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新型ケルヒャーK5プレミアムサイレントのレビュー

先日、2017年3月に購入したケルヒャーK5サイレントが故障してしまいました。新品購入からおよそ5年5ヵ月です。

故障個所はスイッチで間違いないのですが、DIY修理するのも面倒になってきたので、使用を断念する事にしました。

今まで使用していたK5の故障履歴などは↓の記事にまとめてありますのでご覧頂ければと思います。

今まで使用していたK5サイレントが故障したのを機に、新しく同製品を購入しようとしていたところ、ネットニュースでケルヒャーK5の新型が「K5プレミアムサイレント」そして、およそ9年ぶりに発売されることを知りました。

新型が発売されることが分かったのは2022年の8月末あたりで、発売日は2022年10月1日。価格は従来型の実勢価格よりも約3万円程高いようでしたが、9年ぶりの新型ということで期待を込めて購入する事になりました。

因みに今回の新型発売は、K5以外にも、K4、K3も同時発売となりました。

目次

新型と従来型のスペック比較

項目【旧】K5サイレント【新】K5プレミアムサイレント
品番1.601-942.0(50Hz)
1.601-943.0(60Hz)
1.603-540.0(50Hz)
1.603-541.0(60Hz)
電源100V 50Hz/60Hz別100V 50Hz/60Hz別
消費電力1400W1400W
常用吐出圧力8Mpa
※トリガーガンのみ時2Mpa
8Mpa
※トリガーガンのみ時2Mpa
最大許容圧力12Mpa12Mpa
常用吐出水量12Mpa12Mpa
最大吐出水量430L/h430L/h
最大給水圧力1.2Mpa1.2Mpa
給水温度最高40℃最高40℃
自吸機能(ホース別売り)自吸機能あり自吸機能あり
本体寸法(長さ×幅×高さ)349×426×878mm417×306×584mm
本体質量(標準装備品アクセサリー除く)16.6kg13.7kg
電源コード長さ5m5m
高圧ホース長12m12m
洗浄剤吸引量最大0.24L/min最大0.3L/min
定格使用時間※1最大1時間最大1時間
防水性能IPX5IPX5
音圧レベル66dB(50Hz)/65dB(60Hz)65dB(50Hz)/64dB(60Hz)
手腕振動値< 2.5 m/s2誤差0.3 m/s2< 2.5 m/s2誤差0.3 m/s2
保証1年(ネットユーザー登録で3年)1年(ネットユーザー登録で3年)
※1電源スイッチをONにしているときの合計時間

新型ケルヒャーK5プレミアサイレントの組立てについて

従来型K5を組み立てた経験のある者としての感想としては、新型K5プレミアムサイレントは組立て部品点数が少なくなった分、組立ても簡単になった印象を受けます。

組立てに必要な工具は長めのプラスドライバー1本です。ダイソーのものでも十分です!サイズは2番がよいでしょう。

以下、実際にK5プレミアムサイレントを組み立てた際の動画です。組立ての参考になればと思います。

新型K5プレミアムサイレントの特長

5in1マルチパワージェットノズル

5 in 1 マルチジェットノズルはその名の通り、一つで5種類の噴射パターンが可能なノズルです。噴射パターンは洗浄、広角モード1(高圧)、サイクロンジェットモード、直噴モード、広角モード2(より幅広/減圧)の5パターンです。

従来型では洗浄対象物に応じてアタッチメントを付け替えて使用していましたが、その手間が無くなりました。一つで五役ですからアクセサリーが嵩張らず、スマートに収納できます。

しなやかな高圧ホース

K5プレミアムサイレントには取り回しが良くて広範囲の洗浄に便利な12m「プレミアムフレックスホース」が付属しています。

従来型の高圧ホースは硬くて巻癖も付き易くて、ホースを伸ばしても絡まることも多かったですが、新型のプレミアムフレックスホースはしなやかで巻癖も付きにくく、ホースを伸ばしても絡まりにくくなっています。

高圧ホース収納リール付き

ホースリールは従来型にも付いておりましたが、新型ではホースリール設置位置が変更されています。

従来型のホースリールは本体上部に設置されており、重心が高くてホース引き出し時本体が倒れるという事態が頻発しておりました。

新型ではホースリール設置位置が本体後部に移動、重心も低くなるようになっています。

それにより、ホースを引き出しても従来型のように本体が倒れる心配は殆ど無くなっています。

アクセサリー収納付き

本体前部にはアクセサリー収納ホルダーが付いていて、トリガーガン、ノズル類が収納可能です。K5プレミアサイレントは5in1マルチパワージェットノズル付きですから、無駄なアクセサリーが無くてかなりスッキリしていますね。

後部には電源コード収納ネットが付いていますので、束ねたコードをスマートに収納できます。

ケルヒャー洗剤使用可能

本体上部の洗浄剤ホルダーに別売りのケルヒャー高圧洗浄機用洗浄剤をセットすることで洗浄剤の使用も可能となります。

洗浄剤を使用する際は5in1マルチパワージェットノズルの洗浄モードを使用します。

因みに従来モデルに付いていた、本体による洗浄剤吐出調整機能は新型には付いていません。

伸縮ハンドル付き

普段は収納されていて、移動時に伸ばして使用できるハンドル付きです。本体は10kg以上あり、持って移動というのは大変なので基本的にこのハンドルを伸ばして引っ張って移動します。

新型テラスクリーナーT7plus付属

K5プレミアムサイレントには新型テラスクリナー T 7 Plusが標準付属しています。

テラスクリナー T 7 Plusは水圧調整可能で3モード使用可能です。

  1. 広範囲洗浄:広範囲の洗浄ができます。
  2. 角、へり部分洗浄:前方の角やへり部分の洗浄ができます。
  3. すすぎ洗浄:前面の洗浄ノズルから水が噴射され、洗浄後の汚れを洗い流せます。また、洗浄前の汚れを浮かしておく際にも使用できます。

実際に使ってみての感想

↓新型K5プレミアムサイレントを使った際の動画ですのでご覧頂ければと思います。

5in1マルチパワージェットノズル

5in1マルチパワージェットノズルは使い勝手良いですね!いままで洗浄対象物に応じてアタッチメントを交換していた手間が無いのは最高です!

広角モード、サイクロンジェットモード、直噴モードの水圧、威力も申し分無しです!

個人的には、より幅広な広角モードも気に入っています。水圧が強すぎないので、家の網戸の洗浄をする際にすごく役立っていますね!

テラスクリナー T 7 Plus

床を洗浄する際には従来型のテラスクリーナーと特に変わりありませんが、新型テラスクリナー T 7 Plusは角やヘリの洗浄が出来ますから、洗浄の幅が広がりますね。

個人的なお気に入りモードはすすぎ洗浄モード。コンクリート床洗浄後、すすぎモードを使用することで床の水を側溝まで押し流す事ができますから、水きりワイパーを使用する手間が激減しましたね。

プレミアムフレックスホース

従来型のホースよりも明らかに柔らかくしなやかですから、リールからホースを引き出き出すのが楽になりました。

また、しなやかですからホースに巻癖も付きにくく絡まり難いので広範囲を移動しながら洗浄する際も使いやすいですね。

ホースリール

ホースを引っ張り出す際、従来型だと重心が高くて本体が倒れてしまう問題がありましたが、新型はホースリールが本体後部で重心も低くなったようで、ホース引き出し時の本体転倒というのはまずなくなりました。

ただし、ホース収納時はホースリールを回すだけですと、リールの隙間にホースが挟まってしまう事があります。ホースを収納する際は片方の手でホースをリールにガイドする形でホースを巻き取る必要がありそうです。

アクセサリーの収納性

K5プレミアムサイレントは5in1マルチパワージェットノズルですから、余計なアクセサリーが無く、収納時はかなりスマートです!

電源コードは本体後部に収納できます。

運転騒音について

運転騒音については、個人的に正直従来型との差は殆ど感じられませんでした。仕様比較を見てもらうとお分かりいただけると思いますが、新型と旧型と音圧レベルは新型が65dBで従来型が66dBと、その差たったの1です。

体感的には変化は感じられないのも無理はないかと思います。

とは言え、ケルヒャーの空冷式モデルに比べれば水冷式のK5プレミアムサイレントの運転音はかなり静かな方ですね。

運転音が静かとは言え、洗浄物に高圧噴射水が当たったときの音は明らかに運転音よりも煩いですから運転音を気にしてもあまり意味が無いのではないかと思ってしまいます。

例えは車のボディなんかを高圧洗浄しているときなんかはものすごい騒音が出てますよね!「ジョバ~~」って、あの騒音は運転音のレベルを超える騒音だと思うんですよね。

新型K5プレミアムサイレントはおすすめできる?

新型K5プレミアムサイレントはみなさんにおすすめできるかと言われれば、正直微妙です(笑)理由は価格が高いからです。

新型は従来型よりも実勢価格が3万円ほど高くて(2022年10月現在)87000円前後です。家庭用高圧洗浄機として手軽に買えるかというと手軽さは無いですよね。

新型K5プレミアムサイレントはパワーもありますし、新型ノズルやテラスクリーナー、プレミアムフレックスホースなどが付いている点で非常に魅力的です。

そのような点に価値を感じられるのであれば、新型K5プレミアムサイレントを購入すればよいでしょう!

新型K5プレミアムサイレントの不安点

電源スイッチの焼き付き

従来型K5は数年間の使用で電源スイッチが焼き付く症状が結構あるようです。ネットで「ケルヒャースイッチ焼き付き故障」で検索すると多くの方が同じ症状が出ているのがわかります。

実際私が使用していた従来型K5も電源スイッチが焼き付いたので今回新型を購入したきっかけになっています。

新型では電源スイッチが焼き付かないように改善されているのか不明ですので不安です。改善されている事を願うばかりです。

↓の動画は従来型のスイッチ焼き付きをDIY修理した際のものです。ご覧頂けるとお分かりいただけると思いますが、壊れると修理するのが面倒な部分です。

5in1マルチパワージェットノズルが故障したら高そう

K5プレミアムサイレント付属の5in1マルチパワージェットノズルは非常に便利なのですが、一つ五役ですから、構造が複雑になったのは間違いありませんし、別売り価格もかなり高いと思われます。

構造が複雑になったという事は故障リスクも必然と高くなってしまいますので、耐久性がどの程度あるのか心配ですね。

保証期間中の故障ならば金銭的な痛手は少ないかもしれませんが、保証が切れた後に自腹で5in1マルチパワージェットノズルを購入するとなるとビックリするような金額になるのではないかと予想します。

ケルヒャー歴代のノズル系アタッチメントは単一用途のもの、例えば「サイクロンジェットノズルアタッチメント」などでも5000円以上と、結構な金額です。

5in1マルチパワージェットノズルを単品で買うとなると10000円以上するかもしれないですね。

新型K5プレミアムサイレント 疑問 Q&Aコーナー

従来型K5のアクセサリーは使える?

トリガーガンは新旧同じものなので従来型のアクセサーも取り付け可能です。

従来型K5の水道ホースは使える

ホース接続部のサイズは新旧同じですので使用できます。

貯め水から給水できる?

別売りの自吸用ホース、フィルターを購入することでバケツなどに貯めた水を使用できます。



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