約一年間使用したマキタの18VハンディークリーナーCL182FDRFWを分解してメンテナンスしてみました!
使用頻度ははぼ毎日、主にフローリングと畳の掃除に使ってました!ダストパック収納場所はこんな感じに汚れてますね。
1年間使用した掃除機の中身はどうなっているのか!?分解、掃除したことで吸引力は復活するのか!?気になるところですね!
分解手順
まずはこの状態で外せるものは全て外しておきます!ノズル、バッテリー、ダストパックの事です。
赤丸のところのプラスネジ9箇所全て外します!
ドライバーはごく普通の組ドライバーを使用しました。ネジにあったサイズを使います。+の2番でちょうどよかったです。
ネジが全て外れました。ネジは全て共通なので、ごちゃ混ぜになっても問題いです。
本体の前の方を引っ張り、ケースを分離します。これ位開いたら、いったんヤメ!
本体の後ろの方も同じように引っ張り、ケースを分離します。このとき、ダストパックのフタも同時に外れますので、部品の紛失に注意!
本体が真っ二つになりました!ここまでは順調です!
中の汚れ
モーター、基盤、ケース内、フィルター、全てホコリだらけです。でも予想よりは汚れて無い印象です!もっとガッツリ汚れてると思ってました!
分解を続けます!外せる物を外していきます。ここまでは全て手で外せますが、パーツがどこにどう付いていたか忘れないようにしましょう!写真撮りながら作業するのが無難です!
ドンガラ状態のケース。汚れが目立ちますね!
モーター後ろの汚れも酷いです。油分(グリス)に汚れがびっしり固着!
モーター前部もホコリまみれ。これは酷い。
排気フィルターは糊付け
排気のスポンジフィルターは本体にボンドで固定されていますが、点付けなので、ペリッと簡単に外せます。
こちらが外したフィルター。かなり汚れてます。
フロントカバーのゴムパッキンも引っ張って外します。
モーターユニットの分解
ここまで分解したらモーターユニットも分解してみたい(笑)
モーターの配線を外し、基盤から分離。
モーター上部のラバーを外し、透明なケースツメ部をマイナスドライバーでこじって開けます。
パッカ~ン!開けてびっくり玉手箱!すごい汚れ!
とりあえず分解はここまでにしました!あとは各パーツの洗浄です。
パーツの洗浄
パーツを洗浄します!パーツによって洗い方を分けました。
こちらは水洗い(お湯)パート!使い古しの歯ブラシに洗剤をつけて細かいところも洗っていきます。
排気フィルターも洗剤でモミモミ手洗い!相当汚れてました。
こちらは水洗いした後のパーツたち!ピカピカです♪
こちらの細かいパーツなどは超音波洗浄機ににて洗いました。
モーター・基盤はエアブロー
モーター基盤はコンプレッサーにてエアブローします!
コンプレッサーを持っていない方は、市販のエアダスターでもそれなりに綺麗になると思います。
エアブロー後のモーターと基盤。見違えるほど綺麗になりました!
びっしり汚れてたモータ裏もこの通り!
組み立て
全てのパーツ洗浄が終わったので、組み立てていきます!無論、水洗いしたパーツは乾燥済です!
モーターユニットから外したケースを元に戻しますが、取り付け位置があるので注意!黒い樹脂パーツの突起と、透明樹脂パーツの△マークをあわせて取り付けます。そうしないとツメが合いません!
透明樹脂パーツの拡大画像です。三角マークがあるのがわかると思います。ここを合わせて黒い樹脂パーツにはめるとパチンとツメが合います。
透明樹脂パーツを覆っていた丸いラバーも取り付け位置が決まっています。これも△マークに合わせればOKです!
モーターユニットの組み込み完了!
フィルター固定
ボンドで着けられていたフィルターを剥がしたので、組み込むときはボンド付けです。
ボンドは家にあった適当な物を使用。ボンドはほんとに点付けで大丈夫だと思います。
他のパーツもどんどん組み込んでいきます!パッキンは手で押し込んではめるだけ。
こちらはダストパックのフタを押さえるツメですね!
バネを押しながら、このように本体にはめます。
先端のノズルパーツの後ろにゴムパッキンをはめます。
セット位置はここですね。
このゴムと金属が付いたパーツは、おそらくダストパックフタの受けです。
本体の上部、ダストパックフタの付け根にセット。
バッテリー残量警告灯のLEDレンズ。小さいので紛失注意!
スイッチの前のここにセット!
電装部品が一番面倒
基盤とモーターを本体にセットしますが、これが一番面倒だったりします。
もともと付いていたように、配線を本体プラスチックの隙間に収めていきます。
こんな感じに無理なく収めていきます。
フィルターを取り付けます。※フィルターは組み込んだ後でも取り付け可能です。
ダストパックのフタを本体にセット。バネの向き、位置を間違わないように注意です!
だんだん完成が近づいてきましたね♪
全てパーツを組み込んだのを確認し、分離したケースを元に戻します。
ケースを合わせて隙間が無いのを確認し、ビス止めしていきます。
ビスは一箇所一気に締めるのではなく、全箇所均等に締めるイメージです。
メンテナンス完了
無事組み込み完了!見違えるほど綺麗になりました!特に中身が。
まるで新品のときのような輝き(おおげさ)
フィルターの汚れがないのが、目視で確認できますね♪
効果
気になる分解、掃除による効果を確かめてみたところ・・・効果大有りでした!
明らかに吸引力アップ!動作音が静かになって軽やか!そしていままで気になっていた排気臭も改善!
やはりこういったメンテナンスは定期的に行うべきですね~!特にモーターユニットと排気フィルター掃除は吸引力に直結していると思います。まるで新品のときのような動作ですよ♪
こちらオーバーホール後の動作状態の動画です。
全ては自己責任で
マキタのコードレス掃除機を分解、掃除するとかなりの効果がありますが、無論メーカー側はこういった分解は禁止しています。
説明書を一読するとわかりますが、メーカー保証も受けられなくなります。
ですので、分解する際はそのへんの事を踏まえて行ってください。
自分はメーカー保証を放棄しているので、今回分解、掃除を行ってみました!
以上、マキタの掃除機CL182FDRFW分解、メンテナンス方法でした!超少数派の誰かの参考になれば幸いです!
P.S
ストラップ着けるの忘れてましたので後から付けました(汗)
コメント
コメント一覧 (3件)
モーターから異音発生し、自分で修理出来ないかと検索したところこちらにたどり付きました。
親切丁寧な解説で本当に助かります。
感動すら覚えました。ありがとうございました。
きのけんさん
お役に立てて何よりです!これからも役立つ情報をシェアしていければと思います!
中古で購入したマキタの掃除機なのですが
吸い込みが弱いような気がしてこちらを参考に分解掃除したところ
強烈な内部の汚れと掃除後のパワーアップで2度驚きました!
ありがとうごさいました!!