マキタ 18V 充電式空気入れ MP180DZ使用レビュー 充填能力や騒音を検証

マキタでは2018年の暮れ頃に10.8Vスライドバッテリ仕様のコードレス充電式空気入れ「MP100DZ」を既にリリースしており、人気の商品となっておりました。

しかし、その一方で18Vバッテリーを使うことがスタンダードとなっている現場のプロ方々からは「なんで10.8Vなの?」「18Vを使い回し出来ないと買う気にならない」との声も多かったそうです。

たしかにマキタの電動工具ラインナップで一番多いバッテリーは18V仕様となっており、現場で使用する電動工具のほとんどは18V仕様ですので納得です。18Vバッテリーしか所持していない人が10.8V電動空気入れが欲しいがために新たに充電器とバッテリを追加購入するのは得策ではないです。

そんなユーザーのニーズに答えたのか、2020年に入って間もなく待望の18Vバッテリー仕様の空気入れ「MP180DZ」が新登場しました!今回は早速その18V仕様空気入れ「MP180DZ」を購入してみましたので、充填能力や騒音などを検証してみました。

目次

MP180DZの仕様


項目仕様
モーター直流マグネットモーター
バッテリーリチウムインバッテリー18V
空気圧設定範囲20~830kPa
吐出量12.0L/min(200kPa時)
最高圧力830kPa(121PSI)
連続運転可能時間5分間
本機寸法(長さ×幅×高さmm)266×80×174
ホース長650mm
質量BL1860B装着時1.7kg
バッテリー非装着時1.04kg
空気入れ可能なものクルマ、バイク、自転車、ボール、小さな浮き輪など
製造国中国
保証購入日から1年(取扱い説明書最後のページに必要事項記載)
付属品米式チャック(本機取付)、英式バルブ用アダプタ(本機取付)、仏式バルブ用アダプタ、ボール用アダプタ、浮き輪用アダプタ

空気を抜くことはできるの?

MP180DZはエア充填専用で、空気を抜く(減圧)機能は搭載されておりません。

MP180DZとMP180DRGの違い

マキタ充電式空気入れには本体のみのMP180DZと「本体、バッテリ、充電器、収納ケース」がセットになったMP180DRGの2種類の型番がラインナップされています。すでに18Vバッテリーを所持している方はMP180DZを、バッテリーを所持しておらず、初めてマキタ電動工具を購入する方はMP180DRGを購入する形となります。

モデル名セット内容定価(税別)通販実勢価格目安(税込み)
MP180DZ本体のみ10900円8000円前後
MP180DRG本体+6Ahバッテリー(BL1860B)+充電器(DC18RF)+ケース付40300円29000円前後

互換バッテリや充電器はどうなの?

今は通販サイトで中華製の互換バッテリや充電器が激安で販売されていて、一見お得感があり、高価な純正品を買うのが馬鹿らしく思うかもしれません。しかし中華製のバッテリや充電器はお勧めしません。マキタ純正品に比べて初期不良や故障が多いです。バッテリーに関しては発火の恐れがあったり、バッテリー容量の詐欺などもありますね。マキタ純正品は確かに高価ですが、プロの現場で培われたノウハウがフィードバックされており、絶対的な安心感があります。初期不良の少なさや耐久性は申し分ありません。初期不良も多く耐久性にも問題がある安物中華製を博打購入するよりも、安心&確実なマキタ純正品がお勧めです。私個人もそう思いますし、現場で働くプロの方々も口を揃えて純正品が一番と言ってますね!

特徴

  • バックライト付きデジタル圧力計(単位はPSI/bar/kPa/)
  • バックライト付きデジタル圧力計(単位はPSI/bar/kPa/)
  • オートストップトリガースイッチ(トリガーホールド機能は無し)
  • 暗がりでも使えるLEDライト付き(電源ボタンオンで点灯)
  • 各アダプタは本体に収納可能で紛失防止につながる
  • ホースは本体裏側のホルダーに収納可能で邪魔にならない

MP180DZに使用できるバッテリについて

マキタ充電式空気入れMP180DZに適合するバッテリはーマキタ上位モデル用18Vリチウムイオンバッテリー、いわゆるプロ用の位置づけの18Vバッテリーとなっております。マキタが展開する家庭用向け機種に使用されているライトバッテリーは互換しませんのでご注意ください。MP180DZに対応するバッテリは以下の表にある物となります。

名称容量重さ充電時間充電器価格相場
BL1815N
1.5Ah約340g約15分DC18RF
posted with カエレバ
BL1820B

2.0Ah約370g約24分posted with カエレバ
BL1830B
3.0Ah約540g約22分posted with カエレバ
BL1840B
4.0Ah約615g約36分posted with カエレバ
BL1850B
5.0Ah約635g約45分posted with カエレバ
BL1860B

6.0Ah約660g約55分posted with カエレバ

ライトバッテリとは?

18Vライトバッテリーとは、マキタが展開する家庭用DIY向け電動工具用のバッテリの事です。上位モデルの18Vと電圧は同じですが、差込口形状が異なり互換性はありません。簡単な見分け方として、ライトバッテリはバッテリ上部が白で下が黒のツートンカラー。上位モデルプロ用の18Vバッテリはバッテリ全体が黒となっております。

14.4Vは使用できる?

上位モデルプロ用14.4VバッテリーはMP180DZに装着して使用できますが、電圧が低いため本来のパフォーマンスを発揮できません。できれば18Vの使用をおすすめします。なお、14.4Vにもライトバッテリーがありますが、こちらは装着できませんので、使用不可です。

1充電の作業量目安(BL1860B使用時)

種類1充電あたりの作業量充填時間備考
クルマのタイヤ
約11回約5分40秒215/60R16(0→250kPa)
一般自転車約200回約16秒26インチ
ロードバイク約110回約30秒700×23c(0→700kPa)
ボール約170回約30秒サッカーボール5号(0→90kPa)
ビーチボール・浮き輪約145回約40秒ビーチボール30cm

各種バルブは単品購入可能

各種バルブは本体に収納できるようになっていますが、どうしても紛失してしまう事もあるでしょう。または破損してしまう事も。そんなときは各バルブが別売りで販売されていますので安心ですね!

名称品番価格(税抜)
英式バルブ用A-68074370円
仏式バルブ用A-68080370円
ボール用A-68096370円
浮き輪用A-68105370円

運転騒音

手持ちの騒音計でMP180DZの運転音を計測してみました。マキタ充電式空気入れには興味があるけど騒音が気になるという方は是非参考にしてみてください。


本体からの距離音量dBデシベル
至近距離96dB前後
約5m69dB前後
約10m64dB前後

※使用バッテリBL1860B満充電※負荷運転と無負荷運転では騒音の変化はほぼありませんでした。

測定結果として決して静かという訳ではありませんが、日中使う分にはそれほど迷惑にならない位の音量かと思います。窓を閉め切った屋内からだとあまり音が聞こえないレベルです。さすがに深夜の静寂な状況で使用すると迷惑な音量ですので、どうしても使用しなければならない緊急時以外は使用を控える事をお勧めします。

音量dB状況
~60銀行窓口周辺/博物館館内/役所の窓口
~70バス車内/コーヒーショップ店内/新幹線車内
~80地下鉄車内/主要幹線道路(昼間)/せみの声
~90パチンコ店内/ゲームセンター

実際の充填時間

家にある車やバイク自転車で実際にかかる充填時間を計測してみました。※使用バッテリBL1860B満充電状態

クルマの種類タイヤサイズタイヤの状態所要時間
軽自動車全般
155/65R14100kpaから200kpaまで充填 約57秒
商用車(ハイエース、キャラバンなど)
195/80R15(LT)200kpaから300kpaまで充填約2分18秒
2トントラック
205/70R16(LT)500kpaから600kpaまで充填約2分50秒
スクーター
3.00-100kpaから125kpa 約20秒
自転車
700×35c0kpaから500kpa約1分06秒

バイクや自転車などは空気が入る体積が少なく、比較的に短時間でエアの充填が完了しました。一方エアの体積も大きく、圧が高いクルマのタイヤはやはり充填時間がそれなりにかかるようです。

とは言え、車のタイヤ空気圧が今回の検証のように極端に少ない事は稀で、実際のタイヤ空気圧点検時に充填する充填量はせいぜい20~30kpa程度だと思います。これくらいでしたら、数十秒で充填できます。

圧力表示の正確性

取説によれば、デジタル表示される圧力はあくまでも目安と記載されており、正確な数値は信頼性の高い空気圧計で確認してくださいとあります。しかし、私が所持する空気圧計2つと照らし合わせてみると、全て圧力が一致しましたので、デジタル表示される圧力はまあまあ信頼できる数値だと思います。それでも毎回信頼できるエアゲージで確認するほうが安全ではありますけどね!

トラックのダブルタイヤには充填できない?

マキタ充電式空気入れMP180DZの最大充填圧力は830kPaとなっており、タイヤサイズによりますが小型トラックから4トントラッククラスのタイヤ空気圧充填にも使用できるほどです。

しかし、後輪ダブルタイヤにエア充填したい場合、フロントタイヤと異なりエアバルブがある場所が狭かったりする(内外両方)ので、エアチャックをセットするのが困難かと思います。なので、MP180DZをトラックで使用する場合、フロントタイヤしか充填できないと思ったほうが良いと思います。

10.8V空気入れMP100DZとの違い

18V空気入れMP180DZと10.8V空気入れMP100DZの大きな違いはバッテリー電圧なのは言うまでもありません。18Vは電圧も高いですし、大容量サイズのバッテリーもありますので、必然的に充填吐出量も多いですし、作業量も増えます。

それ以外の違いはちょっとしたデザインの違いや重さ、大きさ、各ノズル収納部位置の違い、ホースホルダ保持数が異なる位でしょうか。液晶やホースの長さ、ノズルの種類、LEDライト、設定機能などは18Vも10.8Vも一緒です。運転騒音も大体同じく位ですが、18Vの方はポンプが高速で動いているのが聞いていて分かりますね。


項目MP180DZ(18V)MP100DZ(10.8V)
モーター 直流マグネットモーター
直流マグネットモーター
バッテリーリチウムインバッテリー18V
リチウムインバッテリー10.8V
空気圧設定範囲20~830kPa
20~830kPa
吐出量 12.0L/min(200kPa時)
10.0L/min(200kPa時)
最高圧力 830kPa(121PSI)
830kPa(121PSI)
連続運転可能時間5分間
5分間
本機寸法(長さ×幅×高さmm)266×80×174
235×74×173
ホース長 650mm
650mm
質量 BL1860B装着時1.7kg
バッテリー非装着時1.04kg
BL1015装着時1.1kg
バッテリー非装着時0.98kg
空気入れ可能なものクルマ、バイク、自転車、ボール、小さな浮き輪などクルマ、バイク、自転車、ボール、小さな浮き輪など
製造国 中国
中国
保証購入日から1年(取扱い説明書最後のページに必要事項記載)
購入日から1年(取扱い説明書最後のページに必要事項記載)
付属品米式チャック(本機取付)、英式バルブ用アダプタ(本機取付)、仏式バルブ用アダプタ、ボール用アダプタ、浮き輪用アダプタ米式チャック(本機取付)、英式バルブ用アダプタ(本機取付)、仏式バルブ用アダプタ、ボール用アダプタ、浮き輪用アダプタ

動画

こちらは充填時間や騒音を計測した際の動画です。ブログと合わせてご覧ください。

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