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レンジフード 分解掃除 シロッコファンの油汚れを簡単に除去する裏技

2015年製のパナソニックのレンジフード(S43AHZ3M)を約半年振りに分解、掃除してみましたので、分解方法や手順、シロッコファンの油汚れを簡単に落す裏技などをご紹介したいと思います!

目次

分解

最初に言っておくと、パナソニックのレンジフード(換気扇)の分解は簡単ですので、ご安心を!まずはレンジフードの電源を切り、分電盤のブレーカーも切ります。

整流板の前側左右にあるロック2箇所を押して解除し、整流板を開けます。

整流板が開いても、フックで引っかかっているので落下の心配は要りません。

整流板を持ち上げ、後部のフックを外します。

整流板が外れると、こんな感じですね。

フィルターのつまみを下に下げ、フィルターのロックを外します。

フィルターを手前に引き、フィルターを外します。

フィルターが外れたら、リング状の部品「オリフィス」を取り外します。

ロックつまみを反時計回りに回して解除してやると、オリフィスを外す事が出来ます。

シロッコファンを片手で押さえ、真ん中のネジを時計回りに回して緩めます。ここのネジは逆ネジですので、通常のネジとは逆方向となりますので注意が必要です。

ネジが外れると、シロッコファンが外れますので、ファンを押さえながらネジを取り外します。

オイルキャッチを取り外します。右側を手前に引いたあと、右にずらすと簡単に外せます。

分解作業は以上となります!意外と簡単ですよね!

因みにお気づきかもしれませんが、上記分解手順の画像は清掃後に撮り直したものなので、パーツが全て綺麗です。汚れたパーツはこれから登場します。

フード本体の洗浄

分解が終えたので洗浄作業に移ります。まずはフード本体周りをお掃除していきます。通常、キッチン周りの油汚れ落し専用洗剤スプレーを使うのが定番かと思いますが、私の場合、パーツクリーナーを使いました。パーツクリーナーは殆どのホームセンターで入手可能で値段は200~300円程度。

パーツクリーナーとは主にバイクやクルマの分解整備時のパーツ油分掃除に使うケミカル用品です。パーツクリーナーは安価で油汚れの洗浄性に非常に優れ、速乾性ですので色々と使えるアイテムです。但し石油系溶剤ですので火気厳禁です。

使い方は簡単で、パーツクリーナーをウエス等にたっぷりスプレーし、油汚れを拭き取るだけです。汚れが落ち難いときは作業を繰り返します。

流石に分厚く数ミリ堆積した油汚れは厳しいかもしれませんが、この程度の油汚れならパーツクリーナーで除去可能ですね。

たっぷりスプレーして拭き拭きを繰り返していくと、、、

こんな風に、割と簡単に油汚れは落とせますね♪

フード側面も多少油分が付いていたのでパーツクリーナーで拭きました。

フード上部も意外と油汚れが付いていたので、こちらもパーツクリーナーを使いました!

こんな感じでフード本体周りはパーツクリーナーのみでピカピカにすることが出来ました!汚れの程度にもよりますが、1本持っていると便利なアイテムですよ!

パーツ洗浄

続いて、シロッコファン以外のパーツを洗浄していきます。

約半年前に洗浄しているので、幸いにもこびり付く程の汚れはなく、ギトギト汚れ程度ですね。

整流板、フィルター、オリフィス、ネジ、オイルキャッチは漬け置き洗いではなく、お湯と中性洗剤とブラシを使っただけで容易に綺麗にすることが出来ました。

定期的にレンジフードを掃除していると、毎度の掃除が楽になるので欠かさないように習慣付けたいところです。

シロッコファンの掃除

ついに来ました今回一番の難関ポイント、シロッコファン洗浄。他のパーツと違って形状も複雑で、油汚れがファンにこびり付いています。

今回の汚れ具合は重症とまではいきませんが、食器用洗剤をかけてブラシで擦っても油汚れが伸びるだけの結果となってしまうことが多いです。

ネット上の情報でシロッコファン洗浄で定番となっているのは以下のとおりです。

  • 重曹での漬け置き洗い
  • セスキ炭酸ソーダでの洗浄
  • 水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)での洗浄
  • へらや硬質ブラシなどで地道に油汚れをそぎ落とす
  • フィンクリーナーで地道に汚れを落す

多くはアルカリ性の液性を利用して油汚れを落す方法ですが、漬け置きする必要があったり、へらでそぎ落とすとなると労力や時間を費やします。

そんななか、今回は全く別のものを使ってシロッコファンを洗浄することにしました!それがこちら!灯油です!「油をもって油を制す(油を溶かす)」という方法です。パーツクリーナー同様、クルマやバイク、機械全般の部品洗浄などで灯油を使う方も多いと思います。※軽油でもOKですが、ガソリンは超危険ですので絶対に代用してはいけません。

漬け置き不要!超時短!ファンの隙間に入り込んだ油汚れもブラシでサッと擦っただけで簡単に落す事が出来ます!いままで様々な強力洗剤を使って苦戦していたのがあほらしく思えるほど簡単に油汚れが落せますね!

ファンの隅に付着した油汚れも歯ブラシでサッと擦れば直ぐに落せます。灯油は油汚れを溶かすので、力は不要です。

ブラシでの洗浄が終わったらしっかり全体をすすぎます。

パーツクリーナーでシロッコファンに付着した灯油分を洗浄します。

ウエスでパーツクリーナーを拭き取り、シロッコファン洗浄は完了!やばいくらい綺麗だと思いませんか!?まるで新品ファンですよ♪

隅々までピカピカです。恐らく洗剤洗いだけではここまで綺麗に掃除する事は難しいのではないでしょうか。

但し、灯油洗浄にも欠点があります。それは廃油の処理です。今回は知り合いのクルマ屋さんに廃油を処分、引き取ってもらいましたが、噂では布や紙に染みこませて家庭ごみとして捨てられないという情報があります。エンジンオイル処理パックに染み込ませればOKとの情報もありますが、真相は不明です。

灯油の処分詳細はお住まいの行政に確認しないと不明ですが、廃油を処分できる環境が無いと、シロッコファンの灯油洗浄は難しいかもしれませんね。簡単に処分できるのなら良い方法なんですけどね。

組み込み

フード周り、各パーツ洗浄が終わったので、組み込んでいきます。基本的に組み込みは分解の逆手順となります。

オイルキャッチを左の溝に入れ、右側を押し込んで取り付けます。

シロッコファンを軸にしっかりはめ込み、ネジを反時計回りに周り回して締めこみます。

オリフィスの足を二箇所の溝に合わせてセットし、ロックボタンを時計回りに回して取り付けます。

フィルターを奥の溝に合わせて入れ、上に押し込んで取り付けます。

整流板をフックに引っ掛けます。

整流板を持ち上げ、左右のロックにはめて組み込み作業は完了となります。

まとめ

レンジフードの洗浄方法は、レンジフードの型式、汚れ具合によって違ってきます。今回紹介した洗浄方法は、数ある方法の中の一つに過ぎません。

すべての換気扇掃除に適しているわけではございませんので、その点はご注意下さい!というわけで今回はレンジフードの洗浄方法をご紹介いたしました!

大掃除などでレンジフード(換気扇)を掃除するときの何らかのヒントになれば幸いです。

動画

こちらはレンジフード掃除したときの動画版です。こちらも参考にしてみて下さい。

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