マキタ 18V インパクトレンチ TW285DZ レビュー 12.7mm(1/2)ドライブ
今まで車のDIYメンテナンスやタイヤ交換する際、マキタのインパクトドライバーTD171Dを使用していましたが、100N・m以上で締め付けてあるボルトナットだと緩められない事が何度かありました。TD171Dの最大締め付けトルクは180N・mありますが、これは180N・mで締め付けてあるボルトナットを緩める事が出来るという意味ではないですのでややこしいですね!
実際にトルクレンチを使用して検証してみると、TD171Dはで締め付けられたM12×1.25のホイールナットをギリギリ緩められる位でした。本来の用途がドライバーなので仕方ないですよね。無理して使っているとインパクトドライバーから悲鳴があがりそうなので、無理せず余裕を持って作業するためにも、この度用途に合致したインパクトレンチTW285Dを買ってみました!こちらはレンチですので、ホイールナットやキツク締まった車のボルトも大体は無理なく緩める事が出来るはずです!最大締め付けトルクもTD171の180N・mよりも80N・m多い260N・mなのでパワフルのはず!?

基本仕様
●角ドライブ:12.7mm(1/2インチ)●逆転オートストップモード付でナット等の不意な落下を防止。
●ソケット抜け落ち防止機構付
●ブラシレスモータ搭載
●防じん、防滴構造
●打撃力3段切替
●最大締付けトルク260N・m
●締付け能力:普通ボルトM10~M20/高力ボルトM10~M16
●バッテリ、充電器別売
●フック付属
●寸法:(長さ×幅×高さmm)147×79×249
●重さ:約1.7kg(BL1860B取り付け時)
マキタ(Makita)
打撃モード | 回転数(min-1) [回転/分] | 打撃数(min-1) [回/分] |
---|---|---|
強 | 0~2,800 | 0~3,500 |
中 | 0~2,100 | 0~2,600 |
弱 | 0~1,600 | 0~1,800 |
1回の充電作業量(BL1860B使用時) | ||
---|---|---|
締め付けボルト | 締め付け時間 | 締め付け本数 |
M16高力ボルト | 約3秒 | 約330本 |
ディティール
外観をみると一見インパクトドライバーにも見えるほどのコンパクトサイズです。このサイズで最大締め付けトルクは260N・mありますのでパワフルです。






ソケットや固定ピンは別売り
マキタTW285Dは本体のみ、フルセット品共にソケットや固定ピンは付属してきませんので、自分で揃える必要があります。ソケットは手締めで使うものとは異なり、固定ピンを差し込む穴があるインパクト専用タイプの物ですので、購入時は注意が必要です。手締め用のボールが付いたソケットも使えなくはないですが、打撃により直ぐに壊れる可能性が高いです。ソケット取り付け部(角ドライブ)のサイズは12.7mm(1/2)となっています。

こちらはホイールナット以外で使うために買ったSK11藤原産業インパクトレンチ用のソケットセットです。サイズは12・13・14・17・19・21・22・24・27mmとなっています。こちらは安物ですが、肉厚タイプですのでDIYでの使用ならそうそう割れる事もないと思いますね!

SK11(エスケー11)
新型インパクトドライバーのケースが流用可能
今回購入したインパクトレンチTW285DZは本体のみの商品でケースは付属してきません。そこで、家に余っていたインパクトドライバーTD171D用の新型ケースを流用してみる事にしました。インパクトドライバーとボディサイズは差ほど変わらないので流用できるはず!

インパクトレンチの実力
手始めにマキタのインパクトレンチTW285Dを使って108N・mに締め付けたホイールナットを緩めてみます!108N・mはインパクトドライバーTD171Dを使った場合、ギリギリ緩められる位の締め付けトルクです。さてインパクトレンチTW285Dではどうなるか!?


まとめ
今回インパクトレンチを買って思ったことは、やはりインパクトドライバーはあくまでも「ドライバー」と言う事です。ビス打ちや細めのボルトナットの締緩(ていかん)向けと言えます。マキタTD171DでもせいぜいM10位までがいいとこだと思います。M10以上のボルトナットからはインパクトレンチじゃないと無理があると感じました。クルマのタイヤ交換や足回りの整備をするのであれば絶対インパクトレンチがおすすめかと思います!インパクトレンチだと作業が捗りますね!