マキタの人気ナンバーワン充電式クリーナーCL107FD(10.8Vスライド)に社外汎用タービンヘッドを付けたらしっかり機能するのか気になったので、この度検証してみることにしました!今回取り付けるタービンヘッドはこちらのスマイル製エアータービンワイパーヘッド「SE7700」という商品です。果たしてしっかり動くのか!?
エアータービンワイパーヘッドSE7700基本仕様
●掃除プレートに市販のお掃除シートを取り付けて使用すれば、掃除機掛けと同時に拭き掃除が可能
●ゴミ・ホコリ・汚れをいっぺんに除去
●ノズル部分がフレキシブルに稼動し、お部屋の隅までお掃除シートが届く
●掃除機の風力を活用して、ヘッド本体のブラシが高速回転し強力にゴミを除去
●床に接地しなければブラシが回らない安全設計
●手持ちの掃除機に付けるだけ
●適用掃除機:標準的な掃除機に対応
※(内径32-39.5mm正円形) ※一部取り付けが出来ないメーカーあり
●幅225mm、奥行115mm、重さ420g
●材質:ABS,PVC,PP,EVA,ナイロン
生産国は中国製で、全体的に品質はあまりよくなく安っぽい印象ですが、2000円弱と思えば価格相応ですね。
ブラシの軸部のロックを外すとブラシが取り外せるので、詰まりなど、万が一のトラブルが起きても安心です。
お掃除プレートは、掃除機がけと拭き掃除を同時に行う際に使用します。取り付けはローラー後部にはめ込むだけの簡単取り付け。お掃除シートは市販品を取り付けます。
テーパー継ぎ手が付属しておりますので、多くの機種に取り付け可能です。取り付け可能径は内径φ32-39.5となっております。
マキタの標準ヘッドと大きさを比較すると、こんな感じで厚みと奥行きがある分一回り大きく見えます。
取り付け
マキタCL107FDに取り付けてみます。まずはストレートパイプの先へ取り付けてみます。付く事は付きますが、少しだけ隙間が開いてしまうのでテープを巻くなどの処置が必要でした。また、継ぎ手パイプ分長くなってしまいました。ちょっとこれでは長すぎますね。
続いて掃除機本体への直付け。こちらは継ぎ手パイプに隙間もなくガッチリジャストフィットです。ちなみにマキタで現在売られているコードレスクリーナー全機種も取り付け径は同じですので、他機種でも取り付け可能となります。
取り付けられたところで動作確認!パワフルモード32W、強モード20W、標準モード5W共に吸い込む力でブラシが回転しました!まるでモーターヘッドみたいでカッコいい!ただし、標準モードだとギリギリ回っている感じですので、実用的なのは強モードとパワフルモードのみと言えそうです。※掃除機の使用環境:ダストバッグ使用。バッテリーBL1040満充電。
実際にゴミを吸ってみた
まずはフローリングで大鋸屑を吸ってみましたころ、ブラシが回転しながら吸い込まれるように吸われて行きました!これは使っていて楽しいですね~!しかし前途の通り、標準モード5Wだと吸引力が弱くてストレスを感じます。
続きまして1~2cmに刻んだ紙を吸ってみます。こちらは強、パワフルモードでもブラシに紙が引っかかり、ブラシが止まる事がありましたので、あまり向いてない様です。なお、標準モードではブラシが何度も止まり、吸えないに等しい感じでした。
今度はティッシュペーパーを丸めたものを吸ってみました。、、、ブラシに引っかかり全モードで吸えずです。因みに普通のコード式掃除機(吸込み仕事率500W)に取り付けて使ってみたら余裕で吸えたので、やはりタービンヘッドだと吸引力の差は顕著ですね。ブラシの回転力、勢いが全然違います。
広げたティッシュペーパーを吸ってみても結果は同じでブラシに詰まり、全モードで吸えず。コード式掃除機では吸えました。
絨毯で使ってみた
今度は使用環境を変えて、絨毯で使ってみます。絨毯で使ってみると、吸えなくはないですが、吸引力で絨毯の毛まで持ち上げられブラシに接触、何度もブラシが止まりそうになりました。絨毯での使用は向いてないですね。これはコード式掃除機でも同じでした。
モーターの力でパワフル駆動するモーターヘッドと異なり、タービンヘッドは風車のように吸引力でブラシを回す仕様なので、絨毯や布団、毛の長いラグマット、凸凹な面での使用はブラシが物理的接触をしてしまうので難しいと思います。
使えるところ | 向いてないところ |
---|---|
フローリング | 毛の長い絨毯 |
クッションフロア | 毛の長いラグマット |
畳 | 布団や座布団 |
起毛が短く固い絨毯 | ソファー |
サイクロンアタッチメント併用
興味本位でサイクロンアタッチメントを取りつけて使用してみました。平らな床且つ、軽くて小さいゴミだと問題なく吸うことが出来ました!ブラシとダストカップ内のゴミが回っているのを見ると目が回りそうなのが欠点です(笑)
まとめ
マキタの充電式クリーナーCL107FDにスマイルのエアータービンワイパーヘッドSE7700は取り付けて使用可能ですが、使用環境は制限されます。フローリンや畳、クッションフロアでの使用、且つ、軽くて小さいゴミを吸う事しか出来ないと思った方がよいと思います。
マキタコードレスクリーナーCL107FD以外の機種で使えるかどうかに関しては、吸込み仕事率から考察すると、14.4V機種のCL142FD、CL141FD、CL140FD、18V機種のCL182FD、CL181FD、CL180FDでしたらタービンヘッドを取り付けてもストレス無く使用できると思います。
それ以外の機種だとおそらくまともにタービンヘッドブラシが回らず煩わしさを感じると思います。※あくまでも個人の感想ですので参考程度にお考えください。
ちなみにコードレスクリーナーではなく、普通のAC100Vコード式のパワフルな掃除機でしたらタービンブラシが凄い勢いで回りますので、よほど吸引力が弱い機種ではない限り、使い物にならないといったことにはならないと思います。このタービンヘッドは本来はコード式用だと思いますし。
以上汎用タービンヘッドをマキタCL107FDに取り付けてみてのレビューでした!これから同商品を購入予定の方の参考になれば幸いです。
動画
マキタCL107FDにタービンヘッドを取り付けてみたの動画バーションです。ヘッドの可動域などもご覧になれます。
こちらはタービンヘッドをコード式の掃除機に取り付けたときの様子です。こちらの動画も参考にしてみてください。
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