マキタの充電式クリーナー紙パック式CL107FD(10.8V)やCL142FD(14.4V)またはCL182FD(18V)を使用していて、何だか最近「吸い込みが悪いな~」とか、「音がいつもと違うな~」「故障かな」と思った事はございませんか!?
吸引力が落ちたり、異音がするときは、掃除機からの何らかのサインかもしれませんので、一度点検してみると良いと思います!
そこで今回は、ちょっとしたメンテナンスで直るものから、修理が必要な状況まで、考えられる原因と、点検ポイントをまとめてみたいと思います!
どうも最近掃除機の調子が悪いと感じている方々の、何らかのヒントになれば幸いです!
この記事では18VのCl182FDを題材にしていますが、マキタの紙パック式クリーナーでしたら点検ポイントは大体同じです。現在マキタカタログに掲載されている紙パック式のクリーナーは以下の機種です。
CL072DS/CL102DW/CL107FD(SHW)/CL142FD(RFW)/CL182FD(RFW)/CL105DWN/CL105DW
バッテリー残量が少ない
吸引力低下の原因の初歩的なものとしては、バッテリー残量が少なくなっているという事があります。この場合、バッテリーをしっかり充電すれば吸引力も復活します!
バッテリーの寿命
バッテリーの使い方にもよりますが、基本的にバッテリーは消耗品です。長年に渡って使用しているとバッテリー自体が寿命を迎えていることも考えられます。※バッテリー寿命はこちらも参考にしてみてください
それほど酷使しているわけでもないのに、充電しても直ぐに吸引力が落ちたり、残量が直ぐなくなる、もしくは充電すらできない場合、バッテリーの故障も考えられますので、販売店に問い合わせしましょう。
マキタ直営店などではバッテリーチェッカーと言われる故障診断機を備えているところもあります。
ゴミが満タン
高機能ダストバッグ、ダストバッグ、または紙パックがゴミで一杯になっていると吸引力が間違いなく落ちます。ゴミを捨てる、または紙パックを交換しましょう!
また、高機能ダストバッグ、ダストバッグを常用している場合、目詰まりを防ぐため、定期的に水で丸洗いすることをおすすめします。
接合部の緩み
本体およびヘッドノズル接合部分がしっかり取り付けられていないと、吸引空気が漏れて圧力損失が生じ、吸引力が低下することがあります。パイプやノズルはしっかり取り付けましょう。
パイプ詰まり
知らないうちに大きなゴミを吸ってしまい、パイプの中に詰まる事もあります。そうなると、吸引力も落ちますし、吸引の音も変化したりします。パイプを外してゴミが詰まってないかも確認するといいですね!
ヘッドノズル稼動部の減り
レアなケースですが、ヘッドノズルの稼動部、人間で言う間接の分が磨り減って隙間ができ、吸気損失が起きる可能性もあります。長年使用しているヘビーユーザーの方の掃除機は減っている可能性があるかもしれませんので点検してみて下さい。
また、ヘッドノズル内部には気密を保持するパッキンが入っていますが、こちらも長期使用で磨り減るパーツです。いずれも大きな吸引力低下にはなりませんが、ガタが大きくなったり、明らかに吸気が漏れている状況でしたら、ヘッドを新しい物に交換すると良いと思います!※ヘッド部分分解方法はこちら
フロントカバーパッキンの破損
マキタの紙パック式クリーナーCL107FD(10.8V)、CL142FD(14.4V)、CL182FD(18V)などは、ここのカバーゴムパッキンと本体が密着し、気密を保持することで吸引する構造となっています。
ここのパッキンが劣化して千切れていたり、欠けたり、何かが挟まっていたりしていると気密が保持できず、吸引力低下につながります。破損している場合はパッキンだけ売っていますので、交換しましょう。
日常点検でも、パッキンと、本体パッキン面は濡れた雑巾で拭くなどして綺麗にしておく事が長く使う為の秘訣です!
本体吸入パイプパッキンの劣化
可能性としては低いですが、本体吸入パイプ付け根のゴムパッキンが劣化すると本体に隙間ができ、気密性が落ちで吸引力低下に繋がります。
通常ここは劣化しにくいですが、長いストレートパイプをつけて無理に押し付ける様な使い方だと、テコの原理で負担がかかるので、気をつけたいところです。劣化した場合、部品交換で復活します!
スポンジフィルタ目詰まり
マキタクリーナーCL142FD(14.4V)またはCL182FD(18V)はダストバッグ収納部奥にスポンジフィルタが設置されています。ここも目詰まりしていると多少なりとも吸引力は落ちると思いますので、点検したいポイントです。吸気ファンの直ぐ前なので汚れやすい印象です。
スポンジフィルタは溝に入っているだけなので、指で簡単に外せます。こちらも日常点検で水洗いがおすすめです。中性洗剤で洗い、よく水を切り、乾燥させた後取り付ければOKです!
排気フィルタ目詰まり
吸引力低下、始動時にホコリが突然舞う、といったときはここの排気フィルタが目詰まり、汚れている可能性がございます。ここのフィルタは分解しないと取り外せませんので、通常は別の掃除機でホコリを吸い取るなどの処置を取ります。
実は、分解してみると排気フィルタは短期間でそうとう汚れています。メーカー保証なんて要らないぜ!とか、DIYは得意です!
という方は分解して定期的に水洗いするのが良いと思います。自分も必ず定期的に洗ってます!洗浄後は排気音も良好ですし、排気臭もなくなります♪吸引力アップには排気も大事です!※分解方法はこちらから
本体内部のゴミ詰まり
数年間使用していると、本体内部にかなりのホコリやゴミが侵入し、排気フィルタをも塞ぐような状況になっていることもあります。
原因不明の吸引力低下の際は内部のゴミ詰まりも考えられます。販売店に相談することをおすすめします!DIYチャレンジャーでしたら分解掃除してみて下さい。※自己責任で
モーターやファンの故障
吸引力低下では、モーターの故障も十分考えられます。先日、私の掃除機も異音が発生し、モーターファンをDIYにてアッセンブリ交換して新品時の掃除機のように復活した経緯があります。
今まで述べてきた点検ポイントに一つも当てはまらず、異音が発生しているときなどはモーターを疑ってみてください。※モーター異音に関しての記事はこちらから
モーターユニットに取り付けられているこちらの透明なファンも、マキタの掃除機では壊れやすい部品の一つです。
本体内で「ガラガラ」摩れるような音がする場合、こちらのファンの付け根が割れて外れている、または外れかけている可能性もございます。
この部品も単体で買えますが、個人的にはモーターと一緒になった部品をアッセンブリ交換するのが簡単でおすすめです。※モーターユニット交換方法は子こちらから
日常点検が必要
いくつか該当するものはありましたでしょうか!?もしかすると上記で述べたポイントが、掃除機の吸引力低下の原因かも知れませんので、今一度点検してみてはいかがでしょうか!
いずれにせよ、やはりマキタのクリーナーを長く使う場合、日常までとは言いませんが、定期的に点検や掃除をするのがポイントだと思います!人間でいう健康診断みたいなものですね!
ということで、今回はマキタ充電式クリーナーの吸引力低下したときに点検すべきところをまとめてみました!新たな気づきがありましたら随時更新しておきたいと思います!
コメント
コメント一覧 (3件)
吸引力が,弱い上に重たいものが一旦吸いこんでも
戻って、床が汚れてしまいます。
パッキンがなくなってる気がするんですが、見あたりません。
長島淳子さん
機種名わかりますか?カプセル式だとパッキンはカプセルの奥にあるはずです。
マキタの掃除機は本当に吸引力が弱いです。作りを見ればわかりますが500円玉一枚吸う力は有りません。スティルマーケティング(さくらコメント)にみなさん騙されています。