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マキタ充電式クリーナー 紙パック/ダストバッグ/高機能ダストバッグ 特長や違い

マキタから販売されている紙パック式コードレスクリーナーを購入すると、使い捨ての紙パック10枚の他に繰り返し使えるダストバッグ、もしくは高機能ダストバッグが標準で付属してきます。

ダストバッグが付属するのは7.2Vと10.8Vの機種で、高機能ダストバッグが付属する機種は14.4Vと18Vと異なりますが、両方共互換しますので、別途購入すればどちらもでも使用可能です。

今回はこの紙パック式クリーナーで使用可能な3種類のダストバッグの意外と知られていない役割や特徴、メリット、デメリットなどを分かりやすく説明してみたいと思います。

今現在マキタのクリーナーを使用している方、これからマキタのクリーナー購入しようとしている方の参考になれば幸いです。

目次

紙パック式クリーナーの原理

3種のダストパックの違いを知る前に、マキタの紙パック式クリーナーがどの様な原理でゴミを吸う掃除機なのかを知っておく必要がありますので簡単に説明致します。

原理を簡単に表すと次のような図になります。電源オンでモーターに付いた吸気ファンが回り、空気と共にゴミを吸い込みます。

その後、ゴミはダストバッグ(3種のいずれか)でフィルタリングされ蓄積、空気だけがダストバッグ(3種のいずれか)を通り抜けて排気口から抜けていきます。

いずれのダストバッグも程よく空気が通り抜けられる「通気性が」あるのでゴミが吸える仕組みです。全く通気性の無いものを取り付けたらゴミは吸えませんし、ゴミが溜まるにつれて、フン詰まり状態になり吸引力が落ちる理由も分かると思います。

ダストバッグの役割

紙パック式のクリーナーの原理から、三種類のダストパック(紙パック、ダストバッグ、高機能ダストバッグ)はただのゴミ貯めだけではなく、本体内部を汚れから守るフィルターの役目も担っています。

ある程度の通気性があって初めて吸引できる仕組みですが、基本的に通気性が良すぎるダストバッグだと捕集性が劣り、塵(ちり)が捕らえきれず掃除機本体内部に侵入してしますし、排気もクリーンではありません。

逆に通気性が悪い物は基本的に捕集性を高く出来ますし、本体内部は汚れ難く、排気もクリーンですが吸引力は低くなってしてしまいます。

ですので、どのフィルターも性能と吸引力のバランスが難しいところですね。3種類のダストバッグの役割と特徴が、ザックリではありますが分かったと思いますので次の項からは3種のダストバッグの特徴を書いていきたいと思います。

使い捨て紙パックの特徴

使い捨て紙パックはゴミが溜まってきて、クリーナーの吸引力が落ちてきたら取り外し、そのままゴミ箱へ捨てるタイプのダストバッグです。手も殆ど汚れず、扱いが楽なタイプですが、紙パック購入のランニングコストがかかります。容量は330ml。

わた埃の様な柔らかくて潰れるゴミは紙パック内に圧縮されて蓄積されていきますので、一般家庭での交換時期は2~3週間くらいです。

固形のドッグフードなど、硬くて潰れ難いものは吸引されても圧縮されませんので、紙パックの容量通りで直ぐに交換となります。これは3種のダストバッグ共通して言える事ですね。

通気性を確認するため、新品紙パックを画像のようなイメージで口に密着し、実際に自分で息を吸ったり吐いたりしてみたところ。

3種の中で一番苦しかったです。通気性はよくないですので、吸引力も低くなるのではないかと思います。※紙が二重にならない様に口に密着させて人体実験しました。

紙パックまとめ

  • 集塵容量330ml
  • 扱いが楽だが紙パックを買うコストがかかる
  • 3種の中で一番通気性が悪いので吸引力も低いと思われる

ダストバッグの特徴

ダストバッグは不織布(ふしょくふ)と呼ばれる、繊維を織らずに絡み合わせたシート状で出来たダストバッグです。身近なもので言うと使い捨てのおしぼりとかマスクなども不織布です。容量は紙パックより多い500ml。


ゴミが貯まったら中身を捨てて繰り返し使用可能ですが、ゴミがバッグに詰まり捨て難くいです。ダストバッグの汚れが目立ち始めたら水洗いの必要もありますし、不織布の特性上、耐久性が低いというデメリットもあります。

こちらも実際に口に密着させ息を吸ったり吐いたりしてみたところ、通気性が3種の中で一番良いです。さすがマスクと同じ素材ですね。吸引力も高くなるはずです。

実際マキタの発表でも14.4V仕様のCL142FDで高機能ダストバッグ使用時の吸い込み仕事率が(ハイ29W/ロー10W)だったのに対し、ダストパッグにすると(ハイ34W/ロー12W)と吸引力がアップするようです。

18VのCl182FDにおいては高機能ダストバッグ時(ハイ37W/ロー10W)に対し、ダストバッグ時は(ハイ42W/ロー15W)と、こちらも吸引力がアップしています。

吸引力が高いと心配になるのがフィルターとしての捕集性です。通気性が良く吸引力が上がるのはうれしですが、掃除機内部への塵侵入が心配です。内部へ塵が入り込んでしまうと、排気フィルターも汚れてしまい、分解しないと綺麗に出来ませんからね。

ダストバッグまとめ

  • 集塵容量500ml
  • 繰り返し使えるがゴミ捨てが面倒
  • 3種の中で通気性が一番優れ吸引力が高い
  • 耐久性と捕集性に劣る

現在マキタクリーナーで人気ナンバーワン1の10.8V仕様CL107FDは安くて吸引力も18Vに匹敵するほどの最大32Wですが、一番通気性の良いダストバッグを使っての吸い込み仕事率ですので、おそらく高機能ダストバッグ取り付け時だとも少し吸い込み仕事率が落ちると思います。ですので、やはり今現在マキタ最強の吸引力は18Vの機種だと思って間違いないですね。

高機能ダストバッグの特徴

高機能ダストバッグはダストバッグと同じ容量の500mlですが、素材が異なり、こちらは目の細かい繊維で出来ています。ツルツルの素材ですので、ポリエステル系かと思われます。


ダストバッグ同様ゴミを捨て繰り返し使えますので経済的ですが、ゴミが捨て難く紙パックほどの手軽さはありません。こちらも汚れが目立ち始めたら手洗いが必要となります。しっかりした生地ですのでダストバッグの不織布素材よりは耐久性があります。

通気性は紙パックより優れますが、ダストバッグには劣る感じです。高い捕集性と吸引力をバランスよく設計されていると思います。まさに高機能です。

高機能ダストバッグまとめ

  • 集塵容量500ml
  • 繰り返し使えるがゴミ捨てが面倒
  • 通気性は紙より良いがダストバッグには劣る
  • 耐久性と捕集性にすぐれた高機能タイプ

選び方は環境次第

3種の違いや特徴、メリットデメリットがなんとなく分かっていただけたかと思いますので、自分の使い方に合致したダストバッグを選んでいただければOKかと思います!

3種のダストバッグの特徴をまとめると、紙パックは楽だがランニングコスト高め。ダストバッグと高機能ダストバッグは繰り返し使用可能だがゴミ捨てが面倒ということですね!

ちなみに上記3種のダストバッグ共通でゴミが貯まり難くなる、マキタ純正のサイクロンアタッチメントという便利な商品も別売りでありますので、そちらもチェックしてみると良いと思います。→サイクロンアタッチメントに関してはこちらで詳しく書いてます。

最後までご覧頂きありがとうございました!なにか不明な点あればお問い合わせページか記事コメント欄にてお問い合わせ下さい。

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