こちらのマキタインパクトドライバーTD170D(18V)は友人大工から安く譲り受けたもので、自分の手に渡ってから一度分解、整備をして使用しているものです。
電気的なトラブルや、目だった軸ブレもなく、絶好調なのですが、建築現場で1年ほど使われていたものですので、どうしても外装ケース(ハウジング)の見た目がボロいのです(笑)
そこで、今回はTD170Dの見た目をアンチエイジングすべく、ハウジング交換して綺麗にしちゃおうという企画です!TD170Dは2016年モデルで現行最新機種ではありませんが、部品の供給はまだありますので、マキタを扱う道具屋、金物屋さんなどでハウジングを購入することが出来ます。TD170Dには何色かカラーバリエーションがありますので、今回は黒の外装からライムグリーンにして大胆なイメチェンも施します!
ハウジングの品番
今回ハウジング交換するために購入した新品パーツは外装ケース1セットと、本体後部のリヤカバー1個です。全部揃えて2500円位。カラーは全5色で(青/黒/白/ピンク/ライム)とありますが、今回はライムを選びました。
名称 | 品番 | カラー |
---|---|---|
TD170D ハウジングセット品 | 183D66-0 | 青 |
183D67-8 | 黒 | |
183D68-6 | 白 | |
183D69-4 | ライム | |
183D70-9 | ピンク |
名称 | 品番 | カラー |
---|---|---|
TD160D/TD170D用 リヤカバー | 456711-9 | 青 |
456712-7 | 黒 | |
456713-5 | 白 | |
456714-3 | ライム | |
456715-1 | ピンク |
分解
早速ハウジング交換作業をしていきます。バッテリーを取り外してモーターリヤカバーのビスを外し、カバーを取り外します。
カバーが開きました。多少汚れていますが、もうこのカバーは不要ですので問題なし!
ビスが全て外れたら外装ケースをパカッと外します。外装ケースは固着していますので、多少力が必要かとおもいます。外れ難い時はマイナスドライバーなどでこじ開けてもよいです。
ケースが開きました。過去に一度分解してガッツリ全パーツ洗浄してますので、中身は綺麗ですね~♪前途の通り、このインパクトドライバーは見た目がボロいだけです。
ハンマーとブラシレスモーターを本体から切り離します。このパーツもケースに固着してますので、手で外せないときはドライバーなどでを使用してこじって外してください。
ハンマーからモーターを引き抜いたら、ケースにセットされている配線、基板、スイッチ、LEDライトなどを全て取り外します。この際、元の配線がどの様にセットされていたか分からなくならないように写真を撮っておく事をおすすめします。
ケース内に収められていたパーツを外すとこんな感じです。意外とパーツ点数少ないですよね。
各パーツの掃除
ハンマーユニット先端に付いているゴムカバーやプラカバーも取り外せますので、汚れていれば分解ついでにお掃除しておくと良いです。
その他のパーツも、折角ですので、硬く絞ったタオル、めん棒、パーツクリーナーなどを使用して綺麗にしておきましょう!本機は一度分解整備済みですので、あまり汚れてないですが、現場で酷使したインパクトドライバーでしたらおそらく内部は半端ない位汚れてますよ。
ちなみに超マニアネタですが、モーター後部のベアリングはNMB(日本ミニチェアベアリングNippon Miniature Bearing)製でした!
ミネベアのミニチェアボールベアリングといえば世界シェアナンバーワンと言われています。マキタ電動工具の耐久性の裏側にはこういった国産部品も貢献しているんですね~!海外製の安物とはこいった目に見えないところに差があります。
組み込み
パーツ洗浄を終えたら新しいハウジングに取り外したパーツ、配線を元に戻していきます。
ハンマーとモーターの接合ギヤ部分には高級ウレアグリスを塗っておきました。
回転方向切替&セーフティスイッチ稼動部はプラスティック製ですので、素材を痛め難いシリコングリスを塗っておきました。
内部パーツをしっかりセットしたことを確認したらハウジングケースを被せます。
問題なければ、ハウジングのビス8本を止め、リヤケース、フロントのゴムカバーを取り付けて動作確認すれば、めでたくハウジング交換作業は完了となります!記事にすると難しく見えるかも知れないですが、やってみれば意外と簡単ですよ!
因みに新品ハウジングには型式と品番が記載されたシールというものは貼られてきません。本来このシールが無いと修理などの受付が出来なくなったりすると思いますが、そもそも自分でハウジング交換などをしている段階でメーカーの修理は受けられませんので、私にはシールは不要です(笑)。見栄えの問題でどうしてもシールを貼りたい場合、元のハウジングからドライヤーで暖めて剥がし、新しいハウジングに貼り付けてもよいと思います。
完成画像
こちらがハウジング交換してアンチエイジングに成功した元々ブラックカラーだったマキタインパクトドライバーTD170Dです♪ぱっと見たら新品ですかと!?言われるレベルに変身劇的ビフォーアフター!ハウジング交換の効果は絶大です!
やはり見た目は凄く大事だと痛感致しました!自分で交換すれば費用は2000円弱ですので、外装はボロボロだけど中身はまだまだ調子良いぜって方は是非参考にしてみて下さい!
因みに前部のゴムカバーと透明プラカバーも売ってますので、そちらも交換したらガチで新品と見分けが付かなくなりますよ!
コメント
コメント一覧 (1件)
ハンマーケースを開けてから掃除すれば、もっと綺麗、楽しいですよ。