現在主流となっているシャフトロックボタン付きタイプのディスクグラインダー(サンダーと呼ぶ人もいる)の砥石(刃)交換方法です。
この機種はマキタの18Vコードレス(GA404DN)100mmタイプですが、他メーカーの日立やリョウビ、MAXなども交換方法は大体同じだと思います。
外し方
安全のため、コードレス機はバッテリーを外します。AC機でしたらコンセントを抜きます。交換中、間違って回転したら大怪我をしますので、絶対電源を断ちましょう!
ディスクグラインダーの頭の部分にこういったボタンがあります。これがシャフトロックボタンです。
これを押してシャフトをロックし、砥石が動かないようにします。
シャフトロックボタンが中途半端にしか押せず。上手くロックできないときは、ボタンを軽く押しながら砥石を回し、しっかりロックできるところを探ります。
しっかりロック出来るポイントが見つかると、ボタンが奥まで押せ、ロックできます。
シャフトロックボタンを押したまま、付属のレンチで砥石を固定しているロックナットを反時計回りに回して緩めます。
ある程度レンチで緩めると、ロックナットは手で外せます。
ロックナットが外せました。
すると、砥石が外すことができます。
取り付け方
台座(インナーフランジ)がしっかり本体のシャフトにハマっていることを確認します。
インナーフランジの凸部分にしっかりハマるように砥石(刃)をセットします。
ロックナットの凸部が下になるようにセットします。
このように、凹んだ方が上にセット。※砥石が薄いタイプの場合ロックナットを裏返して使用する場合もあります。
手締めして仮止めします。
シャフトロックボタンを押して、シャフトをロックします。
レンチで時計回りに締めこみます。手の力でギュッと締めればOKです!体重を乗せて目一杯締めたりするとねじ山が破損しますので注意!
砥石取り付け面に異常がないか目視で確認。
ロックナットがしっかり取り付けられているのを確認。
バッテリーを取り付け。AC機はコンセントに差し込みます。
試運転を行い、ブレや異音、振動などが無いかをチェックします。
問題がなければ、これで砥石(刃)の取り付けは完了となります。
レンチを使わないやり方
砥石交換はレンチを使わず、手だけでも可能です。こちらの方法は邪道ですが、実際の現場では普通に行われていると思います。
方法は至ってシンプルで、シャフトロックをしたら砥石を手で掴み、緩めて外します。
取り付けるときも手で掴んでぎゅ~っと締めこんで取り付けます。個人の腕力により異なりますが、結構しっかり締まります。
ディスクグランダー使用時は、締まる方向に回転していますので、簡単に砥石が外れる事は少ないと思います。
しかしながら基本としては、やはりレンチで締める事が安全です。手で交換する方法はおすすめしません。
という事で、今回は一般的なディスクグラインダーの砥石(刃)交換方法でした!
中古などでディスクグラインダを購入して、取り説が無く、砥石交換方法が分からない方の参考になれば幸いです!
こちらは砥石交換方法の動画版です。記事と合わせてご覧下さい!
コメント
コメント一覧 (3件)
砥石交換をする前に専用のレンチを使ってロックナットが固くて緩まない場合の対処方法はありますか?
レンチに延長の棒を取付けたり、レンチをハンマーなどで打撃すると緩める事が出来る場合もありますが、加減を間違うと怪我やナットを破損する可能性もあります。実践する際は慎重に行ってみてください。
取り外す際にどーやってもロックがかかりません。対処法はありますか?