パナソニック ウォシュレット 水漏れ修理してみた ビューティトワレ CH941S

新品取付後、約2年間使用したパンソニックのウォシュレット便座ビューティトワレ（CH941S）から水漏れが発生したのでDIYで修理してみました。

同型のウォシュレットを使用中の方で水漏れが発生しているという方、もしかしたら当記事で取り上げている場所と同じ所かも知れません。参考にしてみてください。

水漏れ箇所

水漏れ箇所は正面からみて左側の便座付け根の隙間です。隙間から漏れた水が便器側面を伝って床に溜まっていました。

水漏れ発生条件

水漏れが発生する条件として、ウォシュレット、又はノズル掃除動作時です。それらが動作中、便座付け根の隙間からチョロチョロと水が漏れてきます。

おそらく、ある程度の水圧がかかると水漏れが発生するのだと思われます。因みになにも動作していない通常時は水漏れが発生していません。

ウォシュレットの分解

水漏れ箇所はウォシュレットユニット内部という事が分かったので分解していきます。

便座の取り外し

止水栓をマイナスドライバーやコインを使用して時計回りに回し、閉めます。

ノズル掃除ボタンを押してユニット内の水圧を逃がしてやります。（構造的に意味があるかどうか不明ですが念のため）

電源とアースを取り外します。

クリップを外して給水ホースを引き抜きます。

便座の蓋を取り外します。蓋は手で広げるようにする事で簡単に外せます。

便座ロックボタンを指で押しながら、便座を手前に引き抜きます。

便器から便座を取り外す事が出来ました。

ユニット部の分解

ユニット底部の貯水タンク止水栓を外して、水を抜いておきます。

背面4か所のプラスビスを取り外します。

正面からカバーを取り外します。底面のツメが引っかかる時はツメを外します。

プラスビス5箇所を外して、貯水タンクを取り出します。

水漏れ箇所は貯水タンク側面でした

貯水タンクを摘出したところで、いったん給水ホース、電源を繋いでノズル掃除を起動。漏れ箇所の詳細を確認してみると、水漏れの根源は丸印のところである事が判明しました。銅パーツの隙間から水が漏れていたんですね。

貯水タンクを分解

銅パーツを固定している4本のビスを外して、銅パーツを引き抜いてみるとゴムパッキンが入っていました。ちなみにこの銅パーツは貯水タンクの水を温めるヒーターだと思われます。※画像では外れていませんが、アース端子2箇所も外しておいた方が作業性が良いです。

ゴムパッキンを点検してみると、亀裂や千切れは無いものの、少し硬くなって潰れているようでした。おそらくそれが原因で気密が保持できず水漏れを起こしていたんだと思います。それにしても2年少々で水漏れするのもどうかと思いますけども。

水漏れ修理は液体ガスケットを使用

本来であればゴムパッキンを新品に交換したいところですが、新品のパッキンはどこを調べても売っていませんでした。

設備屋に勤務している友人にパナソニックのウォシュレットの内部部品の取り寄せが可能かどうか聞いてみると、どうやら無理との事。

ですので、今回は家にあったクルマ修理用の液体ガスケットをパッキン溝とパッキン周りに多めに塗布してみる事にしました。これで直らなければその時新たな作戦を考る事にします。

分解の逆手順で組み込んでいきます。

修理完了後、数時間ウォシュレットやノズル掃除動作を行わず、液体ガスケットを乾かしました。

水漏れ修理成功

液体ガスケット乾燥後、ウォシュレット、ノズル掃除動作を行ってみると、水漏れは完全に止まっていました！DIY修理が上手くいったようです！

その後、1週間使用しても水漏れは一切ない状態です！今後も経過観察はしていきますが、一安心です！

水漏れを発見した時は、ウォシュレット便座の新品交換も覚悟していただけに、ただ同然で水漏れが直って良かったです！直らなかったら15000円位が無くなっていましたので。

パナソニックウォシュレットをお使いの方で、似たような水漏れ症状がある方は是非参考になればと思います！