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マキタ USB電源アダプタ ADP05

日本国内最大手の電動工具メーカーといわれている「マキタ」は、電動工具を使用する仕事に就いている方は勿論のこと、日曜大工好きの方なら知らない方はいないと思います。

どこのホームセンターに行ってもマキタ関連商品は必ず置いてますからね!それ以外でも家庭用コードレス掃除機が超人気で有名ですので、一般の方でもマキタという名前は聞いた事があると思います!

信頼性と知名度がある「マキタ」ですが、電動工具や掃除機のみならず、災害時やアウトドアでも役立つ便利アイテムもリリースしていることをご存知でしょうか?!それがこちらのADP05というアイテム。

ADP05は、マキタの14.4Vまたは18V充電池をセットすることで、USB電源(DC5V-2.1A)を取り出すことができる便利なアダプターです。

目次

主な仕様

●マキタの14.4V/18VバッテリーでUSB機器、墨出し器が使える
●出力:DC5V 2.1A USBポート2口(2口同時使用可能)
●電力供給メインスイッチ付
●バッテリー、ケーブル類別売り
●重量約111g
※墨出し器で使用する為には別売りの専用ケーブルが必要です。(A-60171)

バッテリ別1回あたりのスマホ充電回数目安は以下の表の様になっております(満充電時/iphone6S)

14.4V
BL1415(容量1.5Ah)約2回
BL1415N(容量1.5Ah)約2回
BL1430/B(容量3.0Ah)約5回
BL1440(容量4.0Ah)約6回
BL1450(容量5.0Ah)約8回
BL1460B(容量6.0Ah)約10回
18V
L1815N(容量1.5Ah)約2回
BL1830/B(容量3.0Ah)約6回
BL1840(容量4.0Ah)約8回
BL1850(容量5.0Ah)約10回
BL1860B(容量6.0Ah)約12回

ADP05に使用できるバッテリと充電器

マキタADP05に取り付けて使用することが出来るバッテリー14.4Vと18Vの種類、対応充電器の一覧は以下の表をご覧ください。

基本的に同じバッテリー容量でも14.4Vよりも18Vの方が価格が高い傾向がありますね。※マキタのライトバッテリー14.4V/18VはADP05には使用できませんのでご注意ください。

14.4Vバッテリー

名称容量重さ充電時間充電器価格相場
BL1415N
1.5Ah約299g約15分DC18RF
posted with カエレバ
BL1430B
3.0Ah約505g約22分posted with カエレバ
BL1440
4.0Ah約540g約36分posted with カエレバ
BL1450
5.0Ah約535g約45分posted with カエレバ
BL1460B
6.0Ah約576g約55分posted with カエレバ

18Vバッテリー
名称容量重さ充電時間充電器価格相場
BL1815N
1.5Ah約340g約15分DC18RF
posted with カエレバ
BL1820B

2.0Ah約370g約24分posted with カエレバ
BL1830B
3.0Ah約540g約22分posted with カエレバ
BL1840B
4.0Ah約615g約36分posted with カエレバ
BL1850B
5.0Ah約635g約45分posted with カエレバ
BL1860B

6.0Ah約660g約55分posted with カエレバ

機能説明

ADP05を使用するときは14.4Vか18Vバッテリーをスライドさせて取り付けて使用します。普段マキタの電動工具や掃除機を使用した事がない方でも直感的に取り付けられると思います。

上部のスイッチは電源供給のオン・オフのメインスイッチです。カバー付きUSB差込口は2つで、片方最大2.1A。2口同時接続しての使用も可能です。

ADP05本体にはズボン(腰ベルト)に掛けられるようにクリップがついています。その後ろにはストラップを取り付けるためのループも付いていますね。

大容量バッテリーBL1860B(6.0Ah)を取りつけると結構な重さで784gになりますので、クリップでズボンに付けていると、ズボンが下がってきますのでご注意下さい。

クリップで腰に吊り下げる場合はベルトをきつめに締めておくと良いと思います。長いUSBケーブルを使用し、リュックやバッグにバッテリーとADP05を入れておくのも重さ対策として有効かと思います。

バッテリー容量を小さいものにすれば軽くなりますが、使用時間は短くなりますので、自分の目的に合致したバッテリー選びが必要ですね。
※バッテリー別の重さに関してのデータはこちらの記事からご覧くださいませ。

災害時のスマホ充電問題

ADP05は墨出し器などの仕事道具の用途の他、さまざまな場面で活用する事ができます。登山やキャンプなどのアウトドアは勿論なんですが、ADP05が活躍するのはやはり今話題の地震や台風などの災害時です。

2011年の東日本大震災、2016年の熊本地震、そして2018年の北海道胆振東部地震などは記憶に新しい地震災害かと思います。今年2018年は台風の被害も凄かったですよね。※この画像は東日本大震災翌日私が撮影したものです。

大規模災害時はほとんどのケースで長期停電がセットとなっていますので、電源の確保が困難になります。実は私はリアルガチで東日本大震災の被災者なのですが、あの時の事を思い出しても、やはり電源の確保はホントに大変でした。

停電中は皆考える事は一緒で、乾電池を買い求め、スーパーやコンビにから真っ先に電池類が売り切れました。特に使用される機器が多い単三電池なんかはまず入手不可能で、売れ残ってるサイズは単5とかボタン電池ばかりでした。

車載用携帯電話充電器(当時はガラケーの人が多かった)も真っ先に売り切れた代表的な商品でした。これらは飲食物をゲットするよりも競争率が高かったと記憶しています。

そのような状況のときに電源を確保できるというのは非常に心強いことです。災害時は飲食や安全を確保するのも勿論大事ですが、現代人にはそれに匹敵するほど大事なものがありますよね。

そうですスマホ(携帯電話)です!スマホは電話、SNS、メールを使った家族、友達の安否確認のほか、テレビやラジオも使用できる機種もありますので、現代の災害においてスマホは情報収集で一番大事なアイテムで、必要不可欠です。スマホが手元に無いだけで不安になる方も多いはずです。

情報収集のほかにもLEDライトを点灯させることも出来ますので、夜間照明懐中電灯代わりにも使えます。ゲームや音楽、動画なんかを見て心を落ち着かせ、災害の不安を和らげることも出来ますよね。

まさに万能!現代は必然的にスマホに依存せざる終えない人が多いと思いますのでスマホの電源が無いというのはそうとうきつい状況かと思います。

災害発生時に、マキタバッテリーとADP05アダプタがあればスマホやタブレットなどの携帯端末を充電する事ができ、このような不安要素を取り除く事ができますので、マキタの充電式バッテリーをお持ちの方は災害対策用として、ADP05を所持していると、いざという時活躍すると思いますよ!もちろん日常生活でも活躍しますけどね♪

注意点として、ADP05は充電するためのUSBケーブルは別売りですので、自分のスマホ、iPhone、タブレット、モバイル端末に対応したUSBケーブルを準備しておくのも忘れないようにして下さいね!

ケーブル類は太くて高価な物ほど早く充電可能な傾向がある事も知っておいて損はないです。例外もありますが、基本的に安物の細いコードは充電時間がかなりかかる物が多いですので、しっかり製品の仕様数値を見るのも大事ですね。

ADP05で使えるUSB機器

ADP05はスマホ電源に限らず、USBのDC5V(直流5ボルト)でしたら、機器に対応したケーブルを買うことで多くの電源として使うことが出来ます!

ここではUSBのDC5Vで使用できる機器の一例をご紹介したいと思いますので、お仕事から日常、そして災害対策としても参考になれば幸いです。

  • スマホ(iPhone、ipad、タブレット、モバイル端末)
  • ビデオカメラ、デジカメ、ウェアラブルカメラの電源(充電も)
  • ドライブレコーダー
  • 携帯音楽プレーヤー
  • IQOSなどのヒートスティックタバコの充電
  • USBヘッドランプ
  • 100均のLEDライト類
  • 100均の扇風機
  • ラジオ
  • 任天堂などの携帯ゲーム機
  • ホットアイマスク
  • マッサージ器
  • 加湿器

ざっと一例を紹介しただけでもこれだけあります。カメラ類、電子タバコ、日用品、ゲーム機、ヘルスケアなど、USBで使える機器は結構多いですね!

これ以外にもUSB電源で使用できる機器はまだまだあると思いますので、色々と探してみると面白いですよ!

100均ダイソーUSB LEDライト

ちなみにまた災害対策ネタですが、100均ダイソーでは災害時(停電時)に役立つ様々なタイプのUSB仕様LEDライトが販売されております。

それらをモバイル電源となるママキタADP05に繋げばかなり役立つはずです!ここでは私が所持している100均USBLEDライトを何点かご紹介したいと思います。

災害時のみならず、キャンプ、車中泊、アウトドア全般にもおすすめですよ!災害時の灯として蝋燭(ろうそく)を使うという方法もありますが、裸火(はだかび)、いわゆる本物の炎ですので火災のリスクが高く、東日本大震災の際には余震でロウソクが倒れて火災になったケースも実際にありました。電源は必要ですがLED照明は安全かと思います。

まずはこちらのLEDミニライト。これは明るさそこそこで消費電力も少ないので災害時の照明として超優秀です!18Vの6Ahを使用していれば点けっぱなしでも数十時間点灯するレベルかと思います!アーム長は15.5cmで自在に動かして固定可能。点灯色は暖色。

こちらも100均ダイソーで購入できるUSB2LEDライト。こちらは自在に動く28cmフレキシブルアームが機能的で、ADP05に取り付ければLEDスタンドに変身!

取説に消費電力などの記載はありませんが、設置されているLED球がかなり小型の事からかなりの連続点灯時間だと思います。こちらのLED色は青白い感じですので、冬場だと寒いイメージが、そ読書なんかはばっちりできますよ!

続きまして、電球型LEDライト。こちらは上記のスタンドなどと異なり1.2mのコード仕様で吊るして使うタイプです。

消費電力はLEDではそこそこ大きい6W(LED数10球)ですが、その分明るさは今回紹介した100均LEDライトの中でナンバーワンで、150ルーメン(暖色)となっております。

これがあれば停電時部屋全体を照らす事ができ、かなり頼もしいと思いますよ!私は一応2個買いました!

こちらはLEDライトではないですが、夏季の停電では扇風機なども重宝するアイテムの一つかと思います。100均ダイソー(季節限定!?)でも売ってますし、100均以外のワンランク上の扇風機もおすすめですね!

こちらは私が実際に所持しているエレコムのUSB扇風機ですが、風量調整可能で静穏仕様です。こういったものは多くの人がいる避難所生活でも重宝すると思います。

実際にADP05に100LEDライトや、スマホ、扇風機を接続している時の使用感はこちらの動画を参考にしてみて下さい。

10.8V USBアダプタ ADP08

実はマキタには14.4V/18Vバッテリー用のUSBアダプターの他にも10.8Vスライド式バッテリー用のUSBアダプタ「ADP08」というアイテムもあります。

こちらは14.4V/18V用よりもコンパクトな10.8Vスライドバッテリーを使用するものですので、ADP05よりも軽量でコンパクトですが、USB差込口が1個しかありません。

また、バッテリー電圧も低く、バッテリーのラインナップも1.5Ah(BL1015)と4.0Ah(BL1040B)の二種類しかありませんので、超ロング電源供給には向きません。

ただし、USB出力はADP05と同じでDC5Vの2.1Aとなりますので、こちらも多くのUSB機器で使用できます。

10.8Vスライド式バッテリーはマキタの人気掃除機CL106FD、CL107FD、CL108FDなどに採用されているバッテリーですので、該当する掃除機をお持ちの方は非常電源用としてADP08を持っておくといざと言うとき役立つかと思います。

【ADP08の主な仕様】
●スマートフォンの充電回数目安:約1回(BL1015)、約3回(BL1040B)※iPhone7の場合
●USB出力電圧:直流5.0V、出力電流:直流2.1A(1口)
●充電器・バッテリ・USBケーブル別売
●質量:0.06㎏(バッテリ除く)

ADP08に使用できるバッテリと充電器

ADP08に使用することが出来るバッテリーは10.8Vスライド式のみとなっております。14.4Vや18Vバッテリーは取付けできませんし、充電器も異なります。ADP08に使用できるバッテリと充電器の種類は以下の通りとなります。

名称容量重さ充電時間充電器価格相場
BL1015

1.5Ah約210g約22分DC10SA
posted with カエレバ
BL1040B

4.0Ah約375g約60分posted with カエレバ

停電時のバッテリー充電

マキタのADP05とADP08は充電式バッテーリーからUSB電源を取り出す事ができ、災害時の非常用電源として役立ちます。

しかし停電中に手持ちのバッテリー電源が喪失してしまったらどうやって充電すればよいのかという問題が発生します。停電中にマキタバッテリーを充電する方法は各々の環境により異なりますが、何点か代表的なものを上げてみます。

因みに、マキタ10.8Vバッテリーと14.4V/18Vバッテリーは充電器が別々で、必要な電力も異なります。停電時に充電器を使用する場合必要電力がいくらなのかも知っておく必要がありますので、表にまとめてみました。

DC10SA(10.8Vスライド用充電器)
入力電圧単相交流100V
入力周波数50/60Hz
入力容量80W
DC18RF(14.4V/18Vバッテリー充電器)
入力電圧単相交流100V
入力周波数50/60Hz
入力容量330W

自宅のソーラーパネルで充電


自宅に非常用電源切替機能付きソーラーパネルがある場合、日中太陽光が当たり、そこそこの発電量があれば、いつも使用している充電器でマキタバッテリーを充電する事ができると思います。

連日天気がよければ、日中は充電、夜間はUSB電源使用のループで使用することが可能ですね。我が家のパナソニックソーラーパネルの場合ですと、停電時でも日中太陽光が当たっていれば最大1500Wの電気を使用する事ができます。

これらの性能や使い方は太陽光発電ソーラーパネルの取説に記載されていますので、該当する方は取説で確認してみてください。

クルマのAC100Vコンセント

比較的新しい車ですと、車内にAC100Vのコンセントが付いていると思います。消費電力の許容範囲内でしたらそちらにマキタ充電器を繋げば充電できるはずです。

しかし、クルマの100V電源は元々直流12Vのものを交流に変換していますので、ちょっと不安ですね。マキタ充電器の取説には昇圧器などのトランス類を使用したり、直流電源やエンジン発電機での充電はしてはいけないとの記載があります。

クルマのシガーソケットDCACコンバーター

クルマのシガーソケットは基本的に12V電源ですが、DCACコンバーターというカー用品機器を使用してシガーソケットDC12VからAC100V電源コンセントに変換して使用することができます。マキタ充電器に必要な電力を供給可能なDCACコンバータがあれば充電器を繋いでバッテリーを充電できると思われますが、やはりクルマのACコンセント同様に安定感に欠けます。

マキタのクルマ専用充電器

マキタのDC18SEという自動車用充電器があれば、車のシガーソケットに差し込むだけで安全にバッテリーを充電する事ができます。

こちらは元々の設計がクルマからの電源となっていますので、安心して使うことが出来ると思います。しかも電源は一般的なクルマの12Vのほかトラックなどの24Vにも対応していますので、シガーソケットが付いているクルマならどんなクルマからでも充電できるのは嬉しいですね!

クルマで移動中は常にマキタのバッテリーを充電できるので非常時に頼もしい充電器です。しかし、DC18SEは14.4V/18Vバッテリー用の充電器ですので、10.8Vバッテリーは充電できません。

【マキタDC18SEの仕様】
●入力電圧:自動車シガーライターソケット直流 12~24V
●出力電圧:直流7.2V-18V
●バッテリー高効率冷却システム付き
●バッテリーの使用状況に応じて最適な充電をするオートメンテナンス機能付き
●寸法:長さ164‌mm×幅190‌mm×高さ‌106‌mm
●重さ:約1kg

バッテリ別充電時間目安
30分BL1415、BL1415N、BL1415NA、BL1815、BL1815N
45分BL1820B
60分BL1430、BL1430A、BL1430B、BL1830、BL1830B
90分BL1440、BL1840
110分BL1450、BL1850、BL1850B
130分BL1460A、BL1460B、BL1860B

まとめ

ということで今回の記事ではマキタの14.4V/18Vバッテリーと10.8VバッテリーからUSB電源(DC5V)を取り出すことが出来るADP05とADP08に付いて詳しくご紹介してみました。お仕事から、アウトドア、災害時に活躍すること間違いなしですの、マキタの掃除機や電動工具をお持ちの方はチェックしてみてはいかがでしょうか!

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • マキタのバッテリーを災害用にと考えていましたが、こちらのブログが1番わかりやすかったです!

    • とりさん
      ブログご覧頂きありがとうございます!マキタバッテリーは安価売られている中国製モバイルバッテリーとは比べ物にならない位信頼性が高いですので災害時のときこそおすすめです!
      信頼性の高さは友人の大工さん含め、複数の職人さんから聞いてますのでお墨付きです!

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