リチウムイオンバッテリーはエネルギーの密度が高く、さらに自己放電量が少ないといった特性があり、小型ながらエネルギー効率が高いバッテリーといわれています。
マキタでは独自の技術により、リチウムイオンバッテリーの特性を生かし、充電器とバッテリーに搭載されたICチップによる通信機能を使い、最適な充電システムを取り入れ、さらなるバッテリー長寿命化を実現しています。
しかし、マキタのリチウムイオンバッテリーが長寿命とは言え、無限に使えるわけでは無く、一般家庭使用で2~3年の寿命と言われています。現場使用だともっと寿命は短かい傾向にあります。
双方いつか寿命が訪れるのは間違いありませんが、バッテリーは決して安い物ではありませんので、できる限り長持ちさせたいですよね!
そこで、今回はマキタのリチウムイオンバッテリーの寿命を少しでも延ばすためのコツや知っておくべき事、裏ワザをご紹介したいと思います。
長持ちさせる9つのポイント
- 使用電動工具のパワーが落ちて、弱くなったと感じたら充電すること
- 過負荷をかけて使わない
- 水濡れさせない(発錆、ショートの原因となる)
- 衝撃を与えない(外装破損、内部断線の原因になる)
- 満充電したバッテリーはむやみに再度充電しないこと
- 高温、低温での使用を控える
- 充電する際は周囲温度10℃~40℃の範囲で行う
- 熱があるバッテリーは充電が終わったら出来るだけファンの冷却が終わるまで待つこと
- 半年(6ヶ月)以上の長期保存時は、充電して保管すること(高温、低温、多湿の場所は避ける)
この9つのポイントを守ると、バッテリー寿命を延ばすことが出来ると言われていますので、出来れば実践したいところですね。
現場使用だと時間が勝負なので、そんな悠長なことやっていられないかも知れませんが、時間に余裕があるときだけでも実践すると良いと思います。
実は故障、寿命じゃないパターンもある?
冒頭で、マキタ純正バッテリーにはICチップが搭載されていると述べましたが、実はそれが元で厄介なことも有るとの噂を耳にしました。
それはなんと、バッテリーが故障、寿命を迎えていなくても安全性と言う名目で、充電回数が500回に達すると強制的に充電出来なくなるようにプログラムされているとの事です!先ほど述べた寿命を延ばすポイントの無闇に充電しないことにも繋がる内容ですね!
こうなってしまうと、充電器に差し込んでもエラーランプが点灯、充電できなくなってしまうので、普通はバッテリーの寿命と考えますよね。
基板を載せ換える
故障していないのに充電回数リミッターのせいで充電できなくなったバッテリー、セル自体が生きてるのに捨てるの勿体無いですよね~!?
そんなときは、バッテリーを分解してメモリー基板を安い中華製の互換品に載せ換えるといった裏技があります!そうすることで回数リミッターが切れ、復活可能だそうです!一般人には難しいかもしれませんが、DIYが得意な方なら出来そうな改造内容かと思います。
ただし、この裏技は実際に自分が試した訳ではないので、真相は不明ですので、実践する場合は自己責任で行って下さい。
バッテリーの状態を確認したい場合
マキタの販売店には専用のバッテリーチェッカーを置いているところがあります。
マキタのバッテリーにはICチップが搭載されており、使用履歴などがメモリーされていて、故障なのか寿命かが分かりますので、バッテリーの状態を把握したい場合マキタの販売店に行くと良いと思います!
以上、長くなりましたが、マキタのバッテリ寿命を延ばす方法、充電回数リミッターカットの情報でした!何らかの参考になれば幸いです。
コメント
コメント一覧 (3件)
継ぎ足し充電などはリチウムイオンバッテリーには当てはまらないです。
一昔前のニッケルだのニッカドの情報と混同され未だに言われています。
熱の管理だけで充分です。
充電器器に差し込みフックに掛からないため、充電ができない
支障対策を教えてください。
奥に「カシャ」と掛って充電ができていました。
現状奥に差し込むと、反動で戻って来てしまいます。
内藤さま
ロック部の動きが渋くなっていませんでしょうか?
渋くなっている場合、シリコンスプレーなどを塗布することで動きをスムーズにできる場合がございます。