ニトリのワークチェア修理 シリンダー交換 昇降不能&異音改善

およそ4年間毎日のように使用していたニトリのオフィスチェア「クロウドBK」がついに故障してしまいました。症状としては昇降(上下)機能が失われ、レバーを引いても座面が一番低くなった状態のままになってしまうというもの。強制的に座面を上げてやっても座ると下がってしまいます。低く過ぎて非常に座りにくい、、、

それから座ったままで体を動かすと、椅子からバキバキとかキーキーという異音が出るという事も多くなりましたね。今回はこれらの不具合を改善するため、故障の根源となっているシリンダーを新しいものに交換して修理してみることにしました。

座面の破れに関しては、椅子としての機能としてそれほど問題になっておりませんのでそのままとします(笑)普段誰かに見られている環境であれば、ちょっと格好悪いですが、そういった環境で使用しているわけではないですから!いざとなったらクッションを敷いて隠せば問題なし!

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ニトリの椅子は修理できるのか?

今回修理するニトリのワークチェア「クロウBK」には購入から1年間の無償保証が付いていましたが、現在は購入から4年経過していますので、保証は使うことができません。この場合、ニトリに問い合わせをして有償修理をしてもらう、または椅子の修理専門業者にお願いすることになると思いますが、おそらくそれなりの見積もり金額になると思われます。年数が経っていると部品のストックが無く修理を断られるケースもあるようです。

そうなってくると、いっその事新しい椅子を買ったほうが手っ取り早いと感じる方もいるかもしれません!しかし、実はニトリの椅子のガスシリンダー不具合の場合、ネット通販で購入可能な汎用ガスシリンダーと交換することで、割と簡単に修理することが可能なんです!

ニトリを含め、多くの海外製廉価チェアのガスシリンダーは取り付け部のサイズが共通となっています。長さ(高さ)はいろんなサイズの物が売られていますので、お好みの物を探して購入すればOKです!今までちょっと低すぎたな~という方は今ついているものより長いものを、逆の場合は短いものを選べばよいでしょう!今まで通りで良い方は同じ長さの物を購入すればいいわけです。

サンワサプライ社製低ガス圧シリンダー

今回私が新品で用意したガスシリンダーはサンワサプライ製の「SNC-CYL OAチェア用低ガス圧シリンダー」という製品です。Amazonで送料込み2500円!いままで付いていたガスシリンダーよりも85mmほど長さが増すサイズですが、取り付け部寸法は一緒ですので、ばっちり取り付ける事ができ、互換性があります。

生産国の表示や刻印は梱包や取説、本体にも記載がなく不明ですが、品質を見た感じそれほど良くないので、おそらく海外製でしょう。価格をみれば納得ですが、サンワサプライで販売しているものですのでそうそう簡単には壊れないはずです。というか、廉価チェアに採用されているガスシリンダーはどれも同じようなデザインですし、実はどれも製造元一緒なんじゃないですかね。

サイズ W50×D50×H300~400mm
重量 1.2kg
材質スチール

交換方法

交換方法は至ってシンプルです。ダメになったガスシリンダーを椅子から取り外し、新しく買ったガスシリンダーと付け替えるだけとなります。交換に必要な道具は硬めの当て板とハンマー位ですね。当て板が柔らかいとハンマーの打撃が伝わりにくいので、できれば硬い木がお勧めです。今回はヒノキの木っ端を使用しました。

交換時は椅子を逆さまに置くと作業しやすいので、適当な台があれば便利です。台がない場合は2人で作業し、一人が椅子を持って上げると作業がスムーズです。台も無く、手伝ってくれる人がいない場合は椅子を横に置いても作業は可能と言えば可能ですが、やっぱりちょっとやりにくいと思います。

ガスシリンダーの取り外し(土台からの分離)

椅子を適当な台に逆さまに載せます。二人で作業できる場合、片方の人が椅子を逆さまにして持ちます。

ガスシリンダーの底に当て板を置きます。

左手で椅子の土台を持ち上げるように持ち、ハンマーで当て板を強く叩きます。一撃で外れない場合がほとんどですので、その時は繰り返し叩きます。

無事ガスシリンダーが椅子の土台から分離されました。

シリンダーが外れない場合

椅子の状態によっては、いくら打撃を与えても取れないケースもあると思います。その際は接合部に浸透性の潤滑油を塗布してやると取り外せる事もあります。

ガスシリンダーの取り外し(座面からの分離)

ガスシリンダー根本の金属部に当て板を置き、ハンマーで叩きます。その際、左手はガスシリンダーを持ち上げるように持ちますが、ガスシリンダーが抜けた時に反動で顔面に直撃しないように注意します。

こちらも一度の打撃で外れないときは繰り返し叩きます。

ガスシリンダーが座面底から分離できました。

シリンダーが外れない場合

接合部に浸透性の潤滑油を塗布し、取り付け部根本の金属部を当て板なしで直接ハンマーで叩きます。傷が付きますが高確率で取り外せます。傷を少しでも減らしたい場合は叩く部分に養生テープを貼るのも有効です。

ガスシリンダーのカバーは新しく取り付けるガスシリンダーに使用しますので外しておきます。

ガスシリンダーの寸法と比較

元々付いていたガスシリンダーと新たに取り付けるガスシリンダーの寸法を測ってみました。数値は素人採寸によるものですので、目安程度とお考え下さい。※画像はクリックまたはタップで拡大できます。

計測部位元々付いていたガスシリンダー(ニトリ)新たに取り付けるガスシリンダー(サンワサプライ)
最大全長305mm
395mm
最小全長230mm
290mm
シリンダー上部26.4mm
26.4mm
シリンダー下部28.0mm
28.0mm
シリンダーケース上部50.0mm
50.5mm
シリンダーケース下部47.8mm
47.8mm

外観の比較です。長さは異なりますが、ご覧の通り取り付け部は同じ形状となっております。

ガスシリンダーの取り付け

新たに取り付けるガスシリンダーに、元々付いていたガスシリンダーから取り外したカバーを取り付けます。

ガスシリンダーを椅子の土台にしっかりと差し込みます。

座面をシリンダーに差し込みます。

シリンダーカバーを上までずらしてガスシリンダーの取り付け作業は完了となります。シリンダー接合部は座っているうちに自然と圧入され、しっかりハマるはずです。

修理後実際に使ってみた

ガスシリンダー交換が完了したので早速の試運転を行ったところ、無事昇降機能は復活!そしてガスシリンダーのガタつきのため発生していたとみられるバキバキ&キコキコ異音も無事解消することができました。修理は上手くいったようです。

座面はボロボロな状態ですが、昇降機能が復活しましたので、また数年間は使用できそうですね(笑)同じような椅子を買い替えると15000円位しますが、今回は2500円で修理できましたので助かりました!

ニトリのワークチェアに限らず、他メーカーの廉価チェアで同じような故障が起きた場合、今回の記事で紹介した方法で修理可能かもしれませんので、何らかの参考になればと思います。

注意事項

多くのメーカーはユーザーによる椅子の修理を推奨していないと思われます。今回の記事を参考にし、実践する際は全て自己責任となります。

動画版

実際にニトリのワークチェアを修理した時の動画です。記事と合わせてご覧いただければと思います。

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