マキタ カプセル式掃除機 CL281FD 分解方法

マキタ18Vカプセル式コードレスクリーナーCL281FDを分解してみました。ブラシレスモーターが搭載された新型カプセル式掃除機の内部構造が気になる方、排気フィルタ交換や内部メンテナンスを行おうとしている方の参考になれば幸いです。なお、当然の事ながらメーカーでは掃除機の分解を禁止しており、一般ユーザーが分解した場合、保証が受けられなくなります。それ以前に分解にはある程度の技術が必要で、方法を誤ると発火などの重大な事故が発生リスクもありますので、ご注意ください。

注意

マキタ掃除機の分解ノウハウを持っていない一般ユーザーが掃除機を分解すると、発火などの重大な事故が発生する可能性があるので、基本的にマキタ掃除機の分解は禁止されております。また、一般ユーザーが自ら分解、修理を行った掃除機は、たとえ保証期間内であっても保証が無効になります。

目次

分解方法解説

手で外せる物は外しておく

手で外せるノズルパイプ、バッテリ、カプセル、高機能フィルタEXを取り外します。

ビスを外してボディ(ケース)を開ける

本体側面のプラスビス7本を取り外し、ケースを開けます。ケースを開けるとファンの前に付いていた骨組(ステー)も一緒に外れます。

POINT

プラスドライバーのサイズはPH2番を使用しました。ドライバーサイズが合っていないとネジ山を傷めるので注意が必要です。

内部パーツの取り外し

ケースに収まっているスイッチ板やストラップ、モーターユニット、ハーネス(配線)、LEDライトなどを手で優しく引き抜き、全て取り外します。このとき、どの位置に配線やカプラーが収められているのかを確認しておき、組み込むときに迷わないようにします。デジカメで撮影するのがおすすめですね。

モーターユニットの分解

モーターユニットのファンカバーのツメ四箇所のうち、二箇所のツメに小さめのマイナスドライバーを差し込み、ツメをカバーから浮かせます。二箇所のツメが浮いたら、カバーを押さえてモーターを引っ張ります。すると、カバーとモーターは分離できます。

ケース底部ラバープロテクターを外す

通常、このパーツは外すことはありませんが、何らかの理由で外す場合は、指でスライドさせるだけで簡単に取り外せます。

排気スポンジフィルタの取り外し

排気スポンジフィルタが刺さっている支柱に引っ掛けてあるゴムを外します。ゴムを外したら、支柱が刺さって入るところのスポンジフィルタを指で広げながら慎重にスポンジフィルタを外します。無理に外そうとするとスポンジフィルタが破れますので、ご注意ください。

分解完了

以上でCL281FDカプセル掃除機の分解は完了となります。マキタ他機種のカプセル式掃除機もそうですが、紙パック式と比べて構造が単純で部品点数が少ないので分解の難易度は低めでした。組み立て方に関しては分解方法と逆手順となります。

CL281FDとCL181FDの違いを比較

せっかくブラシレスモーター搭載の新型掃除機CL281FDを分解したので、ついでに旧型のCL181FDも分解して色々とパーツの違いなどを比較してみました。新型と旧型とでは吸引力の違い等に目が行きがちですが、細かいところを見るとパーツの違いも結構ありますので、これからCL281FDを購入検討の方は参考にしてみて下さい。

項目CL281FD(新型)CL181FD
バッテリ18Vリチウムイオンバッテリー18Vリチウムイオンバッテリー
スイッチ方式ワンタッチ
3段階切替
ワンタッチ
2段階切替
吸込み仕事率パワフル60W/強42W/標準15Wハイ37W/ロー10W
連続使用時間目安
(BL1830Bバッテリ時)
パワフル15分/強20分/標準50分ハイ20分/ロー40分
集塵容量750ml650ml
重さ※1
約1.4kg約1.4kg
サイズmm長さ×幅×高さ
(パイプ、ノズル付き時)
1016×113×154999×114×152
保証期間購入から1年間購入から1年間
本体のみ価格17100円(税別)
CL281FDZW
11100円(税別)
CL181FDZW
フルセット品価格
(バッテリ、充電器付)
43000円(税別)
CL281FDRFW
37000円(税別)
CL181FDRFW

※1:3.0AhバッテリBL1830B装着、ノズルやパイプ非装着時

ダストカプセルの違い

新型のカプセルはパイプロック機構付きでゴミ集塵容量が750ml。旧型はパイプロック機能無しで集塵容量650mlです。大きさの違いは並べて見ると分かり易いですね。因みにダストカプセルは双方取り付け径が同じで互換します。なので、旧型CL181FDをパイプロック機能付きにしたい場合、新型CL281FDのカプセルを流用するといった裏技が使えます。

フィルタの違い

CL281FDに標準してくるフィルタは「高機能フィルタEX」というもので、今回新登場したものです。CL181FDに標準付属の高機能フィルタとの違いはフィルタ内部に「フレームがあるか無いか」です。フレームが入っていることで、吸引時にフィルタが萎んでしまうのを解消し、フィルタの吸入面積が少なくなるのを防ぎます。これによりフレームなしの高機能フィルタよりも目詰まりなどもし難く、吸引力を維持し易くなります。

モーターの違い

CL281FDには高効率ブラシレスモーターが搭載され、耐久性も従来型のマグネットモーターよりも2倍との事です。搭載されているブラシレスモーターのメーカーはあの有名なマブチモーターですので、信頼性は間違いなく高いです。ちなみにCL181FDに搭載されているマグネットモーターのメーカーもマブチ製です。

BLモーターはコンパクトで軽量

新型搭載のブラシレスモーターと旧型マグネットモーターの重量を計測したところ、ブラシレスモーターが約185gで、マグネットモーターが約300gでした。※どちらもファンが付いたアッセンブリの状態で計測

ファンカバーの違い

CL281FDのモーターファンカバーは防振性に優れたエラストマー樹脂を使用しています。エラストマー樹脂を触ってみると、ジェル状でいかにも振動を吸収してくれそうな弾性素材ですので、間違いなく従来型の普通のゴム製ファンカバーよりも防振製が向上しているはずです。画像の通り、厚みも全然違いますからね!

ファン素材も変わりました

CL181FDに採用されていた透明なファンは軸の嵌め込み部が割れ安く、故障した事例が散見されましたが、新型のファンは粘りのありそうな樹脂素材に変更されていました。地味にナイスな変更点です。

メイン基板の違い

CL281FDに使用されているメイン基板は電子部品が黒い樹脂で覆われており(ポッティング処理)、防塵、防振仕様となっております。一方旧型CL181FDのメイン基板は電子部品が剥き出しで、防塵、防振対策は施されておりません。この違いだけでも新型がトータル的に耐久性がアップしているのが分かると思います。

排気スポンジフィルタの違い

CL281FDの排気スポンジフィルタは厚み約20mmの分厚いスポンジを採用。スポンジには穴が空いており吸音効果も向上しております。従来型のスポンジフィルタは穴あき仕様ではありませんし、厚みも5mm程度しかありませんでしたので、排気スポンジフィルタはかなり進化していますね。また、従来型の排気スポンジフィルタは掃除機ケースに接着剤で固定されており、交換するのが一苦労でしたが、新型は排気スポンジフィルタをゴムバンドで固定、バンドを外す事で容易にフィルタ交換ができるようになりました。

本体下部の違い

CL281FDの本体底部には傷防止ためのラバーが取り付けられています。このラバーは従来型掃除機には無かった新装備となっており、今のところこのラバーが付いている機種はCL280FD/CL281FD/CL282FDの3機種のみです。※2019年3月現在

バッテリマウント部の違い

CL281FDはブラシレスモーター用のバッテリマウントである黒色のものとなっております。また、CL281FDのバッテリ取り付け後部には、マキタのインパクトドライバーなどの打撃系電動工具に使用されている防振ラバーピンが2つ搭載されていますね。ここの違いは地味なので、マキタ掃除機マニアじゃないと気が付かないかもしれません。

ストレートパイプの違い

CL281FDのストレートパイプ後部にはロック機能のツメが付いていて、先端は斜めカット仕様となっております。先端が斜めカットされているので、立った姿勢で掃除機がけする際、床に対してノズルを平行に近い状態でアプローチ出来るようになっているんですね。また、細かい点で言うと、CL281FDのサッシノズルホルダはストレートパイプのロック用のツメを避けて着脱できるようになっていました。

T型ノズルとサッシノズルは進化無し

ストレートパイプは仕様変更されていますが、T型ノズルとサッシノズルは仕様変更無しで、CL281FDもCL181FDも同じ物が使われています。

動画で違いを見る

こちらはCL281FDとCL181FDを分解して中身の違いを簡単に説明した際の動画です。記事と合わせて参考にしてみて下さい。

まとめ

ということで、今回はマキタ充電式クリーナーCL281FDの分解方法と、CL281FDとCL181FDの違いをマニアックな視点からご紹介いたしました。マキタ新型掃除機CL281FDに興味のある方、これからマキタ掃除機を購入予定の方は是非参考になればと思います。

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