マキタ充電式コードレスクリーナー最高峰の吸引力を誇る18Vカプセル式掃除機CL181FDのモーター交換方法です。
CL181FDのモーター交換は意外にも簡単で、器用な方なら5分程度で可能かと思いますので、掃除機から異音がしたりして吸引力不足を感じる方はモーター交換する価値はあるかも知れません。
ただし、当然ながらマキタでは分解や修理をする事を禁じています。保証期間が残っている場合保証を受けられなくなりますので、その辺は十分注意してください。分解や改造をするという事は、何が起きても全て自己責任となります。
用意する物
モーターは単体でも購入可能ですが、ファン脱着の難易度が高く、破損する可能性が高いのでこちらのファンとモーターが一体になったアッセンブリー品がおすすめです。
私がモーター交換する際はいつもアッセンブリー品を使用しています。値段もそれほど変わらないです。購入はマキタ取り扱いの道具屋さんで可能です。
名称 | 品番 | 価格(税抜) |
---|---|---|
モーターアッセンブリ | 125932-1 | 1500円 |

モーターを交換する際には掃除機を分解する必要がありますが、特殊な工具は不要です。プラスドライバー(2番)と小さめのマイナスドライバーがあればモーター交換できます。
本体分解方法
早速分解していきます。最初に工具無しで外せるもの、カプセル、バッテリー、高機能フィルター、全部外していきます!高機能フィルターのはずし方は根元を持って捻るだけです。説明書にも書いてありますのでそちらも参考にして下さい。
プラスドライバーで7本のビスを外します。
カバーを慎重に分離させます。このときスイッチボタンやストラップがポロリと落下する事がありますが、焦らなくて大丈夫です。後からしっかり元の位置に戻せば良いだけです。
カバーを開けるとこんな感じになってます。どうですか!?意外と単純構造だと思いませんか!
モーターに繋がる赤い線のコネクターと黒い線のコネクターを指で引き抜きます。コネクターは鋭利で手を切る恐れもあるのでペンチやプライヤーで引き抜いても良いです。ちなみにコネクターには位置があるので戻すときは注意が必要です※組み立ての項で説明します。
コネクターを外すと本体ケースからモーターユニットが外せます。
こちらも後から説明しますが、赤丸部分の突起と三角印しは本体上部に取り付けるための目印となっていて、組み込むときはここが上部になるように組み込みます。
モーターユニットの分解
ラバーを手で捲って取り外します。
半透明の樹脂カバーを外しますが、このパーツは3箇所の爪で固定されています。
指だけでも外せますが、この様にマイナスドライバーで爪から外したほうが無難です。
これでモーター交換をするための分解作業は全て終わりです!簡単ですよね!なお、分解してみて内部が汚れていたらついでに掃除する事をおすすめします。
今回はモーター交換についての記事ですので掃除の仕方は割愛いたします。興味のある方はこちらの記事を参考にしてみて下さい。
組み立て
新しいモーターを組み込んでいきます!基本的に分解時の逆手順ですので簡単です。
樹脂カバーの三角印しとモーターユニットの突起部を合わせて取り付けます。しっかり3箇所の爪がハマッている事を確認。
ラバーも突起に合わせてしっかり取り付けます。
モーターユニット突起部が掃除機ケース上部に来るようにセットします。
拡大画像です。突起部がしっかり上に来ている事を確認してください。この位置を間違うとケースがうまくはまらなくなります。
配線コネクターをモーターに取り付けます。赤の配線(+極)が上。黒の配線が(-極)下です。実は配線ミスが無いように最初からモーター端子根元に赤く印が付いてます。赤印に赤い配線という事です。
モーターが無事セットされました。ストラップやスイッチボタンなど、付け忘れているパーツがないか確認します。
7本のビスを締め込んでケースを固定します。ビスは力一杯締めると、ケース側の樹脂ねじ山が破損します。締め込んで行ってビスが固くなったと感じたらそれ以上締めこまないでOKです!不慣れな方は注意しておきたいポイントです。
高機能フィルターの骨組みを押し込んで取り付けて無事モーター交換完了です!
どうですか!?思ったより簡単ですよね!慣れれば3分で交換できるかもしれません!
最後に動作確認することも忘れずに!ん~心なしかモーター動作音が静かですね!というか確実に交換前より静かになってます。
まとめ
ということで、今回はマキタ充電式コードレスクリーナーCL181FDのモーター交換方法をお伝え致しました。
同型の掃除機で異音がしたり、モーターのブラシ寿命が疑える場合は、もしかするとモーター交換して復活するかも知れませんので参考にしてみて下さい。原因がモーターの故障でしたら1500円で復活可能となります。
ただし、冒頭でも述べましたが、個人での分解修理や改造はマキタで禁止しています。分解修理する場合は何が起きても全て自己責任となる事をお忘れなく。
動画
モーター交換の仕方を動画撮影したものです。こちらも記事と合わせて参考にしてみて下さい。
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