国内屈指の電動工具メーカーで知られるマキタが発売しているコードレスクリーナーCL107FDSHW(10.8V)がなぜダイソンなどの人気コードレス掃除機に並ぶほど人気なのか!?
その理由は何なのか!?複数あるマキタのコードレスクリーナーラインナップの中でなぜCL107FDSHWが一番売れているのか!?デメリットは無いのか!?
今回はこれらの疑問に自称マキタクリーナーマニアである私が、姉妹機CL106FDやCL108FDとの違い、使用感、吸引力、騒音、取り付け可能アタッチメント等々詳しくレビューさせて頂きます。
これからコードレスクリーナーを購入ご検討の方、マキタの充電式クリーナーの種類が多くてどのモデルを買えばよいのか分らない方の参考になれば幸いです。
CL107FDZWとCL107FDSHW違い
マキタ充電充電式クリーナーにはセット内容が異なる「CL107FDZW(本体のみ)」と「CL107FDSHW(フルセット品)」の2種類が販売されております。
一見ややこしい、この型式ですが、簡単に言いますと最初の「CL107FD」までが掃除機本体の型式で、その後ろに続く「ZWやSHW」はセット内容の区別となります。
要するにCL107FDZWとCl107FDSHWは掃除機本体は全く同じ物で、セット内容が異なるだけという事になります。
CL107FDZWは本体のみですので、既に10.8Vスライドバッテリーとそれを充電する充電器をお持ちの方向けのモデル。
CL107FDSHWは充電器、バッテリ付属のフルセット品となりますので初めてマキタの10.8Vスライドバッテリーシリーズの掃除機を購入する方向けとなっております。
基本的にマキタの充電器やバッテリーは、単品バラ購入いたしますと、結構割高になり損をする事になりかねませんので、初めてCL107FDを購入するので、あれば必ずセット品のCL107FDSHWを購入しましょう!
付属品 | CL107FDZW | CL107FDSHW |
---|---|---|
バッテリ(カバー付き) | × | ○ BL1015(1.5Ah) |
充電器 | × | ○ DC10SA |
ノズル | ○ | ○ |
ストレートパイプ | ○ | ○ |
サッシ(隙間)用ノズル | ○ | ○ |
サッシ(隙間)用ノズルホルダ | ○ | ○ |
紙パック10枚 | ○ | ○ |
ダストバッグ | ○ | ○ |
説明書兼保証書 | ○ | ○ |
CL107FDSHW基本情報
フルセット品のCL107FDSHWの基本仕様です。本体のみCL107FDZWは充電器、バッテリーが付属していないだけで掃除機本体の仕様は全く同じです。
CL107FDSHW基本仕様 | |
---|---|
集塵方 | 紙パック式(ダストバッグも装着可) |
スイッチ方式 | 3段切替ワンタッチスイッチ(強/パワフル/標準) |
本機寸法 | 長さ960×幅112×高さ150mm(パイプ・ノズル付) |
質量 | 1.1kg(バッテリ含む/ノズル・パイプ除く) |
電源 | スライド式Li-ionバッテリ 直流10.8V-1.5Ah |
集じん容量 | ダストバッグ(500mL)、紙パック(330mL) |
吸込み仕事率 | パワフル(32W)、強(20W)、標準(5W) |
連続使用時間 | パワフル(約10分)、強(約12分)、標準(約25分) |
保証 | 取扱説明書に掲載(メーカー保証購入から1年) |
付属品 | 抗菌紙パック(10枚)/ダストバッグ/ノズル/ストレートパイプ/サッシ(すきま)ノズル/充電器/バッテリー/取扱説明書 |
マキタCL107FDSHWに使用できるバッテリーは10.8Vスライド式バッテリーシリーズのみとなっており、CL107FDに標準付属のBL1015(容量1.5Ah)の他に、大容量BL1040B(4.0Ah)が使用可能です。
対応充電器は標準付属の10.8Vスライド式バッテリ専用充電器DC10SAの他、14.4V/18も一緒に充電できる1台3役のDC18REというモデルもあります。
BL1015をDC10SAを使用して充電すると、満充電までの時間は脅威の22分!DC10SAはバッテリ冷却ファンシステムを搭載していますので、リチウムイオンバッテリーを冷やしながら効率よく充電することができ、急速充電が可能なんです。
本体内蔵型のコードレスクリーナーですと、まず不可能な充電時間です。ファンの音も極めて静かで、数メートル離れれば全く気になりません。
名称 | 容量 | 重さ | 充電時間 | 充電器 | 価格相場 |
---|---|---|---|---|---|
BL1015 | 1.5Ah | 約210g | 約22分 | DC10SA | posted with カエレバ |
BL1040B | 4.0Ah | 約375g | 約60分 | posted with カエレバ |
CL107FDSHWはバッテリーを本体から簡単に切り離せるセパレートタイプを採用していますので、別売り大容量バッテリーBL1040Bを装着する事で更なる長時間運転が可能となります。
しかし、BL1040Bは高価ですし重量も増します。そんな場合はBL1015Bバッテリを1つ追加購入して予備として使うのも良いですね。そうすれば、片方が電池切れになっても、付け替えて連続で使用することができ、その間にもう片方を充電するというループ技が使えます。
バッテリ名 | 運転時間 |
---|---|
BL1015 | パワフル:約10分/強:約12分/標準:約25分 |
BL1040B | パワフル:約27分/強:約32分/標準:約67分 |
CL107FDの特徴
- パワフル吸引(吸込み仕事率32W)
- ワンタッチ連続運転スイッチ(三段階パワー強/パワフル/標準)
- 紙パック簡単ゴミ捨て
- 紙パックの他に繰り返し使えるダストバッグ付
- 軽量1.1kg(BL1015バッテリ使用時)
- 連続運転時間25分(標準モード時)
- バッテリ分離式
- 急速充電22分(BL1015使用時)
マキタCL107FDSHWは10.8Vスライド式バッテリシリーズの掃除機の中で唯一の紙パック式を採用。ゴミが溜まったら紙パックごとゴミ箱に捨てるだけなので、手が汚れたり、部屋中にホコリが舞う事もありません。
紙パックは消耗品なのでコスト削減したい方は付属するダストバッグを使用すれば、バッグの中のゴミを捨て、バッグを繰り返し使う事もできます。
吸込み仕事率はマキタ最高峰18V機種に負けず、劣らずの32W!この吸込み仕事率は現在マキタで販売されている充電式クリーナーの中でナンバー2の数値!
それでいて重量は1.1kgに留まっていますので、障害物の多い部屋でも快適な持ち運び、取り回しが可能です!
運転時間はBL1015使用時で最大25分(標準モード)、これでも十分なのですが、別売りのBL1040B大容量バッテリを装着すれば更に長い67分(標準モード)の連続運転ができます。
充電時間はBL1015使用時で驚愕の22分ですので、バッテリー内蔵タイプのコードレス掃除機とは比べ物になりませんね。
順位 | モデル名 | 吸込み仕事率 |
---|---|---|
1 | CL282FDRFW | パワフル60w/強42w/標準15w |
1 | CL281FDRFW | パワフル60w/強42w/標準15w |
2 | CL280FDRFW | 45w |
3 | CL182FDRFW | 強37w/標準10w |
3 | CL181FDRFW | 強37w/標準10w |
3 | CL180FDRFW | 37w |
4 | CL107FDSHW | パワフル32w/強20w/標準5w |
5 | CL108FDSHW | パワフル30w/強20w/標準5w |
6 | CL142FDRFW | 強29w/標準10w |
6 | CL141FDRFW | 強29w/標準10w |
6 | CL140FDRFW | 29w |
7 | CL105DWN | パワフル23w/強14w/標準5w |
8 | CL110DW | 21w |
9 | CL105DW | パワフル20w/強14w/標準5w |
10 | CL106FDSHW | 19w |
11 | CL102DW | 強14w/標準5w |
11 | CL100DW | 14w |
11 | CL072DSH | 強14w/標準5w |
11 | CL070DSH | 14w |
標準付属のノズルやパイプ類は状況に応じて簡単に脱着可能で、さまざまなシーンに合わせて使う事ができます。ノズルやパイプ類は現在マキタのカタログに掲載されている充電式クリーナー全てに互換し、取り付けが可能となっております。
状態 | 使用場面 |
---|---|
ノズルなし | ちょっとしたお掃除に |
ノズル | テーブルや家具、棚などのお掃除に |
サッシノズル | クルマの中や、隙間の狭い家具、サッシ溝などに |
ノズル+ストレートパイプ | いわゆるスティック式です。畳、絨毯、フローリング、階段など、立ったままで使えます |
サッシノズル+ストレートパイプ | 家具の奥、本体が当たって邪魔なときに |
CL106FDとCL108FDとの違い
モデル名 | CL106FD | CL107FD | CL108FD |
---|---|---|---|
使用バッテリ | 10.8Vスライド式リチウムイオンバッテリー1.5Ah | ||
スイッチ方式 | トリガー | 三段階ワンタッチスイッチ | 三段階ワンタッチスイッチ |
吸込み仕事率※1 | 19W | パワフル32W/強20W/標準5W | パワフル30W/強20W/標準5W |
集塵方式 | カプセル | 紙パック | カプセル |
集塵容量 | 600ml | ダストバッグ500ml 紙パック330ml | 600ml |
連続運転時間※2 | 約16分 | パワフル:約10分/強:約12分/標準:約25分 | パワフル:約10分/強:約12分/標準:約25分 |
寸法mm(長さ×幅×高さ) ※パイプ、ノズル付き時 | 958×100×150 | 960×112×150 | 956×110×150 |
質量※3 | 0.98kg | 1.1kg | 1.0kg |
標準小売価格(税別) バッテリ、充電器付き フルセット | 18300円 | 20000円 | 19400円 |
標準小売価格(税別) 本体のみ | 6000円 | 7700円 | 7100円 |
上記表を比較して見ますと、CL107FDとCL108FDは集塵方式が異なるだけで吸引力やスペックなどは殆ど同じ事が分かります。
吸引力の差はCL107FDが最大吸込み仕事率32Wに対し、CL108FDは30Wと2Wの差しかありませんし、スイッチタイプも同じ。
CL107FDは紙パック式で簡単ゴミ捨てはかなりの魅力がありますが、紙パックを買い足すコストがどうしても嫌な方であれば、2018年8月に発売されたカプセル式掃除機CL108FDを選んでも良いかもしれないですね。
CL108FDは本体カプセル自体がゴミ溜めとなり、紙パック、ダストバッグは不要で、ランニングコストはほぼかかりませんし、ゴミが溜まったらカプセル開けて捨てるだけです。
カプセル式掃除機は弱点として、紙パック式に比べてゴミを捨てる際にホコリが舞い易いといわれていますが、それほど神経質になるものでもないですからね。
CL107FDとCL108FDの違いは集塵タイプが紙パック式か、カプセル式なのかの差ですので、両機種でどちらを買うかで迷ったら参考にしてみて下さい。
CL106FDに関しては、吸込み仕事率19WとCL107FD、CL108FDよりも10W以上低く、ちょっと時代に遅れてしまっている感が否めませんね。
トリガスイッチ採用も私的にはあまり良いものとは思えません。長時間握りっ放しだと、指が疲れますし、際どい体勢で障害物が多いところを掃除機がけしなくてはならない場面でも常にスイッチを握る必要があるのは結構苦痛ですよ。
トリガスイッチは頻繁にスイッチをオンオフできるからバッテリ節約ができるとか言われていますが、トリガスイッチは吸引力のパワー切り替えが出来ずに握れば全開のみ。
一方、ワンタッチパワー切替スイッチは「強、パワフル、標準」と使い分ける事が出来き、標準モードでしたら吸込み仕事率5Wの運転が可能です。結果的にワンタッチパワー切替スイッチの方が節電できるのではないかと思いますね。
外観
CL107FDは従来のマキタ充電式クリーナと大体同じようなデザインで、大胆に新しいデザインやカラーを採用したといったところは無さそうです。
ボディーカラーはスノーホワイトで、ボディの表面はシボ加工(模様加工)などはなく、ツルツルなタイプです。
ワンタッチスイッチパネルはCL108FDと同じ物が使用さており、スイッチを押すたびに「強20W→パワフル32W→標準5W→強32W」ロータリーする仕様です。
運転を停止したいときは、切るボタンを押します。因みにどこのモードで切ったとしても運転再開時は強モードから始まります。
ヘッドノズルやサッシノズル、ストレートパイプは現在マキタで販売されている充電式クリーナー全機種共通のものです。ヘッド可動域は多く、狭い隙間も掃除機がけができますし、取り回しも最高です!
ほぼ直角になるので壁に立て掛けておくときも便利です。ノズル裏はゴムワイパと、ゴムローラーを採用し、様々な床に対応します。
一部口コミでこのノズルは床に傷が付く等といった情報を聞いた事がありますが、無垢材なら仕方ないにしても、表面にコーティングされているフローリングなどでは目だった傷は付かないと思います。
一般的なフローリングに傷が付いたのであれば、おそらくローラーやワイパゴムに付着した硬質なゴミ(細かい石等)の影響、またはノズルを真横に引きずってしまってローラーをロックさせてしまったからだと思われます。
定期的にノズルローラーやワイパをメンテナンスしてノズルを正しく動かしていれば、フローリング床に目立つ傷が付くことはないと思いますね。
実際に使ってみた
実際にCL107FDSHWを使って掃除機がけしてみると、まず第一印象は「軽い」に尽きます。階段などで何度も掃除機を持ち上げながら使用する場面でも、何ら苦になりません。腕への負担は相当少ない印象を受けると思います。
ワンタッチスイッチ採用で、運転時常にトリガを握る必要がありませんので、「あとちょっとだけ奥に届けば」という様な状況ではこのよううにグリップから手を離し、本体最後部を持って使う事も可能!こういった場面では本当にワンタッチスイッチでよかったなと思います(笑)
軽量がゆえに、片手で持って高い所の換気扇掃除やエアコン掃除も出来ちゃいますよ。スイッチ近くにはLED照明も付いていますので、日差の当たらない暗いところや夜間の使用もできます。
本体+サッシノズルではサッシの隙間掃除。サッシノズル+ストレートパイプでは冷蔵庫や家具の隙間、手の届かないところにノズルが届きますね。
スルスル回るローラーで畳の上もスムーズに掃除機がけが出来ました。自由自在に動く事で評判のヘッドノズルも健在で、狭い隙間や障害物があるところでの掃除機がけもらく楽です!
ただ、いくらオールマイティな標準ノズルでも毛の長い絨毯などに絡み付いたゴミなんかは上手く吸引できない感じですね。部屋の多くが絨毯の場合、別売りの絨毯専用アタッチメントが売ってますので、そちらをを使用すると良いと思います。
CL107FDSHWは紙パック式だからゴミ捨てはホントに楽です!フロントカバーを開けて紙パックを引き抜きゴミ箱に捨てるだけ!手も汚れませんし、カプセル式でありがちなゴミの舞い上がりも殆どないです。
使い捨ての紙パックの代わりにダストバッグを使用すれば、中身のゴミだけ捨てて、バッグを繰り返し使えますので経済的です。
しかし、ダストバッグ使用時はバッグからゴミを取り出しにくく、手が汚れたりホコリが舞ってしまうので、紙パックほどの手軽さはなくなります。やはりCL107FDSHWのは紙パックを使ってこその機種かもしれなしですね。
布団圧縮袋パックの吸引テストでは、斜めにカットされた本体ノズルだと吸い口が斜めで、圧縮袋のバルブに密着させることができず、上手く真空引きすることが出来ませんでした。
しかし、吸い口が真っ直ぐカットされているストレートパイプを使用することで、布団の圧縮に成功。AC100V機並みにガチガチに吸引圧縮する事は出来ませんが、実用レベルで省スペース化できるくらいであれば圧縮できます。
CL107FDSHWを様々なシーンで使ってみての快適度を表にまとめてみましたので参考にしてみて下さい。
シーン別使用快適度 | ||
---|---|---|
フローリング | ◎最適 | |
畳 | ◎最適 | |
クッションフロア | ◎最適 | |
タイル(玄関等)、土間コンクリート | ○適 | |
固い短毛じゅうたん | ○適 | |
長毛じゅうたん | △あまり適さない | |
布団、毛布 | △あまり適さない | |
絨毯カーマット | △あまり適さない | |
ゴムカーマット | ○適 | |
クルマのシート(繊維生地) | △あまり適さない | |
クルマのシート(レザー生地) | ○適 | |
布団圧縮袋 ※ストレートパイプ使用 | ○適 |
記号の意味:◎最適/〇適/△あまり適さない/×不適
吸引力テスト
CL107FDSHWが売れている理由では、吸引力も大きな要素です。その吸引力は現在マキタ最強の吸引力を誇る18V機種が最大吸い込み仕事率37Wに対し、CL107FDSHWは最大吸い込み仕事率32Wと18Vの機種に次いで2番目の吸引力です。
しかもその差は5Wのみですし、14.4Vの機種の最大吸い込み仕事率の29Wよりも吸引力が高いという数値です!
今までのマキタクリーナーの吸引力は18V→14.4V→10.8Vといった具合に、バッテリー電圧が高い順に吸引力が強いというのがセオリーでした。しかしなんと10.8V(スライド式)仕様のCL107FDSHWが14.4V機を飛び越えて2番目の吸引力になっているのです。
実際に1円玉から500円玉までを吸引するテストにおいては、マキタ最強のCL182FD(18V)と比べても遜色はありません!
吸込み仕事率5Wの標準モードの吸引力では全コインをギリギリ吸えた感じでしたが、強モード、パワフルモードに関しては余裕を持って一瞬で吸引することが出来ました。
種類 | 重量 | 大きさ |
---|---|---|
1円硬貨 | 1.0 g | 20mm |
5円硬貨 | 3.75g | 22mm |
10円硬貨 | 4.5g | 23.5mm |
50円硬貨 | 4.0g | 21mm |
100円硬貨 | 4.8g | 22.6mm |
500円硬貨 | 7.0g | 26.5mm |
CL107FDSHWはマキタ最強機種18V機の約半額なのに、吸引力は最強機種に匹敵するということで、いかにコスパが高いのか分かると思います!
ちなみにCL107FDSHW、CL108FDSHW以外の10.8V以下(差込式10.8V、7.2V仕様)のマキタ充電式クリーナーは吸い込み仕事率20W前後の物が多いですので、これからマキタのクリーナーを新規購入するのであれば、それらは除外したほうが得策です。現代はコードレスクリーナーでも吸込み仕事率30W超えがスタンダードになっています。
しかし、いくらCL107FDSHWが吸引力が強いといっても、勘違いなさらいで欲しいのが、あくまでも充電式コードレス掃除機においての話だということです。
確かに同価格帯のコードレスクリーナーで比較したらCL107FDSHWはトップクラスの吸込み仕事率だと思います。でも、AC100Vの普通の掃除機、いわゆるキャニスター型掃除機の吸込み仕事率500W等の機種には到底適いませんのでご注意下さい。正直AC100V機並みの吸引力を求めて、CL107FDSHWを購入したらガッカリすると思います。
CL107FDSWの吸引力は掃除機がけする床の環境にも左右される要素が多く、フローリング、畳、クッションフロア等といった硬くて平らな床向けです。
「実際につかってみた」の項目で言った通り、毛が長い絨毯などに絡み付いたゴミや髪の毛などを吸引力だけでガンガン吸い込むといった能力はほぼ無いです。同じ理由でクルマの絨毯フロアマットの掃除も満足のいくような結果にはならず、細かい砂利が残ってしまいます。
別売り専用アタッチメントを使用すればそこそこの改善は見込めますが、やはりマキタのコードレスクリーナーCL107FDSHWは実用レベルの吸引力と、いつでもどこでも使える取り回しの良さが売りの掃除機だと認識して下さい。全てにおいて万能な掃除機ではないです。
運転音(騒音)計測
CL107FDSHWの運転音を実際に測ってみました。掃除機スタンドに立てかけている状態ですので、ほぼ無負荷状態です。騒音測定方法はJIS規格記載の測定方法に全く準じておらず、安物騒音計を用いて行いましたので、今回の検証結果はあくまでも目安程度とお考え頂ければと思います。※測定条件:標準付属ダストバッグ使用。バッテリーBL1040B使用(満充電)
モード | 音量dB |
---|---|
パワフル | 84前後 |
強 | 81前後 |
標準 | 73前後 |
計測結果をみると、強とパワフルは80dB超えで結構な音量となり、体感でもうるさいと感じるレベルでした。ただ、標準モードは70dB弱と、体感的にもそれほどうるさいとは感じませんでしたので、ある程度防音加工が施されている壁や床の住宅でしたら深夜にちょっと使うくらいなら大丈夫かも知れないです。
音量dB | 状況 |
---|---|
~60 | 銀行窓口周辺/博物館館内/役所の窓口 |
~70 | バス車内/コーヒーショップ店内/新幹線車内 |
~80 | 地下鉄車内/主要幹線道路(昼間)/せみの声 |
~90 | パチンコ店内/ゲームセンター |
CL107FDSHWに取り付けできるアクセサリー一覧
CL107FDSHWに標準付属のノズル類は、どんな床や環境にもある程度対応できるマルチなノズルですが、それでも物足りなさを感じた場合、各状況に特化した別売りアクセサリーを取り付けることで掃除機がけの幅を更に広げることが出来ます。※マキタ掃除機に装着可能な100均アタッチメントに関してはこちらをご覧ください!
名称 | 特徴 | 品番 | 価格(税抜) |
---|---|---|---|
切り替えノズル (フロア/絨毯)) | 切替ボタン付きでフロアと絨毯どちらにも使えるノズルです。 | A-61335 | 2700円 |
じゅうたんノズルDX | 先端と中間に毛取りブラシがついたじゅうたん用ノズルです。ヘッド稼動域が多く使い易いノズルです。 | A-59950 | 1900円 |
じゅうたん用ノズル | ブラシが付いたじゅうたん用ノズル。ヘッドがフレキシブルに稼動しないので使い勝手はイマイチです。 | A-37546 | 1200円 |
シートノズル | 毛取りブラシがついたクルマのシート用ノズル。 | A-67022 | 1100円 |
棚ブラシ | 障子の桟(さん)や棚の上の清掃が手軽にできるブラシノズルです。 | A-65931 | 850円 |
フレキシブルホース | 狭い隙間の清掃に便利なフレキシブルホース。 | A-65925 | 500円 |
ラウンドブラシ | 楕円型のブラシです。キーボードや、静電気で付着したほこりの除去に便利です。 | A-65947 | 950円 |
サイクロンアタッチメント | ストレートパイプと掃除機の間に取り付ける簡易サイクロンアタッチメントです。紙パック式、カプセル式共に掃除機本体にゴミが溜まり難くなります。 | A-67169 | 3500円 |
おすすめはサイクロンアタッチメント
CL107FDSHWに取り付け可能なアタッチメントの中で私が一押しするのは「サイクロンアタッチメントA-67169」ですね!サイクロンアタッチメントとは、マキタ充電式クリーナー全機種(吸込み仕事率15W以下以外)にポン付け可能な簡易サイクロンユニットの事です。
サイクロンアタッチメントを取り付けることで、掃除機で吸い込んだ空気とゴミに回転を与えます。その回転で生じた「遠心力」が空気とゴミを分離して、ゴミの殆どをダストカップに集塵される仕組みです。
つまりサイクロンアタッチメントを取り付けると、ゴミの殆どが紙パック(又はダストバッグ)まで到達しなくなるんです!ですので吸引力も安定!
本来消耗品の紙パック交換がほぼ不要となり大幅なコストの削減が可能となります。ゴミ捨ては紙パック交換より遥かに楽で、ワンタッチでダストカップを外しサッと捨てるだけですので、手も汚れることはありません!
どうですか!?最強のアタッチメントだと思いませんか!?私はこれを入手してからというもの、完全に手放せなくなりましたね!
しかし、これだけおすすめのサイクロンアタッチメントにも大きな弱点があります。サイクロンアタッチメントは掃除機本体とストレートパイプの間に差し込んで使うので、サイクロンアタッチメントを差し込んだ分、掃除機の全長が約15cm長くなってしまうんですね。
これだけ長くなると、高身長の方以外使い難く感じると思います。こちらの、掃除機全長が長くなってしまう問題に関しては、当ブログで簡単にパイプをカットして長さを詰める方法をご紹介していますので、是非参考にしてみて下さい。
CL107FD消耗品一覧
CL107FD(ZW/SHW)に標準付属してくるのは、使い捨て紙パック10枚とダストバッグ、これらをセットするためのオレンジの部品バルブステーコンプリート。
紙パックはなくなったら買い足すのは当然だと思いますが、ダストバッグも繰り返し使用し、水洗いを何度もしていると素材が劣化し、ボロボロになりフィルタ性能が低下しますので、そのようなときは交換が推奨されます。
バルブステーコンプリートも長期の使用でゴミの逆流を防ぐゴム弁が劣化し、ノズルからのゴミこぼれが目立ってきたら交換時期となります。
高機能ダストバッグとは、紙パック、ダストバッグの代わりに取り付けられる耐久性、フィルタリング性に優れた別売りの布製フィルターです。
洗って繰り返し使えますし、耐久性もダストバッグより高いです。フィルタリング捕集性が高いので掃除機本体内部も汚れ難くくなりますので、結果的に掃除機の寿命を延ばす事が出来ます。
標準付属ダストバッグの上位モデルといった位置付けですね!デメリットとして、ダストバッグに比べほんの少しだけ吸引力が低下する傾向があります。
収納方法
マキタ充電式クリーナー、CL107FDの収納方は主に3つあります「壁掛け」「自立スタンド」「バッグ」などを使った方法です。それぞれの特徴を考察してみましょう。
壁掛け収納
掃除機に取り付けられているストラップを利用し、壁に収納します。市販のフックなどを簡単に貼り付けたり、打ち込むことができる壁の場合おすすめな収納方法ですが、壁の素材や裏地によって取り付け方法が異なりますので注意が必要です。
間違った施工をすると壁がボロボロになったり、穴が空いてしてしまう恐れがありますので、お住まいの壁がどういった素材なのかを事前に調べておく事をおすすめします。
多くの住宅で使用されている石膏ボードの裏地壁の場合、石膏ボードアンカーや、トグルアンカーなどといった特殊なアイテムが必要な場合もあります。
自立スタンド収納
一番手軽で手っ取り早い収納方法は掃除機自立スタンドを使用することですね。場所を選ばず好きなところに置けますし、見た目もスタイリッシュです。
マキタ純正品は販売されておりませんが、各社外メーカーからCL107FDに対応するクリーナースタンドが沢山販売されております。
※山崎実業のクリーナースタンドのレビュー記事はこちらから!
専用収納バッグ
掃除機やアタッチメント、充電器、バッテりーをまとめて収納することができる、マキタ純正掃除機専用収納バッグ「クリーナ用ソフトバッグ A-67153 」というアイテムもあります。
こちらはマキタ充電式掃除機専用品ですので、掃除機関連品一式をスマートに収納できます。出先で掃除機を使う機会が多い方などは重宝すると思いますよ!
※クリーナ用ソフトバッグ A-67153のレビュー記事はこちらから!
CL107FDSHWの耐久性は?
マキタの充電式掃除機というのは元々建築現場等で「現場仕事用」として使用されていたものですので耐久性と信頼性はお墨付きと言えます!信頼性の高さから、建築現場に行けば職人さんの中に必ずマキタ製品愛用者がいます。
その使い易さと耐久性が口コミで広まり、今では一般家庭でも大人気の掃除機となりました。デザインが無骨なのも、元々は仕事現場の「電動ツールの一つ」という位置づけからのものだと思います。
一般家庭における通常使用であれば、マキタの掃除機はそうそう簡単に壊れたりはしませんので、耐久性などの心配は不要です。
実際私も何機ものマキタ掃除機を使っていますが、通常使用で壊れたことは一度もないですね。ただ、いくら信頼性や耐久性が高くても、通常では考えられないような無理な使い方や、乱暴な扱いをすれば自ずと故障を招くのは言うまでもありません。
長く使うには、最低限のメンテナンスは必要となります。これは掃除機に限らず人間やクルマなどと同じですね。
マキタのアフターサービス保証に関しては、1年保証付ですが、消耗品の「紙パック、ダストバッグ、バッテリ」などは保証対象外となっております。保障期間が過ぎた掃除機の故障修理は販売店、又はマキタの営業所で受け付けてくれます。
マキタ掃除機のメンテナンス性に関しては、基本的に構造がシンプルなためメンテナンス性は非常に良いと言えます。また、マキタの掃除機の部品供給は安定しており、ネジ1本にも品番が存在し、よほど古い機種でなけらば壊れたパーツをほぼ何でも入手する事が可能です。
機械いじりやDIY好きの方でしたら自分で簡単に修理できると思いますので、極端な話、部品供給がなくなるまでは永遠に使い続ける事も出来るのではないでしょうか!
当サイトでは、掃除機の分解方法や、修理、メンテナンス方法などの記事も沢山ありますので、興味のある方はそちらの記事も覗いてみてくださいね!※掃除機を自分で分解、修理するとメーカーの保証は受けられません、全ては自己責任となります。その辺はご注意下さい。
CL107FDSHWの弱点
マキタの掃除機CL107FDSHWのレビューを書いていたらいつの間にか長文になってしまいしたが、ここからはCL107FDSHW、欠点に付いて書いてみたいと思います。
デザインが無骨
正直欠点はあまり無いのですが、あえて言うならまずデザインでしょうか。やはりマキタは現場道具をメインで作っているメーカーですので、作業の目的を果たす事を重要視しているように見受けられます。掃除機ならば「吸い取る道具」といった感じですね。
ですので、他の一般家庭向けクリーナーメーカーより見た目にスタイリッシュさや華やかさは少ないですよね。どちらかと言うと無骨でいかにも「電動工具」という感じがしますね。
人によってはこの無骨なスタイルが好きな人もいますし、掃除機で一番重要なのは吸引力や機能のバランス、コスパだと思いますので欠点と言えるほどでも無いかも知れません。
別売り純正バッテリーが高い
記事中でも述べていますが、マキタのCL107FDSHWクリーナーは別売りの純正バッテリーを購入すると、交互に使用可能でさらに利便性が増すのですが、問題なのはその価格です。
セット付属と同じ1.5Ah(BL1015)の容量の小さいものでも実売で5000円以上、大容量の4.0Ah(BL1040)では10000円近くします。
これだけ高いと別売りバッテリーは気軽には買えませんね。容量の4.0Ah(BL1040)の値段に3000円プラスするとCL107FDSHWが買えますからね。バッテリーが複数あると便利ですが、ちょっと考え物です。
どうしてもバッテリーにお金をかけたくないのであれば、海外メーカーの互換バッテリーというもが安く売っていますので、そちらを買うのも一つの手段です。ただし、私や建築関係の友人の経験では、互換品は確かに安いですが、当たり外れが多い印象です。
純正バッテリーを何十個も使用してきた建築関係の友人の情報では、純正バッテリーでの初期不良やトラブルは今のところ無いとのことです。対して試しに買ってみた互換バッテリーは買って直ぐに充電不良を起こしたそうです。幸い直ぐに返品交換してもらった様ですが、海外の激安互換品は純正ほどの信頼性はありません。互換品に関してはAmazonなどのレビューをご覧いただけるその信頼性の低さが分かると思います。とにかく当たり外れが多いですね。
運転音がうるさい
これも人それぞれで感じ方が異なるので難しいところですが、マキタのCL107FDSHWは決して静音のクリーナーとは言えないでしょう。
しかし同じ位の吸引力のコードレスクリーナーを大手電気屋さんで試運転してみると、どこのメーカーも同じ位の騒音だと思いますね。ちなみにマキタ最強の18V仕様と比べてもそれほど音の差はない印象です。
ただ、CL107FDSHWは運転モードがパワフル、強、標準の3種あり、一番吸引力の低い標準モード使用でしたら結構静かです。防音がしっかりしたアパート、マンションでしたら深夜に運転しても隣の部屋や上下階の部屋に殆ど聞こえないレベルかと思われます。
結局マキタのどれを選べば良いか
結局数あるマキタのクリーナーの中でどれを買えば良いのか!?自称マキタ掃除機マニアの私の考察からすると、コスパが高い10.8Vスライドバッテリー式のCL107FDSHW又はCL108FDSHWという事になりますね!
初めてマキタ掃除機を買うならこの2機種のいずれかを買えば後悔しないと思います。軽量パワフルで価格と性能のバランスが取れている機種間違いなし!ちなみに姉妹機のCL106FDはCL107FD、CL108FDよりも吸込み仕事率が10Wも低いので、おすすめできません。
10.8Vスライド式バッテリーは近年マキタが力を入れているシリーズですので、掃除機以外の電動工具ラインナップもかなり増えてきました。DIY好きな方でしたら、掃除機に使用しているバッテリーを使って沢山の電動工具を使うことが出来ますので、その互換性も魅力ですね!
順位 | バッテリータイプ | 互換数 |
---|---|---|
1 | スライド式18V | 237モデル |
2 | スライド式14.4V | 130モデル |
3 | スライド式10.8V | 90モデル |
4 | 差込式10.8V | 27モデル |
5 | 差込式7.2V | 13モデル |
6 | スライド式36V | 12モデル |
7 | 14.4V ライトバッテリ | 9モデル |
8 | スライド式40V | 8モデル |
9 | 18Vライトバッテリ | 2モデル |
コスパなど度外視で購入資金はいくらでも構わないという方に関しては、現在マキタ最強を誇る18Vバッテリーシリーズ充電式クリーナーを選んでもよいかもしれないですね。
18Vシリーズ充電式クリーナーには「紙パック式ワンタッチスイッチタイプ」「カプセル式ワンタッチスイッチタイプ」「カプセル式トリガスッチタイプ」の3ラインナップが有りますが、全機種吸込み仕事率37Wですので、マキタ充電式クリーナーシリーズの中でパワーは最強です!
大容量バッテリーBL1860B(6.0Ah)を取り付ければ、ハイパワー、ロングランも可能です。また、ちょっと部品を交換するだけで吸込み仕事率を37Wから42Wへ5Wパワーアップする事が出来るのも魅力ですね!
ただし、最高峰18Vバッテリ機種は重量が10.8V機種よりも300~400g程重くなることは覚えていて下さい。
まとめ
マキタの掃除機CL107FDSHWについての特徴や使用感等、長々と書いてみましたが、いかがだったでしょうか?
CL107FDSHWがコスパ最強で人気の理由が少しでもご理解いただけたかと思います!現在マキタの充電式クリーナーを買おうか迷っている方、どの機種を買えば良いのか分からなかった方に少しでもお役に立てれば幸いです!
このブログでは、継続的にマキタの充電式クリーナーCL107FDSHWの様々な検証、メンテナンス情報も発信していますので、興味のある方は他の記事もご覧になってみてください。
動画
CL107FDSHWに関する動画です。こちらも参考にしてみて下さい。
CL107FDSHW Q&Aコーナー
CL107FDSHWに関する疑問、質問をまとめてお答えしてみました。疑問、質問は随時受けつけておりますので、お問い合わせホームかコメント欄からお問い合わせ下さい。
- 保証付ですか?
-
CL107FDZW/SHWにはメーカー1年保証が付いています(バッテリ、ダストバッグなどの消耗品除く)。保証書は付属の取扱説明書の最後のページにありますので、必要事項を記入の上、大事に保管して下さい。
- 故障したら修理できますか?
-
マキタの掃除機は修理できます。販売店、又はマキタ営業所にお問い合わせ下さい。
- CL108FDとの違いはなんですか?
-
吸引力などのスペック、採用モーターは同じものですので、集塵方式の違い、つまり紙パック式かカプセル式かの違いだけと思ってもらってよいと思います。
- 14.4V、18Vバッテリは使用できますか?
-
出来ません。CL107FDに使用できるバッテリーは10.8Vスライド式バッテリのみです。充電器はDC10SAを使用します。
- 互換汎用バッテリはありますか?
-
ありますが、マキタ純正ほどの信頼性はなく、初期不良や不良品が多いですので、マキタ純正バッテリがおすすめです。
- 絨毯に絡み付いた髪の毛を吸えますか?
-
CL108FDに標準付属のヘッドですと正直難しいです。別売りのじゅうたん専用ノズルアタッチメントというものがありますで、そちらを使用するとよいと思います。
- 充電器は西日本(60Hz)でも使えますか?
-
専用充電器DC10SAは東日本(50HZ)、西日本(60HZ)どちらでも使用できます。
- 充電が完了してもお知らせ音がしません、故障ですか?
-
10.8Vスライドバッテリー専用充電器DC10SAは充電完了メロディ機能がありませんので、充電完了はランプで判断致します。
- 発電機を使用して充電できますか?
-
A10.8Vスライド式バッテリー専用充電器、DC10SAはエンジン発電機や昇圧器、トランス類を使用しての使用は出来ません。動作しますが、故障する可能性があります。
- 充電器からファンの音がするのですが故障ですか?
-
10.8Vスライド式バッテリー専用充電器DC10SAは、バッテリーの性能と寿命を維持するため、バッテリー冷却ファンが装着されており、多少ファンが回る音がします。故障ではありません。
- 充電器からファンの音がするのですが故障ですか?
-
10.8Vスライド式バッテリー専用充電器DC10SAは、バッテリーの性能と寿命を維持するため、バッテリー冷却ファンが装着されており、多少ファンが回る音がします。故障ではありません。
- AC100V機500Wの吸引力に比べてどうですか?
-
基本的にAC100V機500W並みの吸引力はありません。CL107FDはそこそこの吸引力と、携帯性が強みの機種です。AC100V機からマキタの充電式掃除機に乗り換える方はご注意ください。
- モーターヘッド付きですか?
-
付いていません。CL107FDのヘッドノズルは、ローラー4つとワイパゴムが付いたシンプルなヘッドです。
- 交換用紙パックはどこで売ってますか?
-
大型のホームセンターや電動工具屋さん(金物屋)さんで売っていますが、田舎の小規模ホームセンターではあまり置いているところはありませんので、通販で購入するのがおすすめです。
- バッテリの寿命はありますか?
-
リチウムイオンバッテリは消耗品で、いつか必ず使えなくなりますが、正しく使えば数百回は繰り返し充電可能です。バッテリの寿命は使い方で大きく変わってきますので、こちらの記事を参考にしてみて下さい。
- 寿命を迎えたバッテリは家庭ごみですか?
-
ショートして火災の原因になる可能性があるので家庭ゴミとして捨てられません。リチウムイオンバッテリーはリサイクル可能品ですので、販売店やマキタ営業所にて処分してください。
- 運転時間を延ばすにはどうしたらよいですか?
-
CL108FDSHW付属の小容量BL1015バッテリから、別売りの大容量BL1040Bバッテリーの購入をご検討下さい。運転時間が2倍以上になります。ただし、大容量バッテリは重量がかさみますのでご注意下さい。
- 空気清浄機機能は付いていますか?
-
付いていません。排気フィルターは簡易的な仕様ですので喘息持ちの方などはご注意ください。
- 排気フィルタは交換できますか?
-
分解する事で、交換は可能ですが、メーカーでは基本的に分解を禁止しています。DIYで交換する際は自己責任となります。フィルタの品番に関してはこちらの記事をご覧ください。
- 水分を吸っても大丈夫ですか?
-
防水機能はありませんので、水は大量に吸えませんが、ちょっとした水滴を吸った程度では壊れる事はありません。
- 別カラーはありますか?
-
CL107FDは現在、スノーホワイトのみの設定となっております。
- 理容の仕事で髪は吸えますか?
-
短い髪は吸うことが出来ますが、長い髪の毛は厳しい印象です。以前CL107FDにて髪の毛を吸う実験をしましたので、こちらの記事を参考にしてみて下さい。
- 外で使えますか?
-
使えますが、屋外の砂埃は屋内のホコリと比べ微細な物が多いので、掃除機内部の汚れが早まり、掃除機の寿命は縮むと思います。ちょっとした掃除機がけでしたら大丈夫ですが、毎日の様に使うのはおすすめしません。
- マキタ純正のクリーナースタンドはありますか?<
-
2018年10月現在、マキタ純正のクリーナースタンドというものはありませんが、マキタ対応の社外クリーナースタンドは数社から販売されて降ります。
- ダイソンより吸引力ありますか?
-
残念ながらダイソンコードレス機よりも吸引力は劣ります。しかし、充電時間はマキタのほうが圧倒的に早いです。
- 害虫を吸うことが出来ますか?
-
ゴキブリや、蜘蛛などは簡単に吸い込むことができる吸引力があります。
- 吸引力が下がりました。原因はなんですか?
-
様々なケースが考えられます。こちらの記事を参考にしてみて下さい。
コメント
コメント一覧 (2件)
かなり分かりやすく参考になりました。
購入する予定です。
匿名さん
参考にしていただき幸いです!