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マキタ掃除機 紙パック再利用は故障の原因

ネットを見ていると、マキタの充電式クリーナー紙パック式において、紙パックに一旦貯まったゴミを取り出し、リサイクルしている方がいます。

紙パックを交換するサイクルを長くして、紙パックのランニングコストを抑える、いわゆる「節約」のために行っているのだと思われますが、紙パックの再利用は掃除機の故障に繋がるので、やめておいた方がよいです。節約どころか掃除機が故障しやすくなり、余計な出費となります。

目次

紙パックはフィルターの役目を果たす

なぜ紙パックの再利用は掃除機の故障に繋がるのかを理解するには、マキタ紙パック式掃除機の吸引原理を知る必要があります。原理を簡単に表すと以下の様になります。

スイッチオンでモーター先端に付いた吸気ファンが回り、空気と共にゴミを吸い込みます。その後、ゴミは紙パックでフィルタリングされ蓄積、空気だけが紙パックの超細かい穴を通り抜けて排気口から抜けていきます。

そうです、紙パックはゴミを貯めるだけの役目ではなく、フィルターの役目も果たしているのです!

紙パックの再利用をしていると、フィルタリング機能が低下し、目に見えないゴミが本体内部へ侵入する確率が上がってしまったり、目詰まりによりモーターへの負荷が大きくなったりしてしまうと言う訳ですね。

実際、マキタの掃除機の取扱説明書には以下のような注意書きが記載されています。

●紙パックは使い捨てです。ゴミがたまったら紙パックごと捨てて下さい。再利用はしないでください。目詰まりを起こし吸引力を落します。
●クリーナーの紙パックは、本体性能を維持するための大切な機能部品です。そのため純正以外の紙パックは使用しないでください。

新品紙パックと再利用パックの比較

紙パックの再利用は良くないことはお分かり頂けたと思いますが、さらにわかりやすく、新品紙パックと一度使用した紙パックを画像つきで比較してみたいと思います。

左が新品で、右はゴミが満タンになるまで使用し、中身を取り出したものです。画像からも紙表面の色が全く違うのが確認できると思います。

拡大すると、リサイクルした方は紙の繊維に汚れや細かいホコリが詰まっている様にも見えます。

こちらは再利用した紙パックをハサミでカットした内部の様子です。表面から見るよりも汚れが酷いのが分かりますね。

紙繊維の隙間が黒くなっていて、いかにも目詰まりしてそうですよね。これでは吸入抵抗が増え、掃除機が息苦しくなってしまい、モーターに負担が掛かりそうです。

ダストバッグと高機能ダストバッグは定期洗浄

今回は紙パックの再利用は掃除機に良くない理由を書いてみましたが、マキタの紙パック式掃除機に互換利用できる「ダストバッグ」や「高機能ダストバッグ」もフィルターの役目をしていますので、定期的に水洗いするようにしましょう!

そうすることで吸引力の維持、掃除機の寿命を延ばす事が出来ると思います!

まとめ

紙パックはフィルターの機能を果たす大事な部品ですので、ゴミが貯まったらリサイクルせず捨て、新品を使のが基本となります。

変なところでケチって掃除機本体が故障したら紙パック代どころではなくなりますので、新品紙パックを使わないといけない理由を覚えておいた方が良いと思います!※吸引力の安定と、紙パックの節約にはサイクロン化もおすすめです!

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