本日は電動工具とは関係ないネタで、黒物家電ネタです!
最近、茶の間のテレビのリモコンが故障しているのか、何箇所かボタンを押しても効きにくくなりました。
テレビのメーカーは日立のWoooで2011年製、リモコン型式はC-RT3というもの。
こういった症状で、先ず最初に疑うのが電池切れと、リモコン先端のセンサー部の汚れですが、どちらも試しても改善されませんでした。
そもそも、ある一定のボタンが押しにくい症状の場合、電池やセンサーの問題ではないはずです。
電源ボタンの反応が悪く、強く押さないと反応しない。
赤いボタンも同じく反応が悪い。その他も何箇所か反応が悪いボタンがある。しかし、ボタン周りの汚れが酷いですね~!
ということは、内部の汚れなどが原因なのかもしれないと思い、分解掃除してみることにしました!
テレビのリモコンは通販でも買えますで、ダメ元でのチャレンジです!直ればラッキーって感じのノリです!
こちらはAmazonでのリモコンの相場です。日立のC-RT3は結構高いですね。
C-RT3リモコンの分解方法
先ずは裏ブタを開け、電池を取り外します。
リモコンを観察してみると、ビスなどは見当たらない。ということはツメでのはめ込み式ですね!
本体の端のわずかな隙間からこじ開けていきます!
こじ開けに適している工具は、薄くて幅のあるものが好ましいと思います。今回は自前の腕時計の裏ブタこじ開け工具を使ってみたところ、すごく使い勝手が良いです!おすすめ!こじ開け工具を持っていないのであれば、不要なクレジットカードなどを挿して使うと良いかもしれないです!なお、精密ドライバーなどは、「面」ではなく「点」で力がかかるので、リモコンに傷がつく可能性が高くなります。
無理せず、全体をじわじわ責めていき、ツメのかかりを外します!
だいぶ外れてきましたが、まだ分解できません。
後部は結構キツい感じでしたが、無事ツメを外せました。
地道にツメを外し、ここまできました!でもまだぱっか~んと開きません。
前部のツメも外します。そろそろですね♪
ここまで外れましたが、まだ開けれません、なかなか手ごわいです(笑)
今度は反対側の側面のツメも外します。
こちらも無理せずちょっとづつ・・・
やっと全周のツメが外せました!これでいける!
やっと文字版(ボタン)部が分離できました!!
基板の取り外し
外した文字版を裏返すと、基板が1本のプラスビスで固定されています。
プラスビスを外します。
外すと文字版と基板を切り離せます!
原因は汚れ!
基板を外してみると、ボタンが効きにくくなった箇所がなんか濡れて汚れてました。ここは反応が悪い赤いボタン周辺です。
こちらも反応が悪い電源ボタンの箇所です。濡れて汚れてます。おそらく反応が鈍くなってるのはこれらの汚れの可能性大!
ボタンの隙間も相当な汚れ
さらに分解を進めます。ボタンのラバーを外していきます。すごい汚れ・・・
ラバーボタンと十字キーボタンを外しました。なんじゃ~この汚れは!半端ないです!茶の間で6年使ったリモコンは相当グロイです。
十字ボタン周りの汚れはかなり酷いです。
ボタンの枠も相当ヤバイ汚れが・・・茶の間で使っていたので、飲み物や食べ物のカスが知らないうちに蓄積されてたんだと思います。ジュースなどもこぼしたのか、枠がべたついてます。基板の濡れも飲み物や調味料がこぼれたものが浸み込んだのかも知れません。
チャンネルボタン周りもホコリがこびりついてました。
洗浄
汚れが相当酷いので、水洗いできるパーツは洗剤で洗うことにしました!基板は後から洗浄します!
錆びそうなので、リモコン本体の電池ターミナルも外します。
引き抜くだけで外せます。これでこのパーツも水洗いOKです!
分解終えたパーツ達の記念撮影。
水洗い可能なパーツは不要な歯ブラシと洗剤で念入りに掃除。油汚れも混じっているのか、かなり頑固な汚れでした。
洗い終えて乾燥中!※しっかり乾燥させます。
歯ブラシと洗剤でガッツリ洗ったボタン周り。まるで新品のような輝きです!
ボタンの枠、十字ボタンもピカピカに!
基板掃除
謎のべた付いた基板の汚れは、クルマの整備などで使用するパーツクリーナーを使用して掃除しました。パーツクリーナーはどこのホームセンターでも安く売ってます。
パーツクリーナーは揮発も早いし、頑固な油汚れにも強いです。
パーツクリーナーをキッチンペーパーに塗布し、基板をやさしく擦るように掃除。
バッチリ汚れも取れましたし、直ぐに乾燥しました!パーツクリーナーは万能です!
綺麗になった各パーツ!あとは逆手順で組み込むだけです!
組み込み
各パーツが十分乾燥したら組み込んでいきます。電池の金具を取り付けます。
十字キーをラバーボタンに設置。向きがありますが、付くようにしか付かないようになってます。
ボタンの枠にラバーボタンを取り付けます。
ボタンが陥没せず、しっかり収まっているか確認。
ボタンユニットに基板を固定。
センサー、電池金具の位置を確認しながらボタンユニットを合わせます。
パチんと合わせて、電池を入れて完成!なんか新品のリモコンみたいに綺麗になりました。
分解掃除の効果
完成してさっそくテレビで動作を確認してみたところ、、、
完全に直ってました!全ボタン軽く押しただけで完璧に反応します!
やはり原因はボタンから進入したゴミやホコリ、液体だったみたいです。
このブログを観覧している方で、テレビのリモコンの反応が悪く、電池交換、センサー掃除をしても改善しなかったとうとう方。
リモコンを買い替える前に、ダメもとでリモコン分解、掃除をしてみてはいかがでしょうか!?
単なる汚れが原因の場合、掃除するだけでリモコンは完璧に動くようになるかもしれません!
是非おためしあれ!
コメント
コメント一覧 (1件)
実家に同じリモコンがあり、押しても反応しなくなったボタンがあるとのこと。こちらの記事を参考に清掃してみたいと思います。画像入りでとても分かりやすく、有難い記事に感謝致します!