マキタの最高峰18Vインパクトドライバーが約2年ぶりにモデルチェンジし、新型のTD171Dが発売されました!発売して直ぐに購入してみましたので、新機能、前モデルTD170Dとの違いなどをご紹介してみたいと思います!
新発売されたTD171Dには本体のみ販売、本体と充電器、バッテリー、ケースがセットになったセット品がありますが、今回はセット品を購入しました。
新型の主な特徴
- 最大締め付けトルク180N・mにアップ!旧モデルは175N・m
- 楽らくモードが4モードに増加
- 手元(人差し指)で打撃力切り替え可能
- 左右分離LEDライトで視認性アップ
- ビットブレ低減ベアリング(ほぼゼロ)
- 全長が従来モデルよりも1mm短縮
旧モデルとの外観比較
正直外観の違いはあまり感じられません!全長が1ミリ短くなった(117mm→から116mm)とのことですが、見た目では分りません。
右側面画像です。基本形状は変わっていない感じですよね。
正面から見ると、LEDの配置が変わったことが分ります。
後姿も目立った変化はないですね。といった感じで外観はほとんど一緒に見えるのですが、細かいところが色々進化しているので、次の項目で説明したいと思います!
新機能
最大締め付けトルクがアップ
最大締め付けトルクが従来機のTD170Dの175N・mから180N・mとなり、5N・mアップしました!たかが5N・mと思うかもしれませんが、ビット折れを考えればちょうど良いトルクといわれています。
ビットぶれ大幅低減4
ビット取り付け部のボールベアリングが強化され、ビットブレが大幅に低減(ゼロブレ)されました。従来機は新品でもブレが目立ったので、うれしい進化です!カムアウト率も下がりますので、おのずと仕事の効率も上がりますね!
LED配置変更
LED照明が従来の真ん中から、左右に分離されて設置されました。
LEDは双方2発仕様ですが、左右に分離されたことにより、ビット、ビス回りに影が出難くなりました。
打撃速度手元切り替えボタン
従来機ではLEDが設置されていたところに手元ボタンがセットされ、押すたびに打撃の速さを変えられるようになりました。
打撃速度は弱、中、強、最速と従来モデルと同じ4段階ですが、人差し指で簡単に打撃速度を変更できるので、仕事の効率アップに繋がりますね。本体下部のメイン操作盤でも打撃は変えられます。
4モードに増えた楽らくモード
楽々らくモードが、木材、ボルト、テクス薄、テクス厚、と4モードに増え、シーンに合わせた回転スピードの調整幅が広がりました!
メイン操作盤はバッテリー残量表示がなくなりましたが、現行バッテリーはバッテリー自体に残量表示があるので特に不便はしません。
よく使うモードを記憶可能・メモリー機能
新型TD171Dにはよく使用するモードを記憶させておくメモリー機能もあります!よく使うモード中に手元ボタンと打撃ボタンを同長時押しで登録完了し、次に使うときは手元ボタンを押せば、記憶したモードですぐ使えます。
いったん、別のモードに切り替えても、手元ボタンをおせば、よく使うモードに一瞬で切り替えられますので便利ですね!8種のモードから1つ記憶可能となっています。解除は手元スイッチとライトスイッチを同時長押しです。
ボタン操作一覧 | ||
---|---|---|
使用ボタン | はたらき | 確認方法 |
手元ボタン+打撃ボタン (長押し) | 選択中のモード登録(メモリー機能) | 登録完了後、設定ランプと登録したモードのランプが点滅 |
手元ボタン+ライトボタン(長押し) | 登録したモードの解除 | 解除後、設定ランプと打撃力のランプが点滅 |
手元ボタン+楽らくボタン (長押し) | 手元ボタンの無効化(もう一度同じ操作で有効) | スイッチパネルの全ランプが点滅 |
手元ボタン(メモリー機能未使用時) | 打撃モードの切り替え | 切り替え時にランプが一回点滅 |
手元ボタン(メモリー機能使用時) | 登録したモードへの切り替え(もう一度押すと直前に使用していたモードに戻る) | 切り替え時にランプが一回点滅 |
手元ボタンが無効化されても、モード登録と解除は可能です。その際、手元ボタンは有効化されます。
動画版比較
マキタ新型インパクトドライバーの現物を動画でご覧いただけます!こちらも参考にしてみて下さい!
仕様スペック表
基本的に回転数、打撃速度は従来モデルと同じようです。楽らくモードのみ多少変化がありました。
TD171Dの仕様 | |||
---|---|---|---|
バッテリ電圧 | 18V | ||
最大締付けト ル ク | 180N・m | ||
締付け能力 | 小ネジ | M4~M8 | |
普通ボルト | M5~M16 | ||
高圧ボルト | M5~M14 | ||
コースレッド | 22㎜~125㎜ | ||
回転数 | 打撃モード | 最速 | 毎分 0~3,600回転 |
強 | 毎分 0~3,200回転 | ||
中 | 毎分 0~2,100回転 | ||
弱 | 毎分 0~1,100回転 | ||
木材 | 毎分 0~1,800回転 | ||
ボルト(正転時) | 毎分 0~3,600回転 | ||
テクス用(薄板) | 毎分 0~2,900回転 | ||
テクス用(厚板) | 毎分 0~3,600回転 | ||
打撃数 | 最速 | 毎分 0~3,800回 | |
強 | 毎分 0~3,600回 | ||
中 | 毎分 0~2,600回 | ||
弱 | 毎分 0~1,100回 | ||
木材 | 毎分 0~3,800回 | ||
ボルト(正転時) | 毎分 0~3,800回 | ||
テクス用(薄板) | 打撃開始直後に停止 | ||
テクス用(厚板) | 毎分 0~2,600回 | ||
寸法(バッテリー込み) | 長さ116㎜×幅79㎜×高さ236㎜ | ||
重さ(バッテリー込み) | 1.5㎏(BL1860B装着時 |
というこで、今回はマキタの新型インパクトドライバーTD171Dの基本的な性能、機能をご紹介しました!これから色んな場面で使っていきますので、新たに気づきがありましたらまた記事にしたいと思います!
まだ出たばかりで、通販サイト、店舗ではTD170Dをメインで置いてあるところもあるようです!せっかくですから、新型を買った方がお得ですので、その辺は気をつけてください!
コメント