3年と言われています。
マキタ純正の18Vボルトリチウムバッテリーは決して安い物ではありませんので、できれば長く使いたいですよね。以下、リチウムイオンバッテリを長持ちさせるためのポイントをまとめておきましたので参考になればと思います。これを守るだけでもバッテリ寿命は確実に伸びるはずです。
- 吸い込みが弱くなったりバッテリ残量警告ランプが点灯したら使うのをやめて充電する
- 満充電したバッテリを再充電しない
- 吸込み口を塞ぐなど、無理な負荷をかけない
- 水に濡らしたり、衝撃を与えないようにする
- 充電する際は周囲温度10℃~40度の範囲内でおこなう
- 半年以上使用しないときは満充電してから保管する
- 半年以上使用しないときは満充電してから保管する
マキタの18V充電器には送風冷却機能がついています。
バッテリ寿命の症状
バッテリ寿命とはどのような状態のことを指すのかというと、充電不能だったり、充電してもパワーが無く、使えたとしても直ぐに掃除機が止まる状態のことを言います。
バッテリー寿命はどちらかと言うと、ある日突然訪れるというよりは、日数をかけて徐々に性能が低下していくイメージとなります。
マキタの18V充電器にはバッテリ状態診断機能が搭載されておりますので、バッテリを差し込んだときのランプ点灯パターンで寿命と分かる場合もありますが、本当にバッテリ寿命なのか!?それとも他の要因でバッテリが充電不能になっているかは素人では正確な診断ができません。
本当にバッテリ寿命なのか判断するためにはバッテリーチェッカーという専用装置を使う必要があります。
バッテリーチェッカーはマキタ営業所やマキタ取扱店の道具屋(金物屋)さん等で所持していますので、正確な診断を受けたい方はそちらにバッテリーと充電器を持って行き、診てもらうと良いと思います。
バッテリの寿命だと思っていたら、単なる充電器の送風口ゴミ詰まりだったというケースもあるようですので、素人判断はおすすめできませんね。
バッテリの処分
リチウムイオンバッテリはリサイクル(再資源化)して使える特性を持っていますので、家電量販店に等に設置されているリサイクル回収ボックスへ入れる形になります。
リチウムイオンバッテリは扱い方を誤ると発熱、発火するおそれもありますので、自身の判断で家庭ごみに捨てたりせず、正しい処分をしましょう。
お住まいの近くにリサイクルボックスがない場合は掃除機を買った販売店や自治体にお問い合わせください。ちなみにマキタ営業所でも対応してくれます。
バッテリ使い回しで有効活用がおすすめ
今回マキタから新型掃除機が発売されたのを機に、初めて18V掃除機のバッテリ充電器付きフルセット品を購入する方も多いと思いますが、そのバッテリを掃除機だけに使用するのは正直もったいないです!
マキタでは掃除機以外でも魅力的なコードレス製品を沢山リリースしています。18Vバッテリは互換機種数ナンバーワンでもあります!
その数なんと190種類以上!インパクトドライバーは勿論のこと、USBアダプタ、扇風機、コーヒーメーカー、複数のLEDライト製品、ラジオなど、DIYからアウトドア、いざと言うときの災害時にも役立つ製品まで幅広いラインナップがあります。基本的にマキタのこれらの製品は本体のみの価格は意外と安いです。
せっかくマキタの18Vバッテリーを手に入れたのですから、掃除機意外でも気に入った製品があれば是非手に入れて、生活に役立てましょう!
このような使い方が出来るのはバッテリ分離型、そして電動工具メーカーが販売する掃除機の強みでもありますね!ダイソン掃除機などではこういった使い方は出来ませんから!
順位 | バッテリータイプ | 互換数 |
---|---|---|
1 | スライド式18V | 237モデル |
2 | スライド式14.4V | 130モデル |
3 | スライド式10.8V | 90モデル |
4 | 差込式10.8V | 27モデル |
5 | 差込式7.2V | 13モデル |
6 | スライド式36V | 12モデル |
7 | 14.4V ライトバッテリ | 9モデル |
8 | スライド式40V | 8モデル |
9 | 18Vライトバッテリ | 2モデル |
マキタ新型掃除機のイマイチなところ
今回新発売されたマキタ掃除機のデメリット、弱点は正直あまり無いのですが、頑張って自分なりにあら探し、デメリットを何点か搾り出してみました。
デザインが無骨
これは新型マキタ掃除機に限った話ではないですが、基本的にマキタの掃除機は元々のベースが業務用ですので、家電メーカー等のオシャレなデザインのスティック式コードレスクリーナーに比べるとデザインが「ザ・道具」という感じで無骨です。
逆に言えばシンプルで良いという考えもありますが、今まで家電メーカーのスタイリッシュなデザインの掃除機しか使用したことが無い方は、マキタ掃除機のデザインは地味で無骨なので抵抗を感じるかもしれません。
価格が高くなった
ブラシレスモーターや新機能搭載で従来型のフルセット品価格より大体6000~7000円アップしていますので、初めてマキタ掃除機を買う方には大きな出費となると思います。本体のみの場合でも、従来型は実勢価格8000円ちょっとだったのが、新型では10000円を超えるようです。
ヘッドノズルは従来のまま
ブラシレスモーターやストレートパイプロック機構が搭載され、フルモデルチェンジとも言えるニューモデルですが、ヘッドノズルは従来型と全く同じです。
このヘッドノズルは可動域も多く快適なノズルなのですが、今回掃除機のフルモデルチェンジを機にノズルにも何か真新しい新機能を付けて欲しかったですね。
例えば劣化し易く直ぐにひび割れボロボロになるワイパゴムを簡単ワンタッチ着脱できる機能とか!?
もしくはワイパゴム素材の見直しなど!その辺は時期新型に期待したいところです。
とは言え、マキタ製品を見ていると、他機種との互換性を増やして余計な製造コストを抑えた合理性を考えていると思いますので、そうそう簡単にはノズル類のフルモデルチェンジはしないと思いますけどね!
重くなった
重さに関しては従来型の18V掃除機と一緒です。装着バッテリにより重さは変動しますが、例えばフルセット品に標準付属の3.0Ahバッテリを装着してストレートパイプ、ノズル、サッシノズル、サッシノズルホルダを取り付けたときの総重量は約「1.75kg」です。
マキタ充電式クリーナーで爆発的人気を誇る10.8V掃除機CL107FDSHWにノズル、パイプ類を装着したときの総重量は約「1.35kg」ですので、それよりも大体400g重い計算です。缶ジュース1本分以上の増加ですので結構ヘビー級ですよね~!
使用バッテリ電圧が高くなるほど重量が嵩むのは仕方ありませんが、新型ではなんとかもう少し軽量化して欲しかったですね。しかし、これもハイパワー、静粛性、耐久性などのバランスを維持するのは相当難しいのでしょうね。
以下の表はバッテリ別ノズル、ストレートパイプ、サッシノズル、サッシノズルホルダ装着時、総重量の目安です。マキタのスペック表の重量はノズルやストレートパイプ、サッシノズル、サッシノズルホルダを取り外した状態での重さです。
実際に使う際は全て取り付けたスティック状態の方が多いので、重量はこちらの表の重さを参考にした方が現実的かと思います。
※()内はロック付きサイクロンアタッチメント装着時の重量。
バッテリ | CL280FD | CL281FD | CL282FD |
---|---|---|---|
BL1815N(1.5Ah) | 約1.45kg(1.81kg) | 約1.55kg(1.91kg) | |
BL1820B(2.0Ah) | 約1.48kg(1.84kg) | 約1.58kg(1.94kg) | |
BL1830B(3.0Ah) | 約1.65kg(2.01kg) | 約1.75kg(2.11kg) | |
BL1840B(4.0Ah) | 約1.73kg(2.09kg) | 約1.83kg(2.19kg) | |
BL1850B(5.0Ah) | 約1.75kg(2.11kg) | 約1.85kg(2.21kg) | |
BL1860B(6.0AH) | 約1.77kg(2.13kg) | 約1.87kg(2.23kg) |
18V新型掃除機の吸込み仕事率は60wとマキタでナンバーワンですが、その分バッテリも大きく、掃除機内部も堅固で重量が嵩んでしまいます。年配者や主婦層ではこの重みがネックとなり、掃除機がけが億劫となるケースも多いと聞きます。しかもバッテリ分離式で使い方も分かりにくいですからね。
そのような事が心配な場合、2019年1月に発売された「マキタのターボ60」通販生活モデルがおすすめです。マキタのターボ60は紙パック式、ワンタッチ切替3モードスイッチを採用、パイプロック機能も付いています。バッテリは2.5Ah内蔵式で充電はアダプタプラグを差し込むだけと使い方も簡単!しかも軽量(パイプ類全部付けて1.3kg)!吸引力はそこそこ、それでいて低価格なのが特徴です!
■通販生活限定「マキタのターボ60」に関する詳細はこちらからご覧頂けます。
今は買わない方が良いマキタ掃除機
現在、マキタのカタログに掲載されている掃除機の中で新機能「パイプロック機能」が搭載されている掃除機は新型の3機種CL280FD/CL281FD/CL282FDのみで、今のところ他機種にはパイプロック機能が搭載されていません。
今回の新型掃除機を皮切りに、今後マキタでモデルチェンジするであろう、18V以外の掃除機、14.4V、10.8V機種にも順次パイプロック機能が搭載されることが確実のはずですので、新型3機種以外のマキタ従来タイプ「パイプロック機能無し掃除機」を買おうとしている方は、パイプロック機能が付くモデルが出るまで待った方がよいのではないかと思いますね。
マキタ掃除機のパイプなどは、一度新機能が搭載されると、下手すると今後10年位モデルチェンジしない可能性もあるので、どうせなら今後マキタ掃除機のスタンダードになるであろう「新機能パイプロック付き掃除機」を買った方がお得感があると思います!パイプロック機能の使い勝手は最高ですからね!
●今後10.8V、14.4V機種にもパイプロック機能が搭載されるはずなので、今パイプロック機能無しの掃除機を買うのはあまりおすすめ出来ません。
●2019年1月に新発売された通販生活限定モデル「マキタのターボ60」にはパイプロック機能が付いていますので、マキタのターボ60を買うのはありです!
●通販生活限定モデル「マキタのターボ60」に関する情報はこちらの記事をご覧ください。
私がおすすめする掃除機はCL281FDとCL282FD
気が付いたら長々とマキタ新型掃除機について書きつづってしまいましたが、ご存知の通り、私はマキタ掃除機が大好きで多くの機種を所持しており、日々マキタ掃除機の検証や修理、DIYカスタムをしています(笑)
一般の方よりマキタ掃除機に関するノウハウを持っていると自負しております!そんな私が今回新発売された新型3機種の中でおすすめする掃除機はというと、最大吸込み仕事率60wで3モード切替スイッチ仕様のCL281FDとCL282FDのいずれかですね!CL280FDは候補から外して構いません。
今回新発売された3機種、CL280FD、CL281FD、CL282FDの中で一番安いのはCL280FDですが、CL281FD、CL282FDとの価格差は千円ちょっと僅かな差です。それをケチって吸込み仕事率も低く、吸引モードも固定されたCL280FDを買う理由は無いと考えます。
CL280FDはモード固定なので、どの様な掃除機がけの状況(床)でもスイッチオンで吸込み仕事率45wになってしまい、例え軽い綿ボコリを吸うときでもハイパワーを「無駄に消費」してしまうので、省エネ運転も不向きです。野球で言えば常に「全力投球」しているイメージで、直ぐにくたびれます。
一方CL281FDとCL282FDは3モードの吸引力切替が出来ますので、吸い取るゴミの種類や床の状況の応じて任意で吸引力を選ぶことが出来るので省エネ運転が可能です!野球で言えば、「緩急を付けた投球」をしているイメージ。
これは大きなメリットになります!実際問題、フローリングや階段、畳、脱衣場、トイレなどの固い床のホコリでしたら3モードの「標準(15w)」で十分吸い取れる事が多いです。
パワフル(60w)や強(42w)は、ゴミが絡みつき易いじゅうたんや布団、重みのあるゴミなどを吸引するときの、「ここぞ」というときだけ使うモードで、常用することは少ないでしょう。
●CL280FDはスイッチオンで常に45w吸引、全力投球で省エネ運転ができない。
●CL281FDとCL282FDは状況に応じて3モード切替(標準15w強42wパワフル60w)、省エネ運転が可能!
長い目で見ればバッテリ寿命にも差が!?
CL281FDとCL282FDにはバッテリ消費量が多いパワフルモード60wが搭載されているものの、標準モード15wと強モード42wを上手く使い分けることで、平均連続運転時間は吸込み仕事率45w固定のCL280FDを上回る事ができるはずです!これが何を意味するのか!?
モード固定で省エネ運転がし難いCL280FDと3モード切替付きで省エネ運転が出来るCL281FD/CL282FDとでは、長い目で見るとバッテリの寿命にも影響、差が出るはずです。
CL281FDとCL282Dは掃除機購入時の価格が高いものの、省エネ運転でバッテリを長持ちさせられる可能性が高いので、後々その価格差額は相殺できるはずです!
なので、どうしてもトリガスイッチにこだわる方は別として、せっかくならマキタ史上最強の吸込み仕事率60W+3モード切替スイッチが搭載されたコードレス掃除機CL281FDかCL282FDが絶対おすすめです!
紙パック式とカプセル式どちらを選べばよいか?
集塵方式のカプセル式、紙パック式の違いに関しては、単純に自分が好きな方を選べば良いと思います!どっちを選んでも失敗する事はないです!
カプセル式はゴミ捨てのときゴミが舞い易いと言われていますが、大きめのゴミ箱や袋の中で捨てるなどの工夫をすれば、大した問題にはなりません。
紙パック式はセールストークで手が汚れないとか、ホコリが舞わないとか言われていますが、正直多少は手も汚れますし、ホコリだって多少舞いますよ(笑)特に紙パック交換時なんかは細かいチリが間違いなく手に付きますね。
むしろ、使い方次第ではカプセル式の方が手が汚れないかもしれないくらいですよ。ということで、かなり長くなってしまいましたが、今回の記事がこれからマキタ18Vコードレスクリーナー新型3機種を購入予定の方に少しでも参考になれば嬉しいです!
●カプセル式のゴミを捨てる時ゴミが舞う問題はちょっと工夫すれば大きな問題にはならない。
●紙パック式はゴミ捨てのとき手が汚れないとか、ゴミが舞わないとか言われているが、多少は手も汚れるし、ゴミも舞ってます。
マキタCL280FD/CL281FD/CL282FDに関する疑問Q&A
私が今まで培ってきたマキタ掃除機に関するノウハウをフル活用し、マキタ新型コードレスクリーナーCL280FD/CL281FD/CL282FDに関するありがちな疑問や問い合わせを、FAQ形式で書き綴ってみました!
マキタ掃除機初購入の方や、マキタ掃除機に関して分からない事がある方は是非参考にしてみて下さい!今回の記事やここのQ&Aコーナーをご覧になっても不明な点があればご質問ください。分かる範囲でご回答できるかもしれません!
- 色は何種類ですか?
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現在スノーホワイトのみのラインナップです。まだ発売間もないので1色しかありませんが、後々別カラーが販売される可能性もあると思います。
- 充電器は50Hzでも使えますか?
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東日本50Hz、西日本60Hzどちらでも使用できます。
- 保証期間後の修理は可能ですか?
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マキタの掃除機はネジ1本から品番が存在していますので、有償修理可能かと思います。購入先、またはマキタ営業所にお問い合わせしてみて下さい
- クルマで充電できますか?
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掃除機に標準付属する充電器では充電できませんが、マキタで別売りしているクルマ専用充電器「DC18SE」を購入すれば可能です。
- 紙パックを節約する方法はありますか?
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本体へほぼゴミが入らないサイクロンアタッチメントを取り付けることで大幅な節約が可能です。サイクロンアタッチメントを取り付けた際は、吸込み仕事率を最大化できるダストバッグ(不織布)フィルタ装着がおすすめです。
- 互換バッテリや互換充電器でも大丈夫ですか?
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基本的に海外製の激安互換バッテリや激安互換充電器は内部のセルや基板が粗悪品のケースが多く、安全面で信頼性が低いといえます。激安互換バッテリが発火、爆発した事例もあります。互換品でも掃除機自体は動くと思われますが、個人的には信頼性が間違いないマキタ純正バッテリがおすすめです。
- 車内清掃に向いてますか?
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吸込み仕事率60W、しかもコードレスなので車内清掃に持って来いの掃除機かと思います!小石などは余裕で吸えますね!ただし、シートに絡み付いたペットの毛や糸くずは流石に厳しい感じです。そのようなゴミも吸い取りたい場合別売りのアタッチメントを使うと良いとおもいます
- 衣類や布団圧縮袋は吸引できますか?
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吸込み仕事率60wですので充分圧縮できます!
- 隙間ノズルは付いていますか?
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T型ノズル、隙間ノズル、ストレートパイプはど本体のみを買っても標準付属となります。
- 充電器は壁掛けできますか?
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充電器裏にはビスを引っ掛ける専用の穴が2箇所設けてありますので、壁掛け可能です。設置方法は取説に詳しくきさいされておりますので、参考にしてみて下さい。
- 本体に壁掛けハンガー(フック)は付いていますか?
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付いていません。その代わりに本体後部にストラップが付いております。
- 海外の220V対応ですか?
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対応しておりません。マキタの充電器は国内単相交流100V、50Hz/60Hz仕様です。
- 掃除機とコンセントを繋いで使えますか?
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そういった機能はありません。コードレス状態でのみ運転可能です
- 掃除機のみで自立しますか?
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掃除機単体での自立はできません。汎用品のクリーナースタンドをご購入下さい。
- 14.4Vは使えますか?
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14.4Vバッテリを取り付けても動作しますが、最大限のパフォーマンスを発揮出来ませんので18Vバッテリを使うことをおすすめします。
- 畳に使えますか?
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マキタのT型ノズルは畳みを快適に掃除機がけできます。
- ストレートパイプは伸縮しますか?
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そういった機能はありませんが、全長をおよそ15cm短くすることができるショートストレートパイプ340(品番:A-459481-9)というアタッチメントが別売り
で売っています。 - ハンディ機として使えますか?
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使えます!ストレートパイプ外して本体に先端ノズルを取り付けて使ったり、ノズル無しでで直接吸う事もできます。
- 先端からゴミが落ちてくるようになりました故障ですか?
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おそらくダストバッグを押さえているオレンジ色の部品(ゴミストッパー)の寿命です。別売りで買えますので、記事中の消耗品一覧で品番を確認してみて下さい。
- ゴキブリなどの害虫は吸えますか?
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ゴキブリ程度の重さでしたら楽勝です!下手すると小さめのネズミも吸えると思います。
- 従来機のアタッチメントは取り付けできますか?
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先端アタッチメントのサイズは一緒ですので、取り付け可能です。
- 紙パックは家電量販店で売っていますか?
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地域差もありますが、家電量販店でマキタの紙パックを売っているところは少ないと感じます。どちらかというと、マキタを扱うホームセンターで売っている確率の方が高いと思います。
- 屋外で使えますか?
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屋外でも使用できますが、頻繁に砂ボコリ、粉じんを吸い続けると掃除機の寿命を縮めると思います。また、屋外の荒れた床を掃除機がけするとヘッドノズルのワイパーゴム、タイヤの劣化がかなり促進されます。
- 防水仕様ですか?
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防水機能はありません。ただし、ちょっとした水滴を間違って吸った程度で壊れることはほぼありません。
- 従来型の紙パックは付けられますか?
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紙パックは従来型と同じですので、取り付け可能です。
- 旧モデルのサイクロンアタッチメントは取り付け可能ですか?
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取り付けは可能です。しかしせっかくパイプロック機能があるので、ロック付き新型サイクロンアタッチメント(A-68856)がおすすめですね。
- ショートストレートパイプ340は従来のマキタ掃除機に装着可能ですか?
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取り付け可能ですが、ロック機構の突起が邪魔になるため、上下逆にしないと取付けできません。それにより先端の斜めカット部も上下逆さまになってしまいます。それでも構わないのであれば取付け可能です。
- メイン機として使えますか?
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使用環境によります。たとえば掃除機がけする場所のほとんどが固い床のフローリングや畳、クッションフロアであればメイン機として十分なパフォーマンスを発揮すると思います。しかし、主な掃除機がけ用途のほとんどが長毛じゅうたんや布団で、それに絡み付いたペットの毛、糸くずを吸いたい場合、不満を感じるかもしれません。その様な用途の場合、モーターヘッド搭載のダイソンや、AC100コード式掃除機、いわゆるキャニスター掃除機をおすすめします。
- 保証書が見当たりません
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マキタ掃除機の保証書は取扱説明書の一番最後のページにあるはずです。
- バッテリ取付け部の動きが渋いです
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新しい掃除機とバッテリですと、取付け部が馴染んでいないこともあります。暫く使ってみても動きがスムーズにならない場合はバッテリと本体の溝にシリコングリスを塗布すると改善されると思います。
- 10.8Vバッテリは装着できますか?
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装着できません。マキタ新型掃除機CL280FD/CL281FD/CL282FDはプロ用のリチウムイオンバッテリー18Vを装着する仕様となっております。
- 市販の社外品紙パックは取付けできますか?(CL282FD)
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取付けできません。CL282FDに取り付けられる紙パックはマキタ純正品のみとなります。品番はA-48511、税抜き価格600円です。
動画
CL280FDFCWのレビュー動画
カプセル式掃除機「CL280FDFCW」(トリガ+スライドスイッチ)、ロック付きサイクロンアタッチメント付属のフルセット品レビュー動画です。
動画内では各ノズル類の取付け方や充電器の使い方、床別吸引力検証、サイクロンアタッチメントの取付け方、簡単吸引力アップ方法などを紹介していますので、是非ご覧ください!
CL281FDの吸引力目安動画
カプセル式掃除機CL281FDで25種類のゴミを吸ってみた際の動画です。吸引力の目安になればと思います。
CL282FDのレビュー動画
売れ筋ナンバーワン、紙パック式掃除機「CL282FDZW」(ワンタッチスイッチ)、本体のみのレビュー動画です。動画内ではCL282FDの特徴や使い方、運転騒音計測、様々な床やゴミでの吸引力検証、簡単吸引力アップ方法などを紹介しています。参考にしてみて下さい!
新型CL282FDを分解して旧型CL182FDとの違いを比較した動画
CL282FDを分解して新しく搭載されたブラシレスモーターや吸音排気スポンジフィルターがどのようなものなのか覗いてみました。
新型CL282FDの中身は旧型CL182FDとは全く違うようです。新型は旧型よりも本体価格が少し高くなりましたが、納得できます!
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