マキタの人気コードレスクリーナー4機種の運転音を騒音計を使って数値化、比較してみました。運転音を測定してみた4機種は以下の機種となります。
CL107FD(10.8V)
CL106FD(10.8V)
CL182FD(18V)
CL181FD(18V)
これからマキタの掃除機を購入予定の方の参考になれば幸いです。
測定方法
騒音計と掃除機との距離はおよそ50cmとしました。掃除機は掃除機スタンドに立てかけている状態ですので、ほぼ無負荷状態です。
騒音測定方法はJIS規格記載の測定方法に全く準じておらず、安物騒音計を用いて行いましたので、今回の検証結果はあくまでも目安程度とお考え頂ければと思います。
CL107FDの運転音
【仕様と測定時条件】
●10.8V電源(ダストパック方式)
●吸込み仕事率37/20/5w(パワフル/強/標準)
●ダストバッグ使用(不織布)
●バッテリーBL1040B使用(満充電)
モード | 音量dB |
---|---|
パワフル | 84前後 |
強 | 81前後 |
標準 | 73前後 |
CL106FDの運転音
【仕様と測定時条件】
●10.8V電源(カプセル方式)
●吸込み仕事率19w(パワー切り替え無しのトリガースイッチ)
●標準付属のフィルタ使用
●バッテリーBL1040B使用(満充電)
モード | 音量dB |
---|---|
モード切替なし | 78前後 |
CL182FDの運転音
【仕様と測定時条件】
●18V電源(ダストバッグ方式)
●吸込み仕事率37/10w(強/標準)
●使い捨て紙パック使用
●バッテリーBL1860B使用(満充電)
モード | 音量dB |
---|---|
強 | 86前後 |
標準 | 78前後 |
CL181FDの運転音
【仕様と測定時条件】
●18V電源(カプセル方式)
●吸込み仕事率37/10w(強/標準)
●高機能フィルター使用
●バッテリーBL1860B使用(満充電)
モード | 音量dB |
---|---|
強 | 88前後 |
弱 | 78前後 |
比較・ランキング
さて4機種の中で一番うるさい掃除機、静かな掃除機はどれだったのか!?以下の表に音量の大きかった順で並べてみました。
順位(うるさい順) | 音量dB | 機種 |
---|---|---|
1 | 88 | CL181FD(強) |
2 | 86 | CL182FD(強) |
3 | 84 | CL107FD(強) |
4 | 81 | CL107FD(強) |
5 | 78 | CL181FD(標準) |
6 | 78 | CL182FD(標準) |
7 | 78 | CL106FD(モードなし) |
8 | 73 | CL107FD(標準) |
一番音量がうるさかったのはCL181FDの強モード。その次にうるさかったのはCL182FDの強モードと、18V機が1位2位という結果になりました。
吸込み仕事率と運転音はほぼ比例する形となりましたね。ちなみに一番静かなのはCL107FDの標準モードですが、吸込み仕事率5wなので実用的ではないですね。
この結果からすると、やはり現在マキタで人気ナンバーワン機種のCF107FDは吸引力と騒音のバランスがとれているように思えます。これからマキタの掃除機を購入予定の方、参考になれば幸いです。
騒音目安
今回の検証で使用した騒音計の単位はdB(デシベル)ですが、日常の音にたとえるとどれ位なのかピンと来ませんので、環境省における騒音目安を以下に記しておきます。
音量dB | 状況 |
---|---|
~60 | 銀行窓口周辺/博物館館内/役所の窓口 |
~70 | バス車内/コーヒーショップ店内/新幹線車内 |
~80 | 地下鉄車内/主要幹線道路(昼間)/せみの声 |
~90 | パチンコ店内/ゲームセンター |
マキタのクリーナーは73~88dBですので、騒音としては大きい方の部類に入るんじゃないでしょうか。夜間の使用は控えた方が良さそうですね。
動画版
今回の騒音検証の動画版です。こちらも参考にしてみて下さい。
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