日立全自動洗濯機「白い約束(NW-7MY)2011年製」のベルト交換を行ってみました。
今回ベルト交換する洗濯機は特に不調や異音などは無いのですが、新品購入から12年間、一度もベルト交換をした事がないので、予防整備としてベルト交換をすることにしました。
こちらの洗濯機はメーカーの耐用年数が7年に設定されていますが、我が家ではすでに6年もオーバーして使用しています。ベルトの劣化が予想されます。
- キュルキュル異音
- 脱水不良(空回り)
- 洗濯・脱水が出来無い(モーターの駆動音だけする)など
Vベルト交換方法
洗濯機内の水抜き(排水)
ベルト交換を行う際は洗濯機を横倒しにする必要がありますので、倒す前に洗濯機内の水を抜いておきます。
この機種の場合一度脱水モードを運転することで水を抜きが出来ました。詳細は取扱説明書にも記載されてますので、そちらを参考にすると良いです。
ちなみに取扱説明書を紛失してしまった場合、日立のホームページからPDFファイルにて閲覧可能となっていますので、そちらをご覧ください。
Vベルトの取り外し方
洗濯機を前側に倒します。
洗濯機を倒すと底面にベルトがあります。
13mmサイズのボルト2本を取り外し、プーリーカバーを取り外します。プーリーカバーは取り外さなくてもベルト交換はできそうですが、カバーを外した方が作業性がよいと思います。
ボルトの取り外しにはラチェットとエクステンションバーを使用しました。
プーリーカバーを取り外すとこのようになります。
モーターを固定している13mmサイズのボルト2本を緩めます。ここのボルトは緩めるだけでOKです。
モーターを矢印のようにスライドして、ベルトの張りを緩めます。
ベルトを取り外す事が出来ました。
取り外したベルトを観察してみると、予想に反して痛みは少ない印象です。12年間無交換なのに驚きました!使い方が良かったのか?それとも洗濯機のベルトって案外減らないものなのでしょうかね。
白い約束NW-7MYに適合するVベルトのサイズ
日立全自動洗濯機「白い約束NW-7MY」に適合するVベルトは「M-21.3」というサイズとなります。
今回はネットにて日立純正の洗濯機用Vベルト「品番PW-J101016」を購入しましたが、モノタロウなどで近いサイズのVベルトを購入しても良いでしょう。ある程度の張り調整が可能ですので、特に問題にならないと思われます。
新しいベルトと古いベルトの比較です。古いベルトは三ツ星製で、新しい方はバンドー製となっています。
こうしてみると、外したベルトはほとんど減っていないですね。まだまだ使用できたかもしれません。
Vベルトの取付けと張り調整
Vベルトをプーリーにかけ、モーター固定ボルトを肌締め(軽く締める)します。
マイナスドライバーなどでモーターをあおり、ベルトを適度に張ります。
ベルトを張った状態でモーター固定ボルトをラチェットで締め付けます。一気に片側を絞めるのではなく、均等に締め付けるようにします。
ベルトの張り調整に関しては、張り過ぎず、緩過ぎずといった具合にしてみました。張り過ぎると駆動部分に負荷が掛かりすぎてベアリングなどにも良くないので、どちらかというと緩めにしておいて、動作確認後に異音や滑りがあれば少し張るといった感じにすると良いかもしれないですね。
プーリーカバーを元に戻します。
動作確認し、異音や動作不良が無いことを確認!異常なし!これにてVベルト交換作業は終わりとなります。
まとめ
日立全自動洗濯機「白い約束(NW-7MY)」のVベルト交換は工具さえ持っていれば簡単にできると思います。DIYが得意な方であれば数十分で交換可能でしょう。
ベルトの異音や滑りの症状がある方は参考になればと思います。
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